
100円ショップアルカリ乾電池 性能評価実験
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最近は100円ショップでアルカリ乾電池を安く買う事ができるようになりました。
「でも、たった100円だと安かろう悪かろうじゃないの?」という気もします。
100円ショップでも、4本100円のものや2本100円のものもあります。
そして昔ミニ四駆をやっていた頃に実感していたのが「やっぱアルカリ電池はPanasonicの『金パナ』でしょ!」という「金パナ神話」。確かに金パナは当時の他のアルカリ電池より数段性能が良く、レースで使用するには欠かせない存在でした。
そこで本当に今でも単価を見ても非常に高価な金パナの性能は良いのか、値段相応の価値があるのか?
100円ショップのアルカリ電池の性能は安かろう悪かろうなのか?
本ページは、その疑問を解消すべく電池の性能試験を行ったレポートです。
※ 本家 vs OEM電池の比較実験を追加しました (3/23)
電池の性能を比較すると言っても様々な方法があります。
ここでは 懐中電灯や ミニ四駆のモーター等、 抵抗負荷相当の機器で使用する場合と近似の状態での放電特性を計測することにします。
計測結果の研究の段階では、デジカメ等の電子機器での使用状況にも触れて比較してみます。
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電池をセットすると、残容量チェックの緑ランプが点灯。 (点かないと電池異常)
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放電開始スイッチを押すと負荷と接続され放電開始。 赤の放電ランプが点灯。 点かない(または放電回路が保持されない)と電池容量が終止状態を超えている。
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放電終了が近づくと緑ランプが暗くなる。
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放電終了直前は赤ランプも暗くなる。
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放電が完了すると放電ランプ(赤)は自動的に消灯。 負荷がなくなり電池の起電力が回復するので残容量チェックの緑ランプが点灯。 (点かないと電池異常)
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定抵抗放電の実験機材として手持ちの 「自作放電器」を使用します。
この放電器は単三電池を2本直列でセットし、1Ωまたは2Ωの負荷(セメント抵抗)に電流を流して放電させます。今回は 2Ωに設定しています。
放電の自動停止はリレーの自己保持回路で制御し、約1.5V(調整可能)まで電圧が下がると自動的に放電を停止します。
放電中の電圧はデジタルマルチテスターを接続して計測できるようになっています。
本当はPICやAVRでも使って、電圧測定をしながら放電する専用の放電器でも作れば良いのですが、とりあえずは目的さえ果たせれば良いので全部手持ちの物を使用して実験が出来るように、お金は使わずに有る物だけ使って準備を進めます。
放電中、ずっとテスターの表示を見てキーボードからExcelに電圧を打ち込み続けるのはあまりにもあまりな作業です。大学の実験などではそういう作業を何時間も行ったものですが、さすがに今はカンベンして欲しいです。
その為に世の中ではPIC等で自動的にパソコンにデータを送る放電器を作った人とかも居るわけですが。今回はハードウェアの製作は最低限に押さえるのも目的の1つですし。
さてどうやって人力以外の方法でデジタルテスターの表示をパソコンに読み込ませるか?

今回は手持ちのパーツを活用するという事で、小型CMOSカメラでデジタルテスターの表示を画像として取り込む事にしました。ふだんはWebカメラとして使っているUSBカメラを机にセットし、デジタルテスターの表示部を撮影できるようにしました。
Webカメラソフトには一定時間毎に画像をハードディスクに保管する機能がありますので、それで約15秒毎に電圧の表示を撮影して保管します。
撮影した画像(縮小)
リアルタイムでUSBカメラの映像を解析して電圧数値を保管してゆくソフトを作るという手もありますが、今回は一定期間毎に保管された画像ファイルを、後からまとめてザーっと読み込んで電圧数値を吐き出すだけのソフト(perlスクリプト)を作るだけにしました。
この程度であれば、放電実験を行っている傍らで何もせずに見ている間に作れます。
測定結果のグラフです。(グラフの原寸画像は [こちら]をクリック)
CSVファイルのダウンロードは [こちら]
(右クリック→対象をファイルに保存)
放電開始から15分の時点での電圧を比較します。
放電開始から数分の間は電圧の低下が比較的急で、10分程度経った所からしばらくはなだらかに低下してゆく様子がグラフからわかります。
懐中電灯等で使用する際に最も長く使用する期間がこの安定期だとすると、安定期の電圧が高い電池ほどランプが明るく点くものであると言えます。
下の表を見る限り、15分の時点での電圧は2.32V〜2.24V(参考値は除く)と最大差でも0.08Vしかなく、各電池の能力差はほとんど無いように見えます。
金パナは6位…
電圧が2Vまで下がる時間に着目します。
なぜ「2V」なのか?
