100円ショップで小型の白色LED(発光ダイオード)ライトが手軽に購入できます。
多くは「鍵穴を照らすために…」ということでキーホルダー型になっているようです。
店頭には数種類のライトが並んでいて、どれを買ったら良いのか迷うこともありますよね。
だいたいは形や大きさやデザインで自分の用途に合わせて選択すれば良いのですが、一見同じように見えるこれら100円のライトには
明るさや
寿命といった
性能に差はあるのでしょうか?
また100円ライトは「
電池が切れたら替え電池を買うより、新しいライトを買ったほうが電池も付いていて良い!」とよく言われます。
本当でしょうか?
買った時に最初に入っている
テスト用電池と、新品で売られている
正規の電池との性能差はどのくらいあるのでしょう?
今回は100円白色LEDライトにスポットライトを当て、それぞれの性能を比較してみたいと思います。
そしてそれだけでは終らないのが「
気の迷い」です。
100円ライトの状態では最初から入っているテスト用電池の性能や劣化によって、使用されている白色LEDの性能がフルに発揮されていないことも考えられます。
各ライトが製品状態でどのくらいの電圧を白色LEDに印加しているのか、電流値は?
普通ならまず気にすることはない100円ライトの内部に迫ります!
更には使用されているLEDの単体での性能調査と、市販されている高価なメーカー製白色LEDとの比較も行い、「
使い終わった100円白色LEDライトを部品取り用にするにはどのライトが最適!?」というまさに
貧乏極まりない比較実験まで行ってみたいと思います。
秋葉原や日本橋に行く交通費や、地方から通販で入手する為の送料を考えれば、もし100円ショップでそれなりの性能の白色LEDを買えるのなら緊急避難的には活用できるのではないでしょうか?(・・・多分)
それでは、今回も盛りだくさんの実験・検証をご覧下さい。
■ 今回のラインナップ
■ 基本照射パターン
■ 連続点灯試験
■ テスト電池/新品電池比較試験
■ LED単体試験
店頭商品について
本記事を掲載しましたのは2006年9月です。
既に時間が経っていますので、商品によっては廃品種などで販売終了しているものもあります。100円ショップ商品は品物の入れ替わりが早いものである事はご了承ください。
またスポット入荷で店頭に並ぶ時期と売り切れている時期がある商品もありますので、販売中・品切れ状態は実際に各ショップでお確かめください。
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今回比較するライトは次の通りです。
2006/9現在で100円ショップで入手できる品のうち、近所で購入できた8機種を比べます。
※ 他にも色々と販売されていますが、全ての機種を購入して比較できないことをご容赦ください。
※ 各製品で、LEDの色が違うもの(赤・青・緑など)がありますので、購入時にはじゅうぶんご注意ください。
それでは、各ライトの実際の照射光の様子を見てみましょう。
写真はライト先端から水平20センチ先までの光束(放射角)の様子と、25cm先の壁面での照射パターンです。
背景のグリッドは実線が10cm間隔、破線は半分の5cmです。

照度計(ルクスメーター)を持っていないのでこのような簡易照度計を自作し、この照度計の出力電圧(0〜3000mV)を仮のLv(light-voltage)という単位で測定します。(出力はノンリニアですが、数値同士が近い場合はかなりリニアに近くなるようにしています)
本当は正確な照度計でルクス値を計れれば良いのですが、今回は比較するだけですのでこちらの仮の照度計でもじゅうぶんです。
照度は光源からの距離25センチメートルと1メートルのそれぞれで測定し、25センチメートル点では光の広がり/収束が比較できるよう中心点・中心から5センチ・中心から10センチの各点の明るさを測定します。
点灯時のこの照射パターン測定・写真は「
購入時に入っていたテスト電池」で点灯したものです。
テスト電池の性能による明るさの違い、また購入までのテスト電池の自然消耗の度合いにより同一製品でも明るさが違う可能性があります。
しかし本試験では『
一消費者が、無作為にショップで普通に購入した状態での製品性能の比較』として買ってそのままの状態で試験を行います。
100円ショップでライトを買って直後に新品電池に入れ替えて使う人は稀だと思います。
あわせて、点灯時のデータとして点灯中のLEDに印加されている電圧、流れている電流も測定して掲載しています。
(但し測定は照度測定の後に各ライトを分解してLEDと使用電池に計測器を接続して行っています。)
※ 後に各ライトのLEDのみで標準電流を流しての
LED単体の試験を行いますので、使用部品の性能比較はそちらをご覧下さい。

