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各種電池の比較実験や、LED関係のテスト、ほか記事は↑↑↑




海外ニッケル水素充電池の性能テスト
おまけ実験「長さや太さは大丈夫?

* 記事を掲載 2007/4/10
* NEXcellのeneloop似電池の追記を追加 2007/4/11
* 総合比較グラフ(500mA)を追加 2007/4/11
* 自己放電テスト結果を追加 2007/5/7


 秋葉原では海外製のニッケル水素充電池がたくさん売られています。
 価格も日本の有名メーカー製電池より安いものが多く、「格安電池」という感じに呼ばれていますが、果たして電池の表記通りの容量がちゃんと使えるのでしょうか?
 また自己放電特性など使用感はどのようなものなのでしょうか。

 「安かろう悪かろう」電池ではせっかく安くても意味がありません。
 色々「気になる」点が多い海外輸入電池のテストを行いました。

 尚、このテストは電池を購入してから数回の使用状況での結果です。
 電池によっては「10〜20回使用したら急に性能が悪くなる」という物もある可能性がありますので、今回はあくまで初期状態でのテストだという事をご理解ご了承ください。
(数十回の使用後のテストは行えるようなら行います。あまり期待しないでください)

※ 価格は2007年3月の購入時の店頭価格です。

● ご注意 ●
 今回のテストでは各電池は2本ずつ購入しました。
 国産充電池の実験ではほとんどの物は4〜10本以上購入してバラつきが無いか等の品質テストを行っていますが、本試験ではバルク品で販売されている多数の中から無作為に抽出した2本を購入(代理購入)、その2本で放電テストを行っています。
 購入時にテスターや電圧計で電圧を計って選んだものではありません。(ちなみに、シリコンハウス共立ではバルク品充電池コーナーに電圧計を置いています)
 海外製のバルク販売品には品質が統一されている保証がありません。
 実験に使った電池が個体差による不良品である可能性はありますが、特に標準的な性能からかけ離れた物でない限りそのまま実験を続けます。
 実験中にもし不良品が発見された場合でも「海外製のバルク販売品を購入した場合はこんなもんだ」ということの実証になると思います。ご了承ください。
 また同じ理由で、お読みになられている方が同種類の電池を購入された場合、この記事中の性能を保証するものではありません。「当たり・外れ」には自己責任で対処してください。


■ 今回のラインナップ

 今回テストを行ったのは以下の電池です。
 純粋に海外製輸入品電池、日本向けに生産されている電池、などです。

 各電池は秋葉原のあきばお〜千石電商で購入しました。
 VOLCANO NZは100円ショップセリアで、Megacell 2300キムラタン社の充電器「クイックエコ QEC-F20」付属品です。

電池 公称容量 単価
VOLCANO NZ
100円ショップセリアで購入
1300mAh @ 105 円
[次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
1800mAh @ 200 円
POWER LOOP 2000
BP50AA2000
2000mAh @ 188 円
NEXcell 2400
NR-AA2400
Typ.2400mAh
Min.2300mAh
@ 199 円
RB 2500
HC250R50AA
2500mAh @ 248 円
GP 2500
250AAHC
2500mAh
Typ.2450mAh
@ 249 円
GP 2700
270AAHC
2700mAh
Typ.2600mAh
@ 298 円
POWER LOOP 2700
BP50AA2000
2700mAh @ 269 円
BP 2750
BP50AA2750
2750mAh
T2650/M2550
@ 231 円
Megacell 2300 2300mAh @ ??? 円

● 測定方法
 測定には自作「放電器Type-G」と「データロガー(K8047)」を接続しPCでデータ記録を取っています。

  ・500mA 定電流放電 (懐中電灯等)
  ・1000mA 定電流放電 (ミニ四駆/モーター等)

の2モードで行います。
 「放電器Type-G」は上記2種類の定電流モードで使用しています。

※ 放電実験は2007年3月〜4月。室温20度±2度の環境で行っています。
※ 10秒毎に記録したデータを1分毎に平均化した後にグラフを描いています。
※ 測定精度は3V/8bitです。グラフの縦軸は1〜1.5Vレンジですので多少カクカクして見えます。
※ 充電にはNC-M58を急速充電モード(倍速では無い)で使用しています。
※ 各電池の満充電から6時間後に放電を開始しています。
● 各グラフの測定条件
● 購入直後(無充電) 1000mA放電
 三洋eneloopや松下HHR-3MPSのように「買ってすぐ使える」電池かどうかのテストです。
 通常のニッケル水素電池では自己放電の為に製造から時間が経っていると工場出荷時に(テストの為に)充電されていても自然に容量が抜けています。
 初回(購入後無充電での放電)はもし公称容量使えなくても不良品ではありません。
 但し、購入して最初に電圧を測って1.0Vを下回っている電池は要注意です。自己放電で過放電して電池の性能が劣化している場合があります。
 バルク品(パケージ無し、バラ売り)を買う場合、もし店頭で電圧を測って買える場合はしっかり電圧のある電池を買いましょう。
 電圧の低い電池は充電器によっては不良電池と判断して(まだ使えるのに)充電できない場合があります。

● 満充電からの1000mA放電
 初回放電の後、NC-M58で565mAで急速充電します。倍速充電ではありません。
 満充電後、充電器から電池を外して6時間放置します。
 朝充電完了して、外出先でお昼頃に使用するような用途を想定しています。