それはニカド電池・ニッケル水素電池の放電終了電圧(これ以上放電させると性能を害する電圧)が1セルあたり1Vとなっていて、アルカリ電池には直接は関係ありませんが、デジカメ等のデジタル機器では電源電圧がここまで下がると「電池切れ」とみなして自動的に電源を切る機能が働きます。
従って、そのようなデジタル機器にアルカリ電池を入れた場合でも1セル1Vまで電圧が下がった時点でいやおうなしに機器が使用出来なくなりますので、その電圧まで下がるまでの時間を比べて、デジタル機器などでより長時間使える電池はどれか調べます。
今回の実験では2セル直列接続ですので、電池を2本使う機器での使用と同じ2Vを調べます。
※ 実際のデジタル機器では、内蔵のDC−DCコンバータの仕様等によりこの実験の定抵抗放電とは多少違う放電状態となります。あくまで定抵抗(電流値が変化する)放電に近い機器で使用した場合の2Vまでの放電時間を調べたものとして理解してください。
1時間以上持ったのは上位2本です。
1位と7位では15分以上の差があります。
これだけ差があると、デジカメ等で使用するとかなりの撮影枚数の差になります。
ここでも金パナは上位に食い込めていません…
1.5Vまでの時間に着目します。
乾電池の規定電圧の約半分の電圧ですが、懐中電灯等ではこのあたりで完全にランプの光が消えます。ラジオでは音が小さくなったり音割れで聞き辛くなります。
昇圧式のコンバータを内蔵したLEDライトでもこのあたりで昇圧回路が十分に昇圧できなくなり始めます。
このへんの電圧から先では、もう電池の中に電気エネルギーがほとんど残っていませんので、時間あたりの電圧降下も急速になりこの後は本当にわずかしか使用できません。
ほぼ、電池を使い終わる時間と考えて良いでしょう。
ダイソー113が1位です。
このダイソー113はグラフからわかるように使用中の電圧は一番低いのですが、1.5Vまでの持続時間はダントツで長くなっています。瞬発力よりは持久力タイプのようです。
強力な光が必要なライトより、マーカーランプのように低電流で長時間使用する場合は適しているかもしれません。
しかし金パナは最下位…
3つの調査の各電池の得点を合計し、総合順位を決定します。
QQショップのアルカリ単三電池が1位です。
パワー(電圧)・持ち時間共に非常に良い成績を収めました。
僅差で2位はホームセンターコーナンの12本パックのアルカリ単三電池。
2Vまで時間ではトップですので、デジタル機器での使用にはQQショップの電池かコーナンの12本パック電池が良いですね。
興味深いのは、この二本はどちらも「FDK」(富士通の電池部門)のOEM商品です。わざわざOEM元をパッケージに表示しています。普通はOEMの場合は製造元は隠すのですが、こうして表示しているというのはよほどの自信があるのでしょうか?(確かに1位2位をFDKが独占ですが)
次回は、富士通電池(自社)ブランドで販売されている富士通アルカリ電池との比較も行ってみなければなりませんね。
現在は「G」マークの高性能型電池を主力商品にしていますので、OEM出荷しているのは従来の普通性能か、それともGマークと同等の高性能電池か!?
※ 『本家「G」 vs OEM軍団』の熾烈な対決を追加しました。
対決結果はこのページの下のほうに掲載しています。
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3位から6位を100円ショップダイソーの電池が占めています。
ダイソーは電池だけでもかなりの種類があり、今回実験に使用しただけでも4種類。
その中でも最も大量に出回っている(*1)No.55が最も低い結果に終ったのは残念です。
No.55はほぼどこのダイソーに行っても置いているため、単三電池を買う場合は何も考えなければ一番沢山積み上げられているNo.55を手に取る事が多かったのですが、これからは注意して選ばなければなりませんね。
そして金パナは最下位!