基本照射パターン

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ライト写真 |
20cm先・放射 |
25cm先・円 |
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照度測定(25cm)
中心: 1845 Lv
5cm: 1083 Lv
10cm: 180 Lv
照度測定(1m)
中心: 302 Lv
駆動状態
電圧: 3.2V
電流: 50mA
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100円ショップの白色LEDライトが出始めて比較的すぐに発売され、息の長い商品です。
光はやや暗く中心部と周辺の境が無くボ〜っとした感じです、色も純白ではありません。
暗いのは初期の白色LEDを使用しているからでしょう。
このLEDは通電中は急激に電圧が下がってゆき、明るさも低下します。数値は通電開始から約10秒後の測定値です。(最初は70〜80mAも流れています)
後の単体試験で判明するのですが、実は・・・
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ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」 |
★★★ |
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照度測定(25cm)
中心: 2242 Lv
5cm: 1084 Lv
10cm: 396 Lv
照度測定(1m)
中心: 559 Lv
駆動状態
電圧: 3.92V
電流: 55mA
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ダイソーで最近売られている新作(?)で、上の従来品に比べると格段に明るく白いLEDになっています。
写真ではわかり辛いですが、光の中心はやや青みがかっていて、周辺部は白くなっています。
点灯中は半透明のボディがかなり明るく光ります。それとLEDの先端部を隠してしまわないデザインなので、前だけでなく周囲もかなり明るく照らすことができます。
本体のプラスチック部はかなりぶ厚く頑丈そうです。
* 06/10/19購入ぶんではLEDが全く変わり、強力ですがかなり青色の光の物になっています。
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照度測定(25cm)
中心: 2412 Lv
5cm: 1358 Lv
10cm: 465 Lv
照度測定(1m)
中心: 667 Lv
駆動状態
電圧: 3.75V
電流: 45mA
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今回比較した中では最も明るく感じます。(数値も最大)
光の色はわずかに青みがかった白で、明るさのおかげでほぼ白色に見えます。
中心部と周辺の明るさの境がゆるやかで、比較的広い範囲で明るく照らすことができます。
こちらもLEDが飛び出ていますので、前だけでなく周囲まで光が出て暗闇でもまわりがよく見えるので安心感があります。
残念なことに本体の作りは今回比較したライトの中では最も安っぽく見えます。
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照度測定(25cm)
中心: 1647 Lv
5cm: 406 Lv
10cm: 187 Lv
照度測定(1m)
中心: 223 Lv
駆動状態
電圧: 4.6V
電流: 27mA
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光の色はほぼ白色なのですが、少し暗くてボ〜っと照らす程度です。
中心部のみかろうじて明るくなりますが青みが強くなります。周囲の暗さとあいまってかなり暗い印象です。
しかし数値的にはVfが4.6Vにもなっている???
なのに27mAしか流れていない???
もしかしたら高電圧タイプLED?
擬似的に見て内部抵抗が高いので、電池の消耗が少ない長寿命が期待できる?
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照度測定(25cm)
中心: 2145 Lv
5cm: 1456 Lv
10cm: 315 Lv
照度測定(1m)
中心: 443 Lv
駆動状態
電圧: 3.9V
電流: 28mA
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数値上はそこそこ良い結果が出ているのですが、目で見た感じはそれほど明るくありません。
光の中心から少しズレた所が青かったり(写真では右方向)、反対方向にズレた所が黄色がかっていたりと、使用されているLEDの品質に多少の問題があります。
LEDは本体に埋まっているので、前方向しか照らしません。夜行バスや映画館の中などまわりに光が漏れると迷惑な場所で使うには良いかもしれません。
上と同じ会社の製品で、3.9V時で28mAしか流れていないということは、高電圧タイプLED?
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照度測定(25cm)
中心: 2061 Lv
5cm: 1356 Lv
10cm: 120 Lv
照度測定(1m)
中心: 354 Lv
駆動状態
電圧: 3.4V
電流: 43mA
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明るさだけで言えば今回比較する機種の中では上のほうのランクに入ります。境目のゆるやかな周辺部まで明るいLEDを使用しています。
但し光の色は純白ではなくかなり青っぽいです。
尚、店頭で試したところ10本中1〜2本はほぼ白色のLED(但し少し暗い?)が入っており、1本くらいは灯かない(電池切れ?)不良品でした。製品の信頼性にかなりバラつきがあります。
今回の試験用に買った一本は店頭では問題が無く、家で点灯させたら5秒で全く灯かなくなりました(ぼ〜と暗くなってゆくのでは無く、突然死にました)、中を開けてみたら電池が液漏れを起こして周辺で結晶化していました。(製造からどれだけ経ってるの?)
それでは電池が死んだだけかと思って別に用意していた新品電池を入れてみても全く点灯しません。ぼ〜っと暗くなったのでは無いところをみると、スイッチ部の接点かLEDが死んだようです。
そしてそれとは別にもう一本買ってあったものは、こちらの写真のようにLEDが不良品で、ほとんど黄色蛍光体が塗られていないのか光を変換しないのか、ムラの激しい紫色の気持ちの悪い光を発しています。(目に悪そうですね)
ここまで不良品率の高い商品は見たことがありません。
このライトを買う時は必ずレシートをもらって、購入直後にテスト点灯をして不良だったらすぐに交換してもらえるよう注意しましよう。(たかが105円と泣き寝入りはしない)
※ よく似た形で他社製品もありますので、商品名やパッケージを確認して混同しないようご注意ください
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照度測定(25cm)
中心: 1955 Lv
5cm: 1265 Lv
10cm: 276 Lv
照度測定(1m)
中心: 361 Lv
駆動状態
電圧: 3.4V
電流: 18mA
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光の色はかなり純白に近い少し青白い色です。
一応リフレクタの付いた懐中電灯タイプなので、前面に対する照射に期待が持てる商品ですが・・・同社の上の製品とほとんど照射パターンに違いはありませんでした。
左側の写真でわかるように、リフレクタで反射した光は中心に向かって収束するのではなく、なぜか両サイド方向に進んでいます。従来の懐中電灯を流用しただけで、特にLED用に調整しているものでは無いのがよくわかります。
持った感じの安定感があるのは良いと思います。
本体が少し大きいので、キーホルダーに付けて鍵と一緒に持ち歩くにはちょっと無理があるかもしれません。
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照度測定(25cm)
中心: 2565 Lv
5cm: 561 Lv
10cm: 132 Lv
照度測定(1m)
中心: 1017 Lv
駆動状態
電圧: 3.1V
電流: 17mA
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光の色はほぼ白色で好感触です。前面レンズで集光してかなり明るいスポット光になっています。
中心は非常に明るいのですが、周辺にはは光がほとんど出ていないので全体としてかなり暗く感じます。
プラスチック加工技術の問題なのか、組み立て精度(軸あわせ)の問題なのか、スポットが真円ではなく楕円になっているのが気になります。(まぁ中国製ですし…)
単3乾電池2本での点灯ですので、電圧は約3V強以上はかかりません。(オキシライド電池を使うのが良いかも)
この状態で20mAを割っていますので、ごく普通の3.2〜3.6Vタイプのようです。
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明るい順に並べてみましょう。