 上記の1000mA放電を2回行い、電池が休眠状態では無いことを確認した後、グラフは3回目の放電のものです。

● 満充電からの500mA放電
 1000mA放電を3回の後、NC-M58で565mAで急速充電します。倍速充電ではありません。
 満充電後、充電器から電池を外して6時間放置します。
 朝充電完了して、外出先でお昼頃に使用するような用途を想定しています。

 充電と500mA放電を1回行い500mAで電池を使用した状態にして、グラフは2回目の500mA放電のものです。

● 500mA放電時の容量
 各電池で500mA放電時の維持時間で容量を測定しています。
 JIS規格等では「0.2C放電」での維持時間で容量を測定しています。2500mAh電池の場合0.2Cでちょうど500mAとなりますので、今回の電池群の中で種類の多い2500mAh前後の電池の容量測定としてこの500mA放電を統一の測定方法としています。
 1300mAhや1800mAhの電池ではメーカーの測定条件より悪くなっています。数値的にはごく僅かなものですが「悪くなっている」という前提で今回の測定値をご覧下さい。
 2700mAhの電池ではメーカーの測定条件より軽くなっています。数値的にはごく僅かなものですが「軽く(良い結果に)なっている」という前提で今回の測定値をご覧下さい。

 「1mAでも違う」「1秒でも違う」と非常に厳密に言えば上記の通り電池容量に対してきっちり0.2Cで測定しなければ「容量について語ってはいけない」という事になるかもしれませんが、経験上はこの程度の範囲であれば数値上は放電電流が違ったから他社電池との性能比較をする上で目にみえるような違いは見られない事がわかっています。ですので1300〜2750mAhの各電池に対して500mAでの使用条件での「同一の使用条件での比較」が成り立つものとして『500mAh放電時容量』を表記しています。

● 充電条件
 充電には三洋電機のNC-M58を使用しています。
 現在市販されている充電器の中で入手性も良く、エネループセット品なども発売されて多くの方が利用されているだろうと、日常的な使用シーンを想定しての充電を行っています。
 電池メーカーが行っている性能試験の充電電流とは異なりますが、メーカー試験と同一にするには電池毎に充電電流を変えて充電しなければなりません。しかし日常的に使用する充電器にはそのような機能を持つものは無く(ラジコン用などの特殊な高機能充電器は除く)、充電電流は一定で満充電を検知して充電時間を変えているものがほとんどです。今回の比較は電器店で売られている市販の充電器で充電する一消費者の使用シーンでの実験としています。

 尚、NC-M58など三洋電機の充電器は独自のピークカット方式で満充電を検知して充電を終了する為、0.1C充電で16時間も電流を流し続ける充電での測定方法より少し少ない容量で充電を完了します。
 しかしながらこの充電容量が実際に私達がNC-M58で充電した電池で使用できる容量ですので、市販の同一の充電器で充電した電池同士の実生活上での使用可能容量の比較実験であることには十分ご留意ください。

[補足、匿名様への回答]
 「NC-M58以外の充電器(ありていに言えばBQ-390)で充電して下さい!三洋の充電器は駄目な充電器です。」という匿名様からの投書がありましたが、正確な数値はまた後日「充電器の比較テスト」ページに掲載しますが、三洋NC-M58/松下BQ-390で充電完了(充電ランプで知らされる)の時点で充電される容量に大きな違いはありませんでした。(どれも0.1C×16時間充電より約5%程度少ないです)
 BQ-390では、こちらで解析した結果では充電完了ランプが点灯後も「補充電」が行われますが(これでほぼ公称容量の充電、但し国内電池)、これはメーカーの公式資料・説明書等には書かれていない機能ですので今回の比較実験では公式資料に無い機能については扱わないことにしています。

● 自己放電テスト
 満充電から10日後、一ヶ月(31日)後にそれぞれ500mA定電流放電をして、満充電直後(6時間経過後)のグラフと比較します。
 電池の保管は常温、期間は2007年3月末から5月はじめの一ヶ月間(31日)。室温は18℃〜22℃の間で昼間・夜間で変化します。
 バッテリーサイズの項で写真を掲載しているプラスチック製ケースに入れて保管。特殊な恒温装置は使用していません。ごく普通に家庭で保管する状態です。


■ VOLCANO NZ 1300

 100円ショップセリアで購入したVOLCANO NZ(武田コーポレーション)です。1300mAhと少な目ながら一本105円という格安電池です。充電器も105円で売られています。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
VOLCANO NZ 1300mAh 1350mAh
103.8 %
@ 105 円
1350.0mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 満充電での500mA放電容量は公称の1300mAhより多く、1350mAh使えました。
 実は今回テストした中では唯一公称容量(Typ.)の数値より多く使えた電池です。
 この実力であれば1400mAhや1500mAhと表記しても良い電池です。

 コストパフォーマンスを調べる為に、各電池の価格と容量から「105円あたりの容量」を計算しています。
 NZ 1300は1350mAh/105円と最もコストパフォーマンスの高い電池となりました。
 全電池の一覧(成績表)はこのページの下のほうに掲載します。