完全に「金パナ神話」は崩れ去りました
【邪推】もしかして、オキシライド電池を売る為に金パナの性能を下げた?【邪推】
「新・金パナ(赤金パナ)性能評価試験」に
新型金パナ(赤金パナ)の実験を掲載しました。
「気の迷い」一覧からどうぞ!
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さてここで製造元に着目してみましょう。
上位はFDK(インドネシア製)。
それに続く中国製。
日本製は最下位。
あまりに綺麗に分かれすぎている気がするのですが…。
ダイソーで買う時も、 MADE IN CHINA よりは 日本製と書かれている物のほうをなんとなく信用して買ってしまう消費者心理で選ぶと実は性能の低いものを買ってしまっていた!?
いや、ここでそう決め付けてしまうのは早計です。
今度は別の角度から、消費期限にも着目してみましょう。
上位のほうが 消費期限が長い = 製造から日が経っていない。
という考察もできるのではないでしょうか。
グラフに載せている「オーム電機(参考) 消費期限04-2005」や「富士通7300(参考) 消費期限 08-2003」の電池はかなり性能が落ちています。
「オーム電機(参考)」に至っては、保管していた12本中2本が0.5V以下、5本が1.1V以下というほとんど使えない状態になっていました。
もちろん消費期限を過ぎているので、この使用できない電池については文句も何も無いのですが、この事から考えられるのは単三アルカリ電池の場合は 製造からの日数による劣化がかなり無視できないファクターとなっているのではないかという事です。
どう見ても経時劣化が原因とは考えられない金パナはもう考えに入れないとして、もし実験に使用した全ての電池メーカーが 等しく使用期限を設定していたとした場合、製造から時間が経過している電池のほうが性能が低くなっていて、実験結果もその順位通りになるという仮定が考えられます。
02-2011が最も新しい電池だとすると、先月製造された物と仮定すればこの電池の 消費期限は5年(*2)です。
全メーカーが等しく消費期限を5年としているのであれば、12-2007となっている電池はもう製造から3年以上経っているのでしょうか?
不良在庫としてどこかに眠っていたか、不良在庫ゆえに100円ショップ用の電池に回された悲しい過去を持つ電池?
本当に悲しい過去を持つ電池は除いて、 消費期限の長さは電池によって異なる(*2)と考えるほうが自然ですね。
そう考えると、製造から消費期限までの時間が長く設定されている電池はそのぶん経時劣化の比率は少なく、期限が短期間の電池は短期間で劣化してしまう、というその電池の持っている基礎性能が違うものだと推測できます。
今回実験に使った電池がほぼ同じ頃に製造されたもの(約1年以内くらい)だと仮定すると、消費期限がより先の日付のものは経時劣化しにくく、日付が近いものは劣化しやすい。
その自然劣化の速度から保存期間の長いものがより劣化していなくて高性能を発揮したと考えられるのではないでしょうか。
実際に各電池が製造された日付を知ることは不可能ですし、メーカーや電池毎の性能差があることは間違いありませんので、製造からの日数で一概に電池の性能を語るわけにはゆきませんが、これらの仮説と実験結果を照らし合わせて考えれば、 (性能の良いメーカーを選ぶことは基本として)「難しい事を考えなくても、消費期限がより遠い電池を買え!」という結論に達するわけです。
色々実験した結果が 「スーパーで牛乳を買う時の法則」と同じ・・・とほほ。
(*1) 2006年3月現在、大阪市地区のダイソー店頭調べ
(*2) 電池の消費期限については下の囲み記事参照
グラフ作成 2006/3/21
電池の消費期限
単三・単四乾電池の消費期限は従来は2年〜4年でした。
ですので、本実験で考察している各電池の消費期限がばらばらで販売時期からみてほぼ同一時期に製造されて消費期限で表される電池の品質保持期間の短いものほど早く性能が落ちるという仮説が正しいようです。
間違わないようにしなければいけないのは、消費期限が来たからといってその日を境に電池が使えなくなるのではありません。その日までは基本的な性能は(徐々に弱まりますが)保たれるという意味です。
乾電池の品質に関しては JIS C8511 で規定されており、国内メーカーでは消費期限を5年まで延ばした新製品を次々と発売し、パッケージに「使用推奨期限5年」等と書かれています。
これは製造日から5年経っても JIS C8511 で規定された電池の性能を保持しているということで、長期に渡る保存に耐える商品(災害用品に適している)だということです。
しかし長期保管ができる(経年劣化が少ない)という事と、電池の基本性能(電圧・容量)とは別問題ですので、一概に「5年」製品が高性能であるとは言えません。
その証拠に今回テストした金パナは・・・
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■ 追加測定 「FDK、OEMと本家の関係は!?」