ライト基本点灯試験/明るい順

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ライト名
| 距離 25cm
| 距離 1m
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中心
| 5cm
| 10cm
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2565 Lv |
561 Lv |
132 Lv |
1017 Lv |
白色LEDキーライト |
2412 Lv |
1358 Lv |
465 Lv |
667 Lv |
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」 |
2242 Lv |
1084 Lv |
396 Lv |
559 Lv |
メカライトLED |
2145 Lv |
1456 Lv |
315 Lv |
443 Lv |
スーパー白ピカ |
2061 Lv |
1356 Lv |
120 Lv |
354 Lv |
ハンディータイプ白ピカ |
1955 Lv |
1265 Lv |
276 Lv |
361 Lv |
LED キーホルダーライト |
1845 Lv |
1083 Lv |
180 Lv |
302 Lv |
フラッシュLEDライト |
1647 Lv |
406 Lv |
187 Lv |
223 Lv |
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トツプの『
LEDハンドライト』はレンズで中央に集光していてまわりが暗いので、好みにより意見が分かれるところでしょう。
非レンズ使用では『
白色LEDキーライト』の明るさが一番です。
『
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」』や『
フラッシュLEDライト』はかなり中央部に光が集まっているのが数値ではよくわかります。
余談ですが、100円ライトの中には
米国L.R.I.社の「
Photon Micro-Light(R) II」のデザインと似たものが多いですね。電池等のサイズ・配置からどうしても似てしまうのでしょうか。(中にはほとんどコピーしたようなものまで。どれとは言いませんが…)
本家が堅牢なボディで有名メーカー製LED、販売価格が3600円くらい、それに対して100円製品は安っぽいプラスチックに正体不明のLEDとお金の掛け方は違いますが、『
警察、NASAのスペースシャトルの乗組員、秘密情報機関の人員』(Photon2の説明ページより)のようなヘビーな使い方をしない限りは日常では100円商品でじゅうぶんというのはなんとも・・・。(多分連続点灯時間もほとんど変わりません)

さて上の明るさの試験はまだ購入して間もない、電池(同梱のテスト用電池)が新品で元気な時の状態での明るさ試験です。
あの明るさがずっと維持されるのであればそれは素晴らしいのですが、このような電池から直接エネルギーを供給するタイプのライトは電池の消耗と共に明るさが徐々に落ちてきます。(DC-DCコンバータ内蔵ライトだと落ちないのですが)
各ライトの押しボタンを固定してずっと点灯させても良いのですが、後に電池の比較も行いますので点灯中の明るさ・電池電圧(LEDにかかる電圧)・消費電流も同時に記録できるよう右のような試験台を作成し、各ライトのLEDと電池を試験台に乗せた状態でテストします。
買った当初は明るくてもすぐに暗くなってしまう
高輝度短命なライトと、最初は特に明るくは無いけれどもその明るさが長時間持続する
長寿命型のライト、そういう性格が違うライトがあった場合それぞれの特色にあわせた使い方をしてやればより有効に使えますし、逆の使い方をすればそれは使い物にならないライトで終ってしまうかもしれません。
尚、本来「キーホルダーライト」は鍵穴を探す時に数十秒点灯させてあとは長時間休ませるような使用を目的としています。休ませることで電池の起電力が回復してより長期間の使用ができます。
基本的には
何時間も連続して点灯する用途には向いていないと思えます。
従って今回テストする連続点灯がそのままそのライトの長期間(数ヶ月以上)使用の使用期間のめやすになるかといえばそうでないかもしれませんが、各ライトに入っている
テスト用電池の使用可能時間を知ることで100円で購入したライトの100円時点でのポテンシャルを知る指針が得られるものと考えます。
またキーホルダー型とはいえ、
キャンプや夜道を歩く際など数十秒以上の連続点灯で使用する場合もじゅうぶんに考えられますので、この連続点灯試験でだいたい何時間実用的に使えるのかを知るのも
各ライト購入のめやすになると思います。
連続放電比較実験の
12時間までのグラフです。
※ LEDと測定器の距離10cm
▼グラフをクリックすると拡大表示
人間の目で見て
"実用的"な明るさは1500Lv程度までだと思います。
電池に
CR2016を使用したライトでは
約8〜10時間の連続使用が可能のようです。
※ あくまで最初に入っているテスト用電池使用です
『
白色LEDキーライト』が「
連続約7時間」と書いているのはだいたいこの実用レベルまでの使用時間のようです。『
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」』の「
連続30時間」というのは、一応LEDは点灯しているが「照らす」という意味ではどうかと思うレベルまでの時間のようです。いや、確かに鍵穴まで数センチに近づければ見えますけどね(月明かりのほうが明るかった…)。点灯時間の表記について国際基準とか業界基準とかで決まっていないからなのでしょうが書いたもん勝ちって感じ。ううむ・・・
電池が
LR41のタイプは、
初期電圧ではLEDを点灯させる電流では負荷が大きすぎて、わずか数分で電池の1つ(いちばん弱いもの)が死んでしまいます。その後電池3個の電圧で点灯を続けるのですが、こんどは電圧不足で非常に暗い状態になります。電池が
LR41では
数十秒点灯限定で、連続点灯はできません!
これが「テスト用電池」だから簡単に電池が死ぬのか(そんな品質?)、メーカー製市販品のLR41でも同じなのかは実験していませんが、とにかくこのタイプは買ってそのまま使うなら連続点灯は厳禁です。