 全国の100円ショップセリアで購入でき、一本105円と気軽に買って使えるのは魅力で、この実験からもコストパフォーマンスの高さが評価できます。
 但し、入荷が不安定でなかなか店頭に潤沢に並ばないのが玉にキズです。
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 満充電時で約1400mAhだったのが一ヶ月後で約1100mAh程度残っています。一ヶ月でこれくらいの容量の変化なら、実使用上ではほとんど「減った」と感じないかもしれません。
 但し電圧の低下は比較的大きく、放電開始時の落ち込みに電池が休眠を始めている様子が伺えます。
 一ヶ月後の放電では1.25V以上に電圧が回復する事がありませんでしたので、小容量電池の宿命か放置後はパワー不足の感があります。
 大きな電流を必要としない機器(小出力のLEDライト・ラジオ・MP3プレーヤー等)では一ヶ月放置しておいてもほとんど満充電時と使用時間の差は感じられないでしょう。大きな電流を消費するモーターやハイパワーライトではあまり放置していると力強く機器を駆動できなくなりそうですので、長期放置後は使用前の再充電が必要*1ですね。

*1  基本的にニッケル水素充電池は「使用前には充電する」ものです。
 継ぎ足し充電を行うと「メモリー効果」が起きると言われていますが、ニッケル水素充電池はメモリー効果が非常に起き難く継ぎ足し充電に強い電池だと言われています。
 最近の新型ニッケル水素電池は「継ぎ足し充電OK」と特にメモリー効果の心配の無いことをPRしていますので、改良された新型電池ではほぼメモリー効果の心配は無いと思われます。
 以後の電池では特にこの「一ヶ月放置後は要充電」は記載しません。


■ [次世代] DLG 1800

 DLG(輸入元YASHIMA)の1800mAh電池です。
 [次世代]という名前とデザインが中華っぽくてイカします。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
[次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
1800mAh 1783mAh
99.1 %
@ 200 円
909.8mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では1783mAh使用できました。購入後初期はほぼ公称容量に近い容量で使えます。
(Min.表記が無いので最低容量での比較はできません)

 コストパフォーマンス値では1000mAh/105円を割っています。
 単価は少し高いようです。

 秋葉原でなくても、一部のドン.キホーテで電池4本パックや専用充電とのセット品が売られているのを確認しています。他のバラエティショップ等でも販売されているかもしれません。
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 この様子から見ると、それほど自己放電が大きいとは思えません。(ごく普通?)
 一ヶ月後でも「休眠」の落ち込みは見られません。もちろん全体的な電圧低下はありますが…
 10日後まで比較的早く放電が進んでいますので、高い電圧と満容量で使いたい場合は充電後数日の利用が良いようです。
 それほど大きなパワーを必要としない機器では一ヶ月後でもじゅうぶん使えます。


■ POWER LOOP 2000

 eneloop似のデザインで発売された怪しい電池「POWER LOOP」の2000mAhタイプです。
 中身がeneloopと同性能かどうかは
POWERLOOPの実力を探る?ページに掲載しています。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
POWER LOOP 2000
BP50AA2000
2000mAh 1842mAh
92.1 %
@ 188 円
1028.8mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はほとんど使えませんでした。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では1842mAh使用できました。購入後初期はほぼ公称容量に近い容量で使えます。
(Min.表記が無いので最低容量での比較はできません)

 コストパフォーマンス値ではほぼ1000mAh/105円で平均的です。

 2007/4現在、あきばお〜でしか販売されていないようですので、もしかしたらあきばお〜が企画・製造(OEM委託)しているのかも?
 店頭では「中身はeneloopと同じ」と看板に書いているのは問題だと思いますが・・・
● 自己放電テスト
※ このグラフは「POWER L∞P の実力を探る?」ページに掲載したものです。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 他の2500mAh程度の充電池と比べると、多少「自己放電が少ない」という感じがします。
 エネループにはかないませんが、一ヶ月後でも1600mAh使用できるのであれば特に大容量を必要とする機器以外では「少し使用時間が少ないかな?」程度の使用感ではないでしょうか。


■ NEXcell 2400

 NEXcell社の2400mAh電池です。
 [テクニカルデータ]ページ
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
NEXcell 2400
NR-AA2400
Typ.2400mAh
Min.2300mAh
2117mAh
88.2 %
@ 199 円
1117.0mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では2117mAh使用できました。Min.容量の2300mAhまで使用できません。

 コストパフォーマンス値では1000mAh/105円より高いようですが、もう少し実容量が高いと良かったのですが・・・

 ちなみに共立電子では同じNexcell 2400が一本335円です。
 4本だと1340円もします。まるで国内メーカー製電池と変わり無い価格なので大阪では全然「格安電池」という気がしませんので以前から売られていましたが買っていませんでした。

 余談ですが、NEXcell社からもeneloopタイプの「Low self discharge; Ready to use」(自己放電が少ない、買ってすぐ使える)電池『energy ON』が発売されるようです。
 NEXcellのGlobalサイトに告知が出ています。
 [データシートPDF]
※ 掲載の確認は2007/4/9現在
もう消えていたらゴメンナサイ