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とゆーわけで、FDKのOEM電池の性能が良かったので、「 それでは本家・富士通電池ブランドで販売している電池「G」はもっと高性能なのか?」という疑問を追及すべく、ホームセンターに行って「G」を購入。早速性能試験を行いました。
※ 本実験はG-plus発売前ですのでスーパー等の廉価版は「G」です
写真のパッケージはブリスターパックの4本セットですが、ビニール包装だけの簡易包装版も同じ価格でありました。
測定結果は次ようになりました。(グラフの原寸画像は [こちら]をクリック)
電池写真 |
名称 |
製造 |
15分 電圧 |
2V迄 時間 |
1.5V迄 時間 |
単価 |
使用期限 |
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富士通「G」 |
日本製 |
2.28V |
0:59:45 |
1:38:30 |
94.5円(378/4) |
01-2011 |
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QQショップ |
FDK OEM インドネシア製 |
2.32V |
1:03:30 |
1:29:00 |
26円(104/4) |
02-2011 |
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コーナン12本 |
FDK OEM インドネシア製 |
2.29V |
1:04:30 |
1:25:15 |
29.16円(350/12) |
11-2010 |
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ほぼOEM製品と同じ特性グラフが描けました。
2Vを切ってからの伸びが若干良いようですが、エネルギーがほとんど切れた状態なのでその恩恵にあずかれるのは微弱電流で使う機器の場合だけです。
OEM製品も消費期限が「5年後」になっている所を見ると、中身は旧製品ではなく、最新技術で製造されている高性能電池だということが推測できます。
電池内部で使用している化学薬品や構造上の差異はあるのかもしれませんが、それはメーカーの内部でないと知りうることは出来ません。現物を手にして目に見える成果だけで判断するしかない消費者の立場で言えば、これらの 本家・OEM電池の性能に使用上で目に見える程の差は無いといえます。
ということは、4本378円する本家と、4本104円のOEM製品と、どちらを買うのがよりおサイフに優しいのか、これはかなり重要な選択です。
記事掲載: 2006年3月22日
変更更新: 2006年3月23日
有名メーカー製アルカリ電池の比較は[こちら]に掲載しています。
「期限切れ(スレスレ)電池と出来たてホヤホヤ電池に激しい差はあるのか!?」の実験も公開
eneloopの評価は[こちら]に移動しました。
【投稿受付終了】
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備蓄用の乾電池、どのくらい持つのかわからずあちこち見ていてたどり着きました。用語がちっともわからないけど、金パナの結果にはアゼンでした(笑)さて期限が切れたたくさんの電池、結局使わず捨てることになりそうで、ちょっと心が痛みます。
楽しく見られました。ありがとうございました。
あられ 様
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お返事 |
消費期限が切れてもまだ完全に電池の中の電気が無くなったわけではありませんので、弱い電力でも動く機器でちゃんと使ってから回収ボックスに廃棄するのが良いですよ。
アルカリ電池は古くなると液漏れしやすくなりますので、古い電池を使う時にはあまり長い間機器の中に入れっぱなしにせず、使い終わったらすぐに取り出して捨てる(回収ボックスに入れる)ようにしないと、機器の中で液漏れされると機器を痛めてしまうので注意が必要です。
お返事 2007/9/6
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少し気になったので書き込ませていただきます。
QQショップで「税込み104円」から「税込み103円」に値下がりしたのは、
今までは端数繰上げで計算していたものを端数切捨て計算に転換したからだと思います。
(関係者ではないのであくまで推測ですが)
(匿名希望) 様
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お返事 |
ショップQQでは以前は103円商品と104円商品が混在していましたが、2007年初頭に全て「税込み104円」に統一されました。
レジ・POSシステムの更新などで各店で一時営業を停止してまで全国規模で一斉に更新しましたので、それがまた「税込み103円」に変ったとするとたいへんな事だと思いますが、今のところ(私の街だけですか?)店頭では103円への変更や告知は行われていないようです。
公式HPの告知を見ても「値下げ」という公式発表はありませんが、どちらのショップQQでは値下げが行われたのでしょうか?