連続点灯実験

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ライト写真 |
連続点灯実験結果 |
LED キーホルダーライト |
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暗いし、連続点灯時間もいまいちです。(テスト電池は新品なんですけど…)
古い設計の機種(古いLED?)だということで・・・
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ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」 |
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出だしも明るく、最後のほうまで安定した明るさが得られました。スライドロックスイッチ式機種ですので、連続点灯でも実力を発揮できる設計のようです。さすが新型!
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白色LEDキーライト |
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前半の明るさでは群を抜いてトップです。
約6時間経過で急に暗くなり他のライトに負けてしまうのは残念です。しかし6時間この明るさはスゴイ!
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フラッシュLEDライト |
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あまり明るくないまま、長期間点いているという感じですね。可もなく不可もなく・・・。時々LEDの挙動がおかしくなります。(別に実験して更に惨い結果が…)
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メカライトLED |
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トップクラス(二番手組)の明るさを長く維持していますが、後半にスタミナ切れを起こして暗くなっています。
ロック機構が無いので連続点灯は難しいですが…
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スーパー白ピカ |
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電池がLR41ですので数十秒点灯限定で、連続点灯はできません!
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ハンディータイプ白ピカ |
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電池がLR41ですので数十秒点灯限定で、連続点灯はできません!回転ロックスイッチ式なので間違ってオンにしっぱなしにすると数分で電池が一本死にます。
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LEDハンドライト |
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電池が別売の状態で売られているため、テストはしませんでした。
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電池が
CR2016タイプだとだいたい同じような寿命だとわかりました。
8〜10時間は実用的な明るさが維持できるようですが、このようなキーホルダー型のライトを8〜10時間(ひと晩中)点灯しっぱなしにする用途というのはほとんど無いでしょう。
本来の使用方法である「鍵穴を探す為に点灯する」ような用途では、一日に1回20秒程度の点灯だと仮定すると、
単純計算で連続点灯時間(平均9時間 = 32400秒)を割れば
1620回、4年5ヶ月は使えます!(笑)
4年スパンで考えると、実際は1回20秒の使用では連続使用と違って電池がほとんど減らずにもっと使用可能時間が延びるのと、4年も経てば経年劣化で電池の性能が落ちてしまうのと、それぞれプラス面とマイナス面の力がどう作用してどちらが勝つのか・・・あまりにビミョーすぎて
全くわかりません。
4年で使い切る前にどこかでなくしてしまう確率のほうが高そうです。
【お買い得商品は?】

明るさで選ぶなら『
白色LEDキーライト』です。
連続6時間の後は少し暗くなりますが、この明るさが6時間使えればかなりのものです。プッシュ&ロックの2-WAYスイッチも便利です。

平均的に高光量タイプなら『
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」』です。(スライドロックスイッチ式)
使用開始から終了まで安定した明るさが得られます。

少しづつしか使わないなら『
メカライトLED』も明るくて良いです。
平たくて大きいので、子供に持たせる鍵に付けてライトの裏面に名前や緊急連絡先電話番号を書いておくとかにも使えそうです。
* 今回の実験用に複数購入したこれらのライトのうち、各機種でそれぞれ1つ位は
10〜30秒ほどでLEDが切れました。
初期のオーバードライブの過電流でLEDがダメになる物が有るようです。
購入後すぐにテストをして、LEDが切れるようなら返品交換してもらいましょう。
「
100円ライトは電池が切れたら替え電池を買うより、新しいライトを買ったほうが電池も付いていて良い!」とよく言われます。
本当でしょうか?
買った時に最初に入っている
テスト用電池と、新品で売られている
正規の電池との性能差はどのくらいあるのでしょう?
「テスト電池ですので…」と寿命が短いことを注意書きに記している製品もあるように、「
テスト電池」は市販の電池より性能が劣る電池のようです。
まぁ動作試験の為に動かせられればいいや、的な電池であることは名前からも想像できますが、果たしてその実力は?

この実験では連続使用実験で最も安定していた『
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」』を使用し、同梱のテスト電池での連続点灯実験結果と、市販の電池での実験結果を比べることにします。
比較する電池はつぎの2つです。

100円ショップで一個100円(税込105円)で売られている
maxell製CR2016電池です。2個(210円)で購入しましたので、ライト2個ぶんのねだんになります。
[使用推奨期限 2011年 1月]