 白いボディ、メタリックブルーのロゴ書体、まるで・・・eneloopじゃないですか!(笑)
 容量も2000mAhと実に興味深い。
 POWER LOOPのようなパチもん電池ではなく、本格的な同タイプ電池か、はたまた技術提携か?
(資料PDFのリンクが切れていて確認できないのが残念です…)
*4/11追記*
 NEXcellページのリンク切れはそのままですが、リンクURLの%20(スペース記号)は間違いで_(アンダースコア%5F)にしたら見れる!という複数の情報を頂きました。投稿くださった皆様ありがとうございます。
 データシートPDFでは「6ヶ月で80〜85%」「1年で70〜80%」と書かれています。
 eneloopの「6ヶ月で90%」「1年で85%」とは違うようです。松下HHR-3MPS(パナループ/緑パナ)の「1年で80%」と似ているようですがやはり同じ物ではなさそうです。
 また400mA放電グラフを見てもeneloopのような高電圧維持型ではなく、放電電圧特性は従来のニッケル水素電池と変わりが無いように思えます。
*追記ここまで*

 日本でも輸入販売されてくれるとテストできて嬉しいのですが。
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 少し自己放電が大きい電池のようです。
 一ヶ月後には「休眠」の落ち込みが見られます。
 10日後まで比較的早く放電が進んでいますので、高い電圧と満容量で使いたい場合は充電後数日の利用が良いようです。


■ RICK BERY 2500

 RICK BERRY(リックベリー)社の2400mAh電池です。
 電池に「Charge up to 1000 cycles」なんて書いて有ります。本当に1000回使えるのでしょうか?
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
RB 2500
HC250R50AA
2500mAh 2300mAh
92.0 %
@ 248 円
973.8mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はほとんど使えませんでした。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では2300mAh使用できました。
 Min.表記が無いので最低容量での比較はできませんが、Min.2300〜2400mAhとしたらちょうどMin.容量程度という感じでしょうか。

 コストパフォーマンス値では1000mAh/105円を少し割っています。

 「Charge up to 1000 cycles」とわざわざ書くという事は、1000回使える性能を有しているのか?…謎です。
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 Nexcell2400と同じくらて、少し自己放電が大きい電池のようです。
 10日後には早くも「休眠」の落ち込みが見られます。
 一ヶ月後でも2時間20分すぎまで1.25V以上を維持していますので、一ヶ月後でもそこそこのパワーで使用できそうです。水平期間の長い、長時間安定した電圧を維持し続ける特性は良いのではないでしょうか。


■ GP 2500

 GP社の2500mAh電池です。
 GP社といえば世界的にも老舗の電池メーカーですね。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
GP 2500
250AAHC
2500mAh
Typ.2450mAh
2283mAh
91.3 %
@ 249 円
962.7mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はほとんど使えませんでした。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では2283mAh使用できました。
 Min.値は書かれていませんが、Typ.2450mAhで電池の名前は2500ですから、少し大きい目に書いているようです。
※ GP電池のデータを掲載している海外の電池販売サイトではMin.2450と書いている所もあります。電池にはTyp.2450と印刷されているので販売サイトのほうが間違っている物と思われますが…

 コストパフォーマンス値では1000mAh/105円を少し割っています。

 またまた余談ですが、「海外製電池は厳密に容量を管理して生産されておらず、作ってみて完成品をテストして充電できる容量でランク分けして売る製品の種類を決めている。」というような話を大昔のニカド電池の時代にも聞きましたし、最近も非公開投稿で同じようなご意見を頂戴しました。
 つまりこの電池だと「テストしてみて2500mAhの性能と判断したからGP 2500として出荷している」という事・・・なのでしょうか?
 今までそういう理論でちゃんと表記容量まで充電して使える電池に当たったことがありません。
 Min.表記が無いので正しく判断できませんが、この電池の場合は「Min.2200mAh程度使えれば2500と表記する」というかなり実容量と表記容量に差がある状態で売るのが中華電池のランク分け基準なのでしょうか。
 いくら中国の製造工場とはいえ、今でもそんなアバウトな製造ラインで電池を作っているとは考え難いのですが。
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 さすが世界のGP!、ここにニッケル水素電池の真髄を見た!という感じでしょうか。
 そこそこ大きな自己放電はニッケル水素電池の特性そのもの。
 10日時点で容量が早い目に少なくなっているので、充電後数日の使用で「あれ?」と思う事があるかもしれません。
 小電力機器では一ヶ月後でもそれほど自己放電を気にすることなく使用できそうです。


■ GP 2700

 GP社の2700mAh電池です。
 三洋2700があまりに酷い電池だったので世界に通用するGP社の2700は果たして高性能なのか!?という期待がありました。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
GP 2700
270AAHC
2700mAh
Typ.2600mAh
1667mAh
61.7 %
@ 298 円
587.4mAh

 ああ、やっぱり購入直後はものすごい自己放電の為、電圧が1.0Vを思いっきり割り込んでいて放電テストができませんでした。
 一本が0.5Vくらい、もう一本は0.02Vとほぼ0Vです。

 三洋2700の時とたいして変わりありません。
 しかも一回目の充電ではほとんど回復せず。2回目の充電でやっとこの1000mA放電グラフに近い状態になりました。

 充電できる容量もたった1600mAhと、公称容量の2700mAhと比べて61.7%
 JIS規格の電池の寿命と判断する60%に極めて近く、ほとんど死亡電池です。

 このGP2700電池も三洋2700で確認した「自己放電による過放電が原因の保管中の急速な劣化」と同じ状態だと推測できます。

 買った時点で容量が寿命値の死亡電池とは・・・二度と買わないようにします。

 もし店頭で自己放電していない製造直後の電池が買えればそれは死亡しておらず、ある程度は2700mAhの本当の実力で使用できるのかもしれませんが、今回の購入は自分では無く電池には詳しく無い「東京エージェント」に頼んでバラ売りされている大量の電池の中から無作為に選んでもらいましたので、ふつうのお客さんが店頭で買う状態と同じだとお考えください。
 あなたは、店頭でいちいち電圧を測って電池を選ぶ事ができますか?