できましたらどの店舗(全国?)でいつから変更になったなどの正確な情報をお願い致します。
可能性として、2006/11/5の「お返事」をご覧になられて直感的に投稿されたのでしたら、日々変化しているコンビニ業界・製品価格ですから最新の状況を店頭などでご確認のうえ投稿してください。
インターネット・HPの性質上、文章・情報を掲載した日から日数が経ちますと価格情報や商品情報は正確性が薄れます。必ず最新の状況をご確認ください。
お返事 2007/8/6
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このページとても参考になりました。
ところで、近くのスーパーでFDKの電池を見つけたので買ってみたのですが、それが日本製でしかも、10個入りで178円というとても安いものだったのですが、どういうことですかね?
<<非公開希望>> 様
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お返事 |
「10個入りで178円」というのはなぜその値段か?
それはお店の人に聞いて見ないとわかりませんね。
FDKの電池と一言で言っても種類が多いので、元から安い電池が安く売られているのか、高い電池を特別価格で売っているのか、どれがどの理由でその値段で売られていたのかはこちらではわかりません。
尚、このご質問は「非公開希望」(返信が必要な場合はメールで)で投稿されましたが、回答する為のメールアドレスが無記入でしたので公開回答とさせて頂きます。
お返事 2007/4/16
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投稿 |
誤って、非公開にしたのでOKですよ
かなり大量に置いてあったので特別価格ではない気がします。
それと、推奨期限が5年とかいてありました。(自分の名前あってたかな)
taura 様
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お返事 |
それでは、安心して公開しておけます。
FDKはスーパーマーケットなどのオリジナルブランド向けにOEM生産していますので、そういう形で供給を受けているものの1つでしょうね。
4本パックで100円前後から400円くらいまで、売る店によって価格は様々ですし、10本パックや40本パック、果ては100本パックなんていう使い切るのに困りそうな本数でのパック売りで価格を下げているものもあります。
お返事 2007/4/18
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投稿 |
100本なんて物があるのですか、そこまでは知りませんでした。
これからも、いろいろな実験かんばってください。
taura 様
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お返事 |
100本パックはさすがにほとんど売れていませんでしたね。
その後、セールの時でさえほとんど見なくなりましたから・・・
お返事 2007/4/20
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大変興味深い実験、大変参考になりました。
ところで、私の実体験として100均電池は国産メーカー電池に比べてどうも液漏れしやすい傾向があるような気がしています。
ダイソーの4本200円電池を機器に入れずに数年放置してしまったところ液漏れしてしまいました。(2年くらい?)
容量では優位であっても、経年変化などの性能では差があるのかもしれないのかな?と思いました。
素性のわからない電池を時計など、長期間入れっぱなしにするような機器に使用する場合は注意が必要かと思います。
n-o-r-i 様
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お返事 |
国内メーカーのアルカリ電池は一時期「液漏れ保証」を明言するくらい液漏れに対する対策が成されました。また今でも「液漏れしない(し難い)」を売り文句にしているメーカーもありますね。
電池を使用する場合、時計のように長期間に渡って使用する危機にはアルカリ電池を入れることはあまりお勧めしません。
液漏れし難く万が一液漏れをした場合でもアルカリ溶液によって機器に大きな被害を及ぼすアルカリ電池のような事の無い「マンガン電池」をご利用ください。
国内の電池メーカー各社はマンガン電池の置き換え用にアルカリ電池を推奨していますが、それは上記の液漏れ対策などが進んでいる為に機器の中で液漏れ被害を起こし難い製品である為で、そういう機能面で改善されている事がメーカーにより保証されていない無名のアルカリ電池の場合は「アルカリ電池の特性をよく知って、アルカリ電池の用途で使用する」ことに注意しましょう。
時計のような長期間で電気を使用する機器には「マンガン電池」。
短期間使用でパワーが必要な機器には「アルカリ電池」、そしてアルカリ電池は機器に入れっぱなしにするのではなく、必要な時に機器に入れて短期間で使い切ること。
もし防災用に備蓄したり、機器に入れても長期間使用しない時には「機器には入れずに単体で保管する」事は守りましょう。
万が一液漏れを起こしても機器は痛みません。
国内メーカー製で「5年」など期限が明記されている製品は比較的安全ですが、それ以外の物は未だに「単三1年、単二2年。単一3年」寿命説を私は守っています。