100円ショップで2個入りで100円(税込105円)で売られているお買い得な
三菱製CR2016電池です。
ライト一個と同じねだんです。
[使用推奨期限 2011年 5月]
電池比較実験の
24時間までのグラフです。(横軸は連続実験12時間の倍です)
※ LEDと測定器の距離10cm
▼グラフをクリックすると拡大表示
一個100円の
maxellの電池は明るさ、寿命共に
テスト電池より明らかに良い結果が見て取れます。これがテスト電池と市販電池の力の差ということでしょうか。
二個100円の
三菱の電池は使用開始時点で
テスト電池より暗いという予想外の展開です。途中からは逆転して結果的には
テスト電池より長持ちしていますが、前半で明るさが出ないのはライトで使うには致命的です。
やはり二個100円という値段設定ができるには"それなりのワケ"があったようです。
それでは一個100円の
maxellの電池は値段がライト一個ぶん(
テスト電池入り)の2倍だから寿命が2倍長いかといえばそう単純ではなく、実用レベルの1500Lvを切るまでの時間では約1.4倍程度の時間差です。
時間は1.4倍ですが明るさはかなり明るいと感じるレベルを長時間維持していますので、
感覚的には約2倍程度のパワーは実感できると思います。
「電池が切れたら替え電池を買うか、新品ライトを買うか?」
一日にわずか数十秒程度しか使わずに、数年は使い続ける人なら100円(105円)で新しいライトを買ったほうが良いでしょう。テスト電池でもさほど支障はありません。
数年も使えば本体もかなりキズが付いたりして痛んでいるでしょうし、新品を買うという行為自体が気持ち良いので精神的にもリフレッシュできます。
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100円ライトを数分以上連続点灯する必要がある人は、「なにかをしっかり照らし続ける必要がある」のだと思いますので、たとえ電池が2本で200円(210円)したとしても、しっかりパワーの取れる新品電池に入れ替えたほうが、明るさなどに高性能を発揮する超寿命・ハイパワーライトとして使用できます。
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使い方によって買い替え時の選択は違ってくるということですね。
100円ショップではなく、通常の電気店や量販店で売っている一個200円以上はする「通常の市販品」電池は・・・多分一個100円の電池との値段差ほど劇的な性能アップは望めないと思います。
各ライトからLED(発光ダイオード)を取り出して、個々の性能を調べてみましょう。
どれも直径5mmの「砲弾型」と呼ばれる透明モールドタイプのLEDです。
透明な樹脂で封入(モールド)したケースのほぼ中央に半導体素子が入っていて点光源として発光します。モールドの前面(写真では上のほう)はレンズ状になっていて、それぞれ「照射角」という角度に集光して一方向に光を放つようになっています。それ以外にも横方向や後ろにもかなりの光が漏れますので前方以外の周囲も照らすことができます。
LEDを点灯させるには電源に直接繋ぐのではなく、制限抵抗という抵抗器を直列に接続して素子に適切な電圧と電流が加わるように設計します。
しかし100円ライトの状態では、電流制限抵抗も何もつけずに直接CR2016×2個またはLR41×4個の電池に接続されています。
そのままでは約6Vという規格から大きくかけ離れた高い電圧が素子に直接かかるのですが、これらのボタン型電池は大きな電流を流す能力は無く、見かけ上の内部抵抗が高いために大電流を流そうとするとたちまち電圧が下がってしまいます。
従って、上の各ライトの点灯実験で計ったように約3〜4V程度の各素子に対して適正な電圧範囲を印加することができていたのです。(一部適正値を超えているようなものも・・・)
白色LEDには適正なドライブ電流(20mA)を流す際に素子のアノード(+)〜カソード(-)間に印加する適正電圧が定められています。各素子の順方向電圧(Vf)という値であらわされます。
ある程度までの範囲ではLEDは端子間電圧を適正電圧に保とうとする働きがありますが、それでも適正電圧以上の電圧をかければ電流値が増加してより明るく光りますが、同時に過大電流による半導体素子の発熱が原因の寿命の短縮にもつながり、適正電圧・電流以上での点灯は良くありません。
抵抗値は?
LED(発光ダイオード)に正しく電流を流す為の「抵抗値計算機」を100円自転車ライトの白色LED化ページに掲載しています。
電源電圧・LEDの順方向電圧、流したい電流を入力すれば抵抗値を計算して表示します。
|
寿命を縮めることを承知でわざと大きな電圧・電流値でLEDを点灯させることを「
オーバードライブ」と言いますが、100円ライトの中には購入当初の電池が元気な間は結構オーバードライブ状態になっているものがありますね。
今回の製品のような「
鍵穴を探す時だけ灯けるキーライト」という用途に限定すれば、1回の点灯は10〜20秒くらいで、一日に1回か2回程度しか使わないのであれば、ごく短時間のオーバードライブではLEDが急激に損傷することは無いのでそれほど気にすることはありません。
連続点灯させる場合もオーバードライブできるほどの電圧をコイン型電池が維持できるのは短時間なのでそれほど心配は無いと思いますが、少しはLED寿命が縮まるものと思えます。
上の100円ライトの明るさ試験では、そのようなオーバードライブ点灯のものと標準的な電圧・電流で点灯しているものをごっちゃにして比較しましたので実はLEDの評価としては不公平です。(あくまで製品状態での比較)
製品状態とは別に、使われている白色LEDの性能を比較するには正しく適正電圧・電流で点灯させて明るさなどを比べなければなりません。

そこで
LEDに適正な駆動電流20mAを自動的に流す装置を使用し、適正な電流・電圧状態で点灯している時の発光量(照度)を比べられるようにします。
今回使用するのは「
ワンダーキット」の『
LEDチェッカーキット』です。(共立電子、デジット等で販売(通販有)、完成品もあります)
FETの定電流機能を使用してトランジスタと組み合わせた回路で構成され、上のほうの白いソケットにLEDの足を差し込むと自動的に10mAの定電流でドライブします。
高輝度LEDや白色LEDのような20mAタイプを点灯される場合は下のブーストスイッチを押せば電流が20mAになります。
2個同時に定電流点灯させることができますので、2つのLEDの明るさ比較なども行えるスグレモノです。

そしてもう1つ、白色LEDの明るさを比較する際に、前方への照射光の明るさだけでは「照射角」が違えば対等に明るさを比較することはできません。
同じ光量を発光するLEDでも、照射角15度(前方に集光)の製品と60度(広く拡散)の製品では前方だけで明るさを測っては全く違う数値になりますよね。
そこで右の写真のような『
光拡散ゴムキャップ』を使用します。
このキャップを被せれば前面レンズは無効になり、全体が(ほぼ)均一な光を360度全方向に放つようになり、照射角の違う製品でもただの点発光の光源として光量を測定することができます。
もちろん、そのままライトの光源として使用する際を想定して、キャップを被せないでまっすぐ前方向の明るさもあわせて測定します。
下の一覧ではキャップを被せた状態を「平滑」、被せていない状態を「裸」と表記しています。
LED(発光ダイオード)単体での試験の結果はいかがでしたでしょうか?
ライト商品としてのテストの際にはあまり印象が良くなかったものが、LED単体では良い結果になったようで、実に興味深い結果となりました。
それでは、市販されている製造元・販売元が分っている白色LEDはどのくらいの明るさなのでしょうか?
100円ライトのLEDはだいたいどのくらいの市販LEDと同じ明るさなのでしょう。
日本橋電気街で買える白色LEDをいくつか購入して調べてみました。
100円ライトのLEDの明るさ(数値)と比べてみてください。
市販品だと価格が高いものほど明るいというとてもわかりやすい構図となっています。
単価は秋葉原やネット通販専門店のほうが安い場合もありますので、購入する際には色々と調べてみてください。
明るさの比較の結果を一覧表にまとめてみました。(明るい順)