※ この後、復活するかと思い数回充放電を繰り返してみましたが・・・どんどん容量が減ってゆきます。これも三洋2700と同じ(T_T)
● 自己放電テスト
▼グラフをクリックすると拡大表示
 10日後の測定であまり電圧・容量が低下していなかったので「もしやこれは当たり!?」と思ったのですが、一ヶ月後には夢が打ち砕かれました。
 充電後一週間〜10日程度であれば、満充電時に近い容量で使用できそうです。
 但し、満充電時の容量も1600〜1700mAhと、全然2700mAhの面影もありませんが。


■ POWER LOOP 2700

 eneloop似のデザインで発売された怪しい電池「POWER LOOP」の2700mAhタイプです。
 中身がeneloopと同性能かどうかは
POWERLOOPの実力を探る?ページに掲載しています。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
POWER LOOP 2700
BP50AA2000
2700mAh 2342mAh
86.7 %
@ 269 円
914.2mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では2342mAh使用できました。
 2500mAh程度使用できれば2700電池として満足ですが、やはり少し少なめですね。
 2500電池と比べたら少しだけ容量は多いですが、価格差を考えると微妙な所です。

 コストパフォーマンス値でも1000mAh/105円を85mAhも下回っています。

 三洋2700やGP2700のような惨い電池では無いようですが、この電池を買うくらいなら他の2500mAh電池を買ったほうが良いかもしれません。
● 自己放電テスト
※ このグラフは「POWER L∞P の実力を探る?」ページに掲載したものです。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 他の2500〜2750mAhクラスの電池に比べるとわずかに自己放電が少ないです
 POWER LOOP 2000も同様に同クラスの充電池よりわずかに自己放電が少ないようですので、POWER LOOPはエネループほどの高性能では無いものの、自己放電特性が改善された電池である事には間違いは無さそうです。

 しかしこれも「海外製電池」と比べればの話で、「POWERLOOPの実力を探る?」ページで比較した次のグラフ、東芝 2500(但し10回以上使用)の自己放電状況と比べると、満充電時には電池の容量表記が2500と2700なのにグラフはほぼ同じ、10日後の保持能力はPOWER LOOPが勝っていますが、一ヶ月後には東芝2500とかなり似通ったものになることがわかります。
 今回テストした海外製の2400〜2500mAh電池では一ヶ月後に2000mAh容量が残っていた物はありませんでした。
 比較した東芝2500は一ヶ月後で約2000mAh。
 POWER LOOP 2700BP 2750の二本の海外製(約)2700mAh電池でやっと一ヶ月後の残容量が2000mAhという具合です。

 同じ充電器で(平等な状態で)充電してこの差が現われるという事は、やはり海外製の電池と国産の電池には実際に使用する上で少なからず性能の差が有るという感じが見て取れます。
 いやまぁ、国内メーカー電池にも海外電池と同じくらいの自己放電をするものや、数日間も保たないものもありますが・・・


■ BP 2750

 Better Power社の2750mAh電池です。
 現時点でほぼ世界最高容量(公称値)の電池です。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
BP 2750
BP50AA2750
2750mAh
T2650/M2550
2475mAh
91.7 %
@ 231 円
1125.0mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では2475mAh使用できました。
 POWERLOOP 2700と比べるとわずかに容量が多いですが、期待値の2550mAhにわずかに手が届きませんでした。
 しかしながら公称容量との比率では91.7%とかなり好成績です。

 コストパフォーマンス値でも1000mAh/105円を上回っていて、単価では他社の2500電池より安くお買い得かもしれません。
● 自己放電テスト
※ このグラフは「POWER L∞P の実力を探る?」ページに掲載したものです。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 10日時点ではあまり電圧・容量が低下していませんので、充電後一週間〜10日程度はそのままでも大容量の利点を活かせそうです。
 一ヶ月後には電圧は1.25Vをギリギリ維持できていませんが、比較的水平期間が長いので容量なりに長時間安定した電力供給ができそうです。

 BP社製造?の可能性があるPOWER LOOP 2700とかなり似通ったグラフですので、POWER LOOP 2700と同様に自己放電特性が少し改善されているのかもしれません。
 しかし、一ヶ月放置した場合はできれば再充電してやったほうが幸せなような気がします。


■ Megacell 2300

 キムラタン社の充電器「クイックエコ QEC-F20」に付属してきた2300電池です。この電池は4本あります。
▼グラフをクリックすると拡大表示
電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
Megacell 2300 2300mAh 1692mAh
73.6 %
@ ??? 円
???mAh

 普通のニッケル水素電池ですので、購入直後(購入後無充電での放電)はかなり自己放電していました。

 今回テストしたうち容量が多いほうの電池で、満充電で500mA放電では1692mAh使用できました。
 公称2300なのに、1800〜2000mAh電池程度にしか使用できません。

 更に、この電池は(実はGP2700も)放電終了間近の電圧の下がり方が異常で、1.2Vあたりから急激に電圧が下がって突然使えなくなってしまいます。
 もし電池残量表示が付いた機器で使用すると、バッテリーが少なくなったマークが出る間もなく突然電源が切れてしまうでしょう。
 小容量といい、突然死パターンといい、あまり嬉しく無い電池です。