これは大昔のマンガン黒・赤くらいしか電池が無かった時の一般的な寿命(と言われていた)なのですが、どれだけ電池の性能がアップしても単三電池は1年以上放置したり機器に入れっぱなしにする事はしないようにしています。
今では「迷信」と言われてしまいそうな事ですが、この期間を守っていればよほど高温で放置したりしない限り、海外製電池でもほとんど液漏れ等の不具合が出ず、容量も減らないフレッシュなうちに使用できています。
お返事 2007/4/14
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100円ショップの電池比較は大変参考になりました。
今まで、100円ショップの電池=安物買いの銭失いで、寿命が短く、ひいては資源を浪費しているのかと思っていましたが、そうでもないことが分かり、少しほっとしました。ありがとうございました。
shirai 様
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お返事 |
どういたしまして。
有名メーカー電池比較のページでは、やはり高価な有名メーカー製の電池のほうが基本性能は高いことが分っていますが、「価格差」を考えれば100均電池のほうがリーズナブルで全然有名メーカー製電池に負けていないことがわかるでしょう。
使用用途や予算、気分に合わせて購入する電池を選択される資料になれば幸いです。
お返事 2007/3/13
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こんにちは。
もしよろしければ、下記の概要を教えていただけないでしょうか。
何か画像系ソフトとperlを組み合わせるのでしょうか?
それともperl単体でできますか?
>一定期間毎に保管された画像ファイルを、後からまとめてザーっと読み込んで電圧数値を吐き出すだけのソフト(perlスクリプト)
kenta 様
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お返事 |
上記のソフトはperlスクリプトだけで作成して、perl.exe(32bit用)をコマンドラインで実行する事で動作させました。
USBカメラで撮影した画像はBMPファイルでHDD内に保管されています。
(一定時間おきに撮影してファイル保存するのはWebカメラ用のユーティリティを使用しました、現在は使用していない&アンインストールしているのでソフト名は不明です)
もしJPEG画像の場合は何か変換ソフトでBMPに変換するか、Perl側にJPEGを読み込むモジュールが必要です。
Perlのスクリプト部分は次の通りです。
Perlではグロブ<*.bmp>で全ての画像ファイル名を検索できますし、(今回保管した画像ファイルでは)ファイル名に撮影時刻の数字が入っていますので、ソートすれば撮影順に画像ファイルを指定できます。
BMPファイルのデータ形式は単純なのでPerlでも簡単に画像の中身をいじれますよね。
画像→テスターの数値、の変換部は画像の中の7セグの各セグメントが点灯しているか、していないかを判別するように画像をパターン解析するだけですので、BMPファイル中から特定の検査場所(安全の為複数点の平均)のピクセル情報を見て正しい数値画像か、テスターの数値がパラパラ変わる瞬間を撮影して正しい文字になっていないか(エラーを吐くか?)を判定します。
一枚の画像解析が終ったらそれを画像ファイル名の撮影時刻とあわせてテキストファイルに書き出してゆく。
これを画像ファイルの枚数ぶんザーっと繰り返せばテスターの撮影画像から電圧記録ファイルのできあがりです。
難しい関数や大学研究機関クラスの画像解析数式での計算は全く行っていません。普通の四則演算(+−×÷)と条件判断(if)程度です。
古い実験なので今はパソコンの中にこのプログラムはありませんが、作った時の記憶では上記の手順で変換プログラムを書いて使っていました。
別にPerlでなくてもC言語等で書いても同じように「画像ファイル名一覧の取得」「ソート」「一枚読み込み&画像解析&数値変換、の繰り返し」を行えるものでしたら言語は問いません。
どうせ後で電圧データ一覧をExcelで読み込んで使うのであれば、ソートはExcelでやらせれば変換プログラム中でソートしなくても良いですね。
Perlなら配列をsort()関数で一発でソートできるので楽でいいです。
お返事 2007/2/25
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投稿 |
ありがとうございます。
bmpファイルの中身を直接見るんですね。
やった事がないですが、イメージはつかめましたのでやってみます。
kenta 様
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お返事 |
Perlではファイルを「バイナリモード」で開かないと、デフォルトでは「テキストモード」で開いて改行コードの関係でうまく読み込めない場合が多いですので、そのあたりとかに気をつければBMPファイルの読み込みと中身をいじるのはそれほど難しくは無いと思いますよ。
がんばってください。
お返事 2007/3/2
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2月6日TVで100円ショップをやっていました。
早速気になった電池を検索してこのURLを見つけ、貴重な実験結果を拝見し感心すると共に、ここまでやられた科学魂に敬意を表します。
100円ショップは悪く、日本製が良いと言う神話は完全に崩れ去りました。
我が家の経済にとっても大いにプラス。感謝!