LED単体性能試験/明るい順

|
ラ ン ク
| ライト/LED名
| LED単体10cm
| 参考:ライト 状態25cm
|
平滑
| 裸
|
A |
|
1984 Lv |
2868 Lv |
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LEDハンドライト |
1842 Lv |
2780 Lv |
2565 Lv |
B |
メカライトLED |
1643 Lv |
2720 Lv |
2145 Lv |
Linkman LA504W3CA2C02 | 210 円 |
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1620 Lv |
2738 Lv |
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RODAN RT5-U9387J-9129T | 160 円 |
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1582 Lv |
2755 Lv |
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1556 Lv |
2712 Lv |
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ハンディータイプ白ピカ |
1552 Lv |
2736 Lv |
1955 Lv |
白色LEDキーライト |
1545 Lv |
2716 Lv |
2412 Lv |
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」 |
1430 Lv |
2639 Lv |
2242 Lv |
スーパー白ピカ |
1383 Lv |
2656 Lv |
2061 Lv |
C |
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1132 Lv |
2524 Lv |
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フラッシュLEDライト |
1132 Lv |
2452 Lv |
1647 Lv |
LED キーホルダーライト |
1055 Lv |
2321 Lv |
1845 Lv |
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※ ライト状態(25cm)は定電流駆動点灯では無い為に参考です。
※ 価格は大阪日本橋店頭価格(一個単価)の参考例です。