 「これはクイックエコに付属してきた電池、きっとクイックエコで充電しないと本来の性能を発揮できない電池なんだ!」

 やはり販売しているメーカーの推奨している組み合わせでないといけないのでしょう。早速このダメ電池をクイックエコで充電してみました。
▼グラフをクリックすると拡大表示

 どうでしょう!、全く改善されていません・・・・・・・

 高電圧(大電流)充電の為か、初期電圧が高くなっていますが、容量的にはほとんど変わりはありません。良くなっている物もあれば悪くなっている物もあります。

 これは、この電池はこういうポテンシャルの電池だということですね。

 電池に「Fast Charge 0.5 hours,Fast Discharge 7A max.」と書かれています。
 「超急速30分充電に対応していて、7A放電もできる!」という電動工具かラジコン用途向けの特殊電池のようです。
 確かに比較的高い電圧を長時間維持して突然終了する放電カーブのようですが、初期電圧がそれほど高いわけでは無いのでラジコンで短時間レース向けというよりは長時間ロード向け、パンチを持続させたい電動工具など向けのような特性ですね。
 初期電圧の低さはクイックエコで充電してカバーするという手でしょうか。
 容量を捨てて電圧を維持させているパターンは、ラジコン用ではインテレクトバッテリーに似た感じですね。

 クイックエコは最大4Aの大電流充電を行うそうですので、大電流充電に対応していて「クイックエコで充電しても壊れない電池」を選択しているのでしょうか?
 その部分を気にしているのだとしたら、普通の市販電池では不具合が発生する可能性をメーカー自らが危惧してこんな特殊な電池を付けているということになります。
 色々と良い宣伝文句を並べている充電器ですが、こういう所から疑惑が湧いてしまうような電池を添付品として付けているのはイメージダウンですね。
● 自己放電テスト
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 ごめんなさい、もう許してください・・・・・・・
 本当に、キムラタン社が何を目的にこの電池を添付しているのかわからなくなってしまいました。
 「電池に優しく、2500回充電」できる充電器なので、たくさんの回数を充電してもらう為にわざとこんな自己放電の多い電池を添付しているのでしょうか?
 それならGP2700のほうがいいのに(-_-

 「充電器の卸値が変わらないほど仕入れ値が安いんじゃないの?」とはこの充電器(と電池セット)を買った友人談。

 謎は深まるばかりです。


■ 性能比較 (満充電6H後)

 各電池の測定値を比較グラフにしてみましょう。

● 500mA放電
 500mA定電流放電時のうち、比較的電圧の高いほうの電池のグラフを並べてみました。(容量の多いものとは限りません)
 参考の為、国内メーカー製品のeneloopと東芝2500のデータを並べています。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 1300〜2300mAhの電池では、Megacell 2300eneloopが比較的高電圧タイプだとわかります。Megacell 2300はやはり電動工具等用のハイパワー電池のようですね。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 RickBerry 2500が比較的高い電圧を維持しているようにみえます。この高電圧特性が何度使ってもあまり落ちないのであれば、デジカメ等使用に向いているという感じですね。(しかし後で別の弱点が…)
 GP 2700は初期電圧も低く維持時間も短いという弱った電池特有の症状が出ています。買ったばかりなのに・・・

● 数値で見る比較
 それでは、今回テストした電池の性能(?)を順に並べてみましょう。

実使用可能容量 順 (満充電6H後)
順位 電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
1 BP 2750
BP50AA2750
2750mAh
T2650/M2550
2475mAh
91.7 %
@ 231 円
1125.0mAh
2 POWER LOOP 2700
BP50AA2000
2700mAh 2342mAh
86.7 %
@ 269 円
914.2mAh
- TOSHIBA 2500
TH-3K
2500mAh
Min.2300mAh
2333mAh
93.3 %
@ 412 円
594.6mAh
3 RB 2500
HC250R50AA
2500mAh 2300mAh
92.0 %
@ 248 円
973.8mAh
4 GP 2500
250AAHC
2500mAh
Typ.2450mAh
2283mAh
91.3 %
@ 249 円
962.7mAh
5 NEXcell 2400
NR-AA2400
Typ.2400mAh
Min.2300mAh
2117mAh
88.2 %
@ 199 円
1117.0mAh
- eneloop
HR-3UTG
2000mAh
Min.1900mAh
1917mAh
95.8 %
@ 368 円
547.0mAh
6 POWER LOOP 2000
BP50AA2000
2000mAh 1842mAh
92.1 %
@ 188 円
1028.8mAh
7 [次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
1800mAh 1783mAh
99.1 %
@ 200 円
909.8mAh
8 Megacell 2300 2300mAh 1692mAh
73.6 %
@ ??? 円
???mAh
9 GP 2700
270AAHC
2700mAh
Typ.2600mAh
1667mAh
61.7 %
@ 298 円
587.4mAh
10 VOLCANO NZ 1300mAh 1350mAh
103.8 %
@ 105 円
1350.0mAh

 BP 2750がトップです。2750という公称容量に見合った大容量で使用できました。
 全体的にはほぼ公称容量順に並んでいますので、死亡電池のGP 2700と特殊な特性のMegacell 2300を除けば表記通りの順です。
 特に惨い物を除けば、海外製品でもそれほど公称容量と実容量のバラつきは大きくなく、大きな容量が欲しければ表記上でも大きな物を選べば良いという結果です。