秋 様
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お返事 |
TVで100円ショップの紹介ですか。面白い内容だったようですね。
100円ショップの商品には本当に原価を安くして「品質二の次使えれば良し!」という物もありますが、100円でももっと高い市販品とほとんど変わらない商品もありますよね。
使用目的や予算に応じて賢く買い物をしてゆけば100円ショップの利用価値もあるというものです。
しかし浮いたお金でまた別の100円商品を衝動買いしてしまうのも100円ショップの魔力(笑)
お返事 2007/2/7
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この100均アルカリもそうですが、その他の実験も大変興味深い実験ばかりで参考になりました。
私も条件は違いますが5年程前に乾電池の試験をしたことがあります。
その時は負荷抵抗48Ωという消費電流としては微妙な条件でしたが・・。
このHPでの実験ほど深く掘り下げた試験ができていないのが未熟でした。
その時の実験でもパナソニックのアルカリ電池の特性が良くなく衝撃を受けました。
メーカーの区別のみの実験で、品名や消費期限等の記録も残ってない未熟な実験ですが、興味がおありでしたらその時の試験データをお送りしますのでメール下さい。
また面白い実験を期待しています。
未熟者 様
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お返事 |
48Ωだと30mA前後の電流ですね。小型ラジオくらいの消費電力でしょうか。
アルカリ電池ならかなり長時間持ったのでしょうね。
多分その実験をされた頃から今まででは、少しずつ電池の性能はUPしているのでしょうけれど、飛躍的にとか劇的にということは無く、じりじりとという感じが正しい程度の使用感で変わってきているのでしょう。
本ページの実験結果も5年後には「似たような感じだけど、メーカーによって順位は全然違うよ!」と言われるかもしれません。
同じ条件で比較したものなら5年前との比較用に、と言えるのですが、比較条件が違うのであくまで「こんな感じ(やっぱり金パナは…)」という事しかわからないと思いますので、以前もそんな結果だったというお話しが聞けただけで大収穫です。
お教え頂きましてありがとうございました。
お返事 2007/1/18
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99円と申します。
普段よりどのメーカーの電池が高性能なのか気になっておりましたので、非常に楽しく読めました。
少し気になる点があったので投稿します。
>上位はFDK(製造国不明)。
とありますが、手元のQQ電池にはMADE IN JAPANの表記がありますので、FDK製品はGシリーズ同様ほぼ日本製ではないのでしょうか。
では、これからも頑張って下さい。
99円 様
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お返事 |
99円様、有意義な情報ありがとうございます。
改めて、本実験に使用したQQ電池とコーナン電池(実験後も保管しています)、そして少し前に買ったQQ電池を見直してみるといずれも「インドネシア製」となっていました。
 MADE IN INDONESIA とある電池
手元にある歴代(笑)のQQ電池を見ても全て「インドネシア製」です。
「日本製」のQQ電池を入手できれば、「日本」VS「インドネシア」でQQ電池に性能差があるのかの実験ができますね。
QQショップに行った時は気をつけて見てみることにしますね。
そういえば最近、QQショップでは「税込み104円」から「税込み103円」に税分負担額が変わりましたね。1円安くなったのですが、はたしてなぜ?
お返事 2006/11/5
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15000Get!
これからも興味深い実験レポートなど楽しみにしています
Street Kid 様
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お返事 |
Street Kid様、キリ番Get!おめでとうございます。
これからも色々と怪しい実験などを行ってまいります。
ご期待ください!(但し気長に…)
お返事 2006/10/7
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