『
LEDハンドライト』のLEDが、
日亜化学のNSPW500CSに迫る明るさなのは凄いですね。(色は日亜のより白いし…)
電池別売で、ライトを分解してもLEDしか流用できませんが、他のライトのようにCR2016やLR41のような普段あまり使わない電池を他に使流用する用途が無いのであれば、この『
LEDハンドライト』が白色LEDの部品取り用には最適という実験結果となりました。
常備灯用に買っておいて、もし急に白色LEDが必要になった時には分解して使うとかはいかが?
私の家の近所数キロでは、
100円ショップシルク(全国チェーン)でしか売っているのを見たことがありませんが、他の店でも有れば(LED取り出し用には)即買い!の商品です。
【ご注意】
100円ショップライト、また使用LED(発光ダイオード)単体には個々のバラつき(個体差)があり、全ての製品がここに記したとおりの性能である保証はありません。
製造ロットの違い、製品の改良・改変等により同一名称の製品でも使用部品が違う可能性もありますので、本記事は参考程度にお考えください。
[追加調査] (10/19 確認)
ダイソー「ザ安全ライト」のLEDが変わっている事を確認しました。部品が変わり
光は強いのですがかなり青くて照らされた物体は見た目には暗く感じます。
後日、測定データ等を掲載致します。
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初めまして、つまらない質問なんですが、丸七株式会社の白色LEDキーライトはどこの100円ショップで売っているのか教えていただけないでしょうか?当方、大阪、兵庫方面です!
msa2p 様
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お返事 |
「白色LEDキーライト」はシルクとオレンジで購入したものです。
どちらも大阪市内の店で購入しました。
ただ、このライトは最近は見ませんので、製造終了品の可能性があります。
お返事 2007/5/16
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お返事 |
昨日の夕方確認しましたが、シルク(天神橋商店街内)では店頭在庫ありでした。
オレンジ(宮原店)では赤色・青色はありましたが、白色を釣っている所だけ在庫0で空間が空いていました。
セリアでは、相変わらず赤色・青色はありましたが、白色の取り扱いは無いようです。
セリアぷららてんま店(JR天満駅前)は5月27日で閉店だそうです。
お返事 2007/5/17
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ダイソー「ザ安全ライト」のLED違いはこういう光でしょうか?【写真 (JPEG)】
先日私も買いましたが、点灯させてると青いというか青緑色でしかも暗くてかなりショックでした、
そこで以前まとめ買いしていた50本980円の公称21000mcdのLEDに交換したら白くそして明るくなったのでかなり満足です、【写真 (JPEG)】
LED交換の簡単なライトはかんたんに遊べていいですね。
カマダ 様
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お返事 |
色はそんな感じですね。
明るさは、人間の目で見ると青い色のせいか暗く見えますがLUXメーターで計ると照度は高いというなんとも・・・な感じのLEDです。
100均他社では3LEDライト等がどんどん出ているのにダイソーではあれ以降新型が出ないので、次のダイソーLEDライトに期待しているのですが。
お返事 2007/2/28
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投稿 |
ダイソーの同じライトを買い足してきましたが今度は中心部が青くその周りに黄色い縁取りが出来るまるで日亜のような配色でした。
近距離での円の大きさを比較すると集光の角度も15度くらいな感じです。
流石100円ショップは個体差が激しいです。
カマダ 様
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お返事 |
ザ・安全ライト「LEDライト ホルダー付」は発売された初期からかなり買いました。
初期ロットと思われる発売開始頃の商品はどれも品質(LED)が均一でかなり良いものが使われていました。10個以上買いましたがどれも良いものでした。
昨年10月に確認した後期ロット以降、LEDがばらばらで品質が悪くなったような感じです。
お返事 2007/3/2
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素晴らしい研究論文です…パチパチパチ
ここの4番以降には、たまたまLEMONで購入した「白色LEDキーライト」(および同メーカーの青)から取り出したLEDを多く使用しました。
本日見付けた貴論文によると、同製品は輝度・色・照射角等にすぐれていることがわかり、使ってよかったと安心しました。
問題は、コイン電池とケースが大量に余ってしまったことです(笑)。
なお、ヒカリモノ教室 のページ最後の「LED入手方法」では、まことに勝手ながら貴論文にリンクさせて戴きました。
軽兵衛@軽トラック研究会 様
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お返事 |
軽兵衛様、リンクして頂きありがとうございます。
それにしても‥‥総LED化の軽トラックとは、恐れ入りました。
車の灯火を改造する際に重要な道路運送車両の保安基準についても詳しく書かれていて、真剣に改造されているお姿が非常に素晴らしいです。
車のLED化改造は興味を持たれている方も多いジャンルですので、軽兵衛様のページを見られて勉強され、法的にもクリアなLED化改造をされる方が増えるといいですね。
余ったコイン電池は、自動点滅LEDと組み合わせて簡易防犯装置(っぽく見えるランプ)を作られてはいかがでしょう?
カー用品店でも売っていますがそれなりのお値段ですので、余った電池で格安に作ると良いかもしれません。
お返事 2007/2/3
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100円ショップの3LEDのライトの改造を検討していましたが、もしかしてDOP-013BKの方が明るいのでしょうか?
地元では1AAAのLEDライトが見あたらないので今まで無視していましたが、調べるといくつか発売されているんですね。
この二機種を比べると明るさや照射範囲などの違いはどんな感じでしょうか?
前回の書き込み以降仕事で100円ショップの3LEDライトを使っていますが、LR44*3でも私の使い方だと意外に持つので1AAでなく1AAAでも電池寿命的には問題なさそうです、あとは明るさが同じくらいなら言うことなしなんです。
カマダ 様
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お返事 |
DOP-013BKと5mm×3LEDのライトを比べるのは・・・あまりに差がありすぎますよ。
50センチ/1メートル距離での中心照度をルクスメーターで比べてみると、
ライト
| 50cm |
100cm |
光源 |
価格 |
3LEDライト
| 160 Lux |
47 Lux |
約 0.2W |
105円 |
DOP-013BK |
510 Lux |
134 Lux |
1W Luxeon |
2680〜円 |
※ どちらも電池は少し使用した状態
数値的には(中心では)約3倍DOP-013BKのほうが明るいです。
実際に照らしてみた明るさの差は歴然です。
照射範囲はセンターの明るい部分はややDOP-013BKのほうが広いです。
周辺光が明るくまわりを照らす範囲はDOP-013BKのほうがはるかに広いです。3メートルの距離では幅にして襖4枚ぶん(約3.6メートル)の範囲まで周辺光ではっきり見えます。写真に写っていないまわり約2倍の広さまで十分何があるのか細かい物まで視認できます。
数メートル先まで以内を照らす室内使用でしたらDOP-013BKは小さく明るいライトです。布ケースや専用クリップまで付いているので利用シーンも広いと思います。
値段は100均ライトと比べると約30倍ほどしますが・・・
お返事 2007/1/9
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投稿 |
わざわざ比較画像まで用意していただきとても感謝しております、すごく分かりやすいです。
あと、DOP-013BKは色が白〜アンバー系なんですね、これが分かったのも収穫です。
仕事の関係で夜の車内で地図を見たり、また街灯もないような田舎の真っ暗な中を、足下を照らして歩く用途に使っていますが、足下を照らすときに明るさはぎりぎりOKでも青白いと明るさの割に視認性が悪いなーと感じることがあったのでこれもまた良い知らせです。
しかし1WのLEDがこんなに明るいとは思いませんでした、これなら0.5Wでも私の用途には間に合いそうです、今使っている100円ショップの3LEDライトの電池が切れるまでに他のLEDライトも検討してみます。
ありがとうございました。
カマダ 様
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お返事 |
DOP-013BKなどで使用されている「Luxeon」というハイパワーLEDはちょっと「黄緑」かかった色をしています。世間では「メロン色」などと呼ばれていて好みが分かれる所ですね。個体差で純白に近い物もあるそうですが、今まで私が触ったことのあるLuxeonはどれも間違い無く「薄い黄緑」でした。
市販LEDライトのランタイム実験のページでも紹介している私のDOP-011MGはかなり黄緑色が強く、DOP-013BKはまだ薄い黄緑程度です。
確かに白色LEDの少し青系統の白より、これくらいの色のほうが物は見やすいと思います。
お返事 2007/1/11