公称容量と実容量の比 順 (満充電6H後)
順位 電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
1 VOLCANO NZ 1300mAh 1350mAh
103.8 %
@ 105 円
1350.0mAh
2 [次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
1800mAh 1783mAh
99.1 %
@ 200 円
909.8mAh
- eneloop
HR-3UTG
2000mAh
Min.1900mAh
1917mAh
95.8 %
@ 368 円
547.0mAh
- TOSHIBA 2500
TH-3K
2500mAh
Min.2300mAh
2333mAh
93.3 %
@ 412 円
594.6mAh
3 POWER LOOP 2000
BP50AA2000
2000mAh 1842mAh
92.1 %
@ 188 円
1028.8mAh
4 RB 2500
HC250R50AA
2500mAh 2300mAh
92.0 %
@ 248 円
973.8mAh
5 BP 2750
BP50AA2750
2750mAh
T2650/M2550
2475mAh
91.7 %
@ 231 円
1125.0mAh
6 GP 2500
250AAHC
2500mAh
Typ.2450mAh
2283mAh
91.3 %
@ 249 円
962.7mAh
7 NEXcell 2400
NR-AA2400
Typ.2400mAh
Min.2300mAh
2117mAh
88.2 %
@ 199 円
1117.0mAh
8 POWER LOOP 2700
BP50AA2000
2700mAh 2342mAh
86.7 %
@ 269 円
914.2mAh
9 Megacell 2300 2300mAh 1692mAh
73.6 %
@ ??? 円
???mAh
10 GP 2700
270AAHC
2700mAh
Typ.2600mAh
1667mAh
61.7 %
@ 298 円
587.4mAh

 上位はほとんど90%台ですので、Min.容量がわからない電池でも実際に使用できるのはだいたい公称容量の90%だということですね。

 参考比較用の国内メーカー電池は両方共実容量がMin.容量を上回っています。
 私個人の経験として、国内メーカー製の他の電池も新品の時にはだいたいMin.容量までは充電できた物がほとんどでしたが、過去に使用した海外製電池ではMin.容量まで使えない物が多かったり、公称容量自体をかなりサバを読んでる物が多かったような・・・
 そして今回のテスト結果を見てもそれが今でも同じような感じだと再確認できました。

 VOLCANO NZが唯一103.8%と公称容量より多く使用できました。
 実際に10数本以上使用していますが、どれもほぼ同じような特性で特に大きくかけ離れた悪い電池に当たったことはありません。
 100円ショップ商品として原価をかなり削っていて、「万が一」性能が悪い電池が混ざっても公称値に収まるように「保険」をかけて1300mAhという小さな容量を表記しているのかもしれませんね。

コストパフォーマンス 順 (満充電6H後)
順位 電池 公称容量 500mA
放電時容量
単価
公称容量
との比率
105円あたりの容量
1 VOLCANO NZ 1300mAh 1350mAh
103.8 %
@ 105 円
1350.0mAh
2 BP 2750
BP50AA2750
2750mAh
T2650/M2550
2475mAh
91.7 %
@ 231 円
1125.0mAh
3 NEXcell 2400
NR-AA2400
Typ.2400mAh
Min.2300mAh
2117mAh
88.2 %
@ 199 円
1117.0mAh
eneloop
HR-3UTG
1000回使用できるとして
容量を2倍して比較用に
@ 368 円
1094.0mAh
4 POWER LOOP 2000
BP50AA2000
2000mAh 1842mAh
92.1 %
@ 188 円
1028.8mAh
5 RB 2500
HC250R50AA
2500mAh 2300mAh
92.0 %
@ 248 円
973.8mAh
6 GP 2500
250AAHC
2500mAh
Typ.2450mAh
2283mAh
91.3 %
@ 249 円
962.7mAh
7 POWER LOOP 2700
BP50AA2000
2700mAh 2342mAh
86.7 %
@ 269 円
914.2mAh
8 [次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
1800mAh 1783mAh
99.1 %
@ 200 円
909.8mAh
- TOSHIBA 2500
TH-3K
2500mAh
Min.2300mAh
2333mAh
93.3 %
@ 412 円
594.6mAh
9 GP 2700
270AAHC
2700mAh
Typ.2600mAh
1667mAh
61.7 %
@ 298 円
587.4mAh
- eneloop
HR-3UTG
2000mAh
Typ.1900mAh
1917mAh
95.8 %
@ 368 円
547.0mAh
- Megacell 2300 2300mAh 1692mAh
73.6 %
@ ??? 円
???mAh
※ Megacell 2300 は単品販売では無いので選外です。

 VOLCANO NZがダントツでトップです。
 105円で1300mAhを超える容量には他のどの電池もかないません。

 2位のBP 2750は販売価格の安さから堂々の上位入りです。

 この一覧からわかるのは、海外製充電池はだいたい1000mAh/105円という価格帯に設定されているような感じです。
 国内メーカー製充電池はだいたい500〜600mAh/105円という、海外製と比べると倍近く高い価格です。
※ 国内品は大手家電店での4本パック品の単価で計算しています


■ 長さや太さは大丈夫?