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投稿 |
カマダさんが言っていた0.5WLEDですがわたしわELPAのDOP-09SLというLEDを使っているのですが足元を照らしたり地図を見たりなど全然問題なく使えます、電池寿命もかなり持っていますが、正確には分りません。
管理人さんの言っていた1WLEDも欲しいんですが、学生のためなにぶん金がなく買えないだけなんですけどね。
ルパン 様 2007/2/7
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大変参考になります。
LEDライトを初めて買ったのは「フォトンマイクロライト」でした。堅牢で今だに現役です。
100円ショップで売っているランタン型ライト(フラッシュライトと黄色の点滅と蛍光灯型の3つが付いたあれです)をLED化しようとしてネットを彷徨ってここにたどり着きました。
電気の知識は限りなくゼロに近いので色々と試行錯誤しながら今までに買ったキーライトをバラして懐中電灯に組み込んだり、自転車用100円ライトに組み込もうとしたり(防水処理が面倒なのでパス)しました。
今一番興味があるのは、ミニマグライトAAのLED化です。
色々な製品が売られていますがどれも高価!
色々と調べた結果、M1-TYPE4という製品が一番良いかなという判断になりました。
ミニマグAAだけでも6本持っています。電球と同じくらい光が届けば6本全部LED化したいです。(LEDとリフレクターのセットで2500円と本体より高いのが難点)
本家のマグ社からも遂にLEDが発売されてしまったけど、単三2本の電球仕様のAAがスタイルも寸法も一番好きで愛着があります。
貴殿のHPは緻密で細部に渡り参考になり且つ面白いです。
早速お気に入りに追加しました。
今日も100円ショップでLEDライトを買い込んで来ましたが、来週はシルク(近くに無いんです)まで遠征しようと思います。
MASA 様
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お返事 |
MASA 様、当ページをご覧いただきありがとうございます。
初LEDが「フォトンマイクロライト」とはなかなか通ですね!
ちょっと値が張るライトですが、100円ショップ品なんて比べ物にならない堅牢さと完成度の高さでは定評のある良いライトですね。末永く使ってやってください。
ミニマグAAのLED化改造というと、MAGユーザーにとっては今最大の関心事のようですね。
M1-TYPE4はそのままヘッドの中身を入れ替えるだけでLED化できるたいへん良さそうなパーツです。しかしミニマグ本体とM1-TYPE4で合計するとなかなかの金額のライトに(^^;
フィラメント・バルブと比べると5mmLEDでは明るさ的にはどうしてもかなわないと思いますが、LEDは白い色と強烈な視認性でどちらが良い悪いとは比べられないものがあります。電球には電球の良さもありますので、電球のままのミニマグも残しておいてみてはいかがでしょう。
しかしMAGはハマるとかなり軍資金のかかる趣味ですね。
お返事 2006/1/8
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100円ショップのせリアで株式会社 グリーンオーナメントの白色LED三個タイプのライトを買ってきましたが電池がLR44を3個使うタイプになっていました。
明るさは十分ですが、電池がいつ無くなるか心配です、
そのうち単三ニッケル水素充電池1本で動かしてみたいですね。
カマダ 様
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お返事 |
100円ショップでもLED3灯ライトが入手できるようになって凄いですね。
私が購入した「チビあか」はLR44×4個でしたが、3個になっていましたか。
原価削減か、4個だとすぐ一個切れて不良品だと苦情が多かったのか…。
ボディが少し大きくて単3一本用でヘッドがミニマグライトとほぼ同じ大きさなので、マグライトのLED化等の改造をされている方のように直径1センチくらいのコンバータ基板をヘッド部に仕込めば立派な1AAコンバータ式ライトができそうですね。
頑張ってみてください!
お返事 2006/12/15
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一週間程度の白色LED耐久テストをしてほしいです。
比較するポイントとしては。
連続点灯は20mAで連続駆動すること。
開始時の電圧と照度。終了時の電圧と照度。
安物は、この程度時間でかなり劣化するという話を聞きます。
また加速実験として電流を倍(40mA)流した場合のみでもよろしいかと思います。
どしろうと、 様
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お返事 |
どしろうと、様
耐久実験は面白いですね。
本当に一週間程で目に見えて弱るLEDがあるのか、興味があります。
たとえばトランジスタ2石のこんな回路で定電流駆動して、それで一週間後の状態と比べてみることで実験できます。
手持ちの部品で試作しただけなので、ちょうど20mAにする抵抗が無く電流計の針は22mAを指していますが、本番ではちゃんと20mAに設定できます。
ブレッドボード上に10回路くらいは乗りそうですので、本実験で使用した100円ライトのLED全部+αくらいなら一度に点灯できそうですね。
もちろん、電源はACアダプタにしてやらないと電池ではとても持ちませんが。
加速試験に関しては、電流を倍にした時の各LEDの加速度比数値が無いと公平に"加速"測定した事にはなりませんので、あまり意味がありません。
単に「40mAでオーバードライブすると痛みが早いLEDはどれ?」という試験になってしまいますが…
着目点、内容の整理共に「どしろうと」さんとは思えない的確な内容ですね(^^;
暇な時にでも回路を10個並べてテストしてみます。
(今は結構色々と別の実験をしているのでかなり後になりますが)
お返事 2006/11/12
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大変ためになる実験でした。犬(黒のダックス)の夜の散歩に、安全のため犬の首輪に、このLEDライトと付けています。シルクで買った白色高輝度ものが、かなりの明るさでびっくりしました。安いし、居場所が分かり、安全だしで、まとめ買いしてます。
あ、毎日30,40分連続点燈してます。こういう使い方もありますので。
タンクのパパ 様
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お返事 |
タンクのパパ 様、面白い情報ありがとうございます。
なるほど、夜の犬の散歩の際にはこの小さなライトはびったりですね。黒のダックスとなると闇夜に紛れると確かに見えなくなってしまいそう…
ペットショップでは同様の目的のランプが数百円〜千円以上で売っているようですが、100均商品を使えばかなりおトクです。
私の想像していなかった連続点灯使用方法でした。お教え頂き本当にありがとうございます。
お返事 2006/10/2
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世の中には自分と同じことをやっている人がいるものだなーと思い、うれしくなってきました。私の経験ではブックライト型の100円ライトが一番明るかったです。またリフレクターもかなりよく、配光も好きです。(大きなクリップにネッシーの頭が付いているような感じの商品です)
次は自転車用のダイナモ電源のLEDライトをぜひとも作ってください。私も2回ほど作りましたがスピードを出すと、LEDが壊れてしまいうまくいきませんでした。(自動車用デイライトは簡単でした。0.5Wのハンディーライト×2+抵抗の簡単なものです。)
かっちゃん 様
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お返事 |
ブックライト型(クリップライト)というと、この写真の右側のタイプに似たものでしょうか。
本体が透明でスタイリッシュなデザインのものなど数種類販売されていますね。
今回はこれらも購入しましたが、あまり明るく無い(中くらい)為に実験対象から外しました。
車のサンバイザーに挟んで手元灯として利用しようと購入したものです。(無改造)
自転車のダイナモの場合、ゆっくり走行で4〜6Vくらい、速く走ると簡単に12Vくらいにまで発電電圧が変わってしまうので、固定抵抗での電流制限ではゆっくりに合わせておくと速く走ると過電流でLEDを壊してしまいますね。速いほうにあわせるとゆっくりの時に点灯しなくなって困ります。
簡単な方法だと抵抗のかわりに定電流ダイオードで電流制限をするのが楽ですが、その他に三端子レギュレータで定電圧にして光らせる方法などもあります。
ほか、近日掲載予定の100円DC-DCコンバータを活用するという方法もありますので、以後の記事にもご注目ください。
お返事 2006/9/30
** 「100円DC-DCコンバータ」のページを掲載しました ** (10/1)
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自転車ライトの白色LED化をやってみたかったので、この記事を待ち望んでいました!
必要以上のマニアックさにむせび泣きですよ。ありがとうございました。
tko 様
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お返事 |
tko 様、さっそくご覧いただきありがとうございます。
実験・研究に約2週間を費やした大作(?)です。
ぜひ皆さんの100均LEDライト購入・改造利用の参考になればと思います。
お返事 2006/9/29
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