 私のところでは充電池の保管には主に100円ショップで売られている単三電池が12本入る二段式のケースを利用しています。
 海外製電池を購入するまでは国内メーカー製電池では何の問題も無かったのですが、今回購入した電池ではうまく入らないものがでてきました。
 どうやら国内メーカー製より太くて、2本ずつ入れる場所の幅より電池の太さのほうが大きいのです。
 精密ノギスを持っていないので1/100mm単位で測ったわけではありませんので、果たしてこれが電池の規格内なのか、電池ケースのほうがわずかに規格より小さいのかわかりませんが、市販の電池ケースに入るか入らないかは電池をそれに入れて保管する側としては電池を選ぶポイントにもなります。
 そこでこの電池ケースに入るかどうかを調べてみました。
 すんなり入って、軽く指をかけるだけで一本ずつ取り出せるものには印を、軽く置くだけでは2本並んで入らずギュッと押し込まなければケースのフタが閉まらないもの、また取り出す時も指をかけたくらいでは固くて取り出せないものにそれぞれ度合いに応じてまたは△△印をつけました。

 同様に調べてみると、単3電池を使用するLEDライト「SF-133」(GENTOS)が手持ちのライトの中では最もボディの内径が小さく、国内メーカー製電池では問題無かったのですが、海外電池では入らないものがでてきました。
 他のライトでは大丈夫なので、これは確実にSF-133が設計ミス(規格ぎりぎり?)なのだと思いますが、使っているライトで電池が使えないのでは電池を買ってもどうにもなりません。

 そしてもう1つ、単三電池一本で光る富士通FDKのHGM3111(現行カタログ落ち品)では、電池の長さが長いと電池を入れて絞め込んでもテールキャップの−端子とボディ(ヘッド部まで−側の電気を流す導体)が接触せず、電気が流れない為に点灯しません。

 エネループの肩の高さ問題ではなく、+極から−極までの単純に電池の全長が長いと光らないという問題です。エネループを含めて国内メーカー電池では問題無く光ります。
 SF-133、HGM3111で使えない電池はどれかも調べてみました。

電池 12本用ケース
に入るか?
SF-133
に入るか?
HGM3111が
点灯するか?
VOLCANO NZ
[次世代] DLG 1800
DLG180-2AH51
POWER LOOP 2000
BP50AA2000
×
NEXcell 2400
NR-AA2400
×
RB 2500
HC250R50AA
△△ × ×
GP 2500
250AAHC
△△ ×
GP 2700
270AAHC
△△ ×
POWER LOOP 2700
BP50AA2000
×
BP 2750
BP50AA2750
×
Megacell 2300 △△△ ××× ×

 いちばん頻繁に使うであろう2400〜2500mAhの電池がSF-133では半数程度使用できず、HGM3111ではほぼ壊滅的なのはいただけません。(ライト用に買ったのに…)
 ×印の電池では全く点灯させる事ができませんので、他の機器でも電池ボックスの大きさによっては海外製電池を買う時には注意したほうがよさそうです。



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 このページに「●●社××型充電器で充電できますか?」「こんな実験をお願いします」などの内容で投稿する前に、「電池関係専用メッセージページ」を先にお読みください。
 だいたい良く似た質問・回答は既に出ています。
 
 大変参考になりました。  ニッケル水素電池が大好きで秋葉原に良く電池だけを買いにいきます。  単3はいつも持ち歩いて、ケータイ・PDAの電池が切れた時はPanasonic ポケットパワー(でしたか?)で補充しています。  このサイトの実験結果を参考にして、昨日初めて知った「POWER LOOP」を4本買ってみました。  GPやネクセルだけでなく色々ためしてみるのは楽しいですね。  本当に貴重な実験を公開していただき、ありがとうございました。
ふるたあらたのじょう 様
お返事  日々新しい電池が発売されていますので、色々な個性のある電池が増えていますね。

 買える方はご自分の使い方に合ったものを探して購入して試してみると面白いですね。
お返事 2008/2/7
 
 充電池についていろいろと調べていたらこのページにたどり着きました。
 とても参考になります。
 ありがとうございます。
 ここで質問なのですが、大抵の充電器には充電できる専用の電池がありますが、それ以外の充電池を充電しても大丈夫なのでしょうか?
 ちなみに、今使っている充電器は三洋eneloop用のNC-TG1です。
 もし大丈夫なようでしたら、POWERLOOP2000やBP2750を使ってみたいです。
 回答よろしくお願いします。
ネオン 様
お返事  「それ(専用の電池)以外の充電池を充電しても大丈夫なのでしょうか?」につきましては、既に何度も回答していますので『「電池関係専用メッセージページ」』をお読みください。

 NC-TG1で他の電池を充電できるかについて、三洋製充電器・スペック一覧に於いてエネループ以外の電池では充電時間の表記がありませんので、これは表の意味から「以外の充電池の充電はできない・してはいけない」という事です。
 残念ながらNC-TG1ではエネループ以外の電池の充電は禁止されています。

 こちらでは所持していないので、実際に何mAhまで充電できるのか、安全装置はどうなっているか調べたわけではありませんので、メーカーの公表を信じるしかありません。

 エネループはTyp.2000mAhですので、同じニッケル水素充電池で容量も同じのPOWERLOOP 2000は充電できるかもしれませんが、BP2750非対応で、ある程度は充電できるかもしれませんが満充電できない・充電時に異常事態が起きる可能性が高いです。
 「満充電できなくても、ちゃんと充電できなくても良い」「充電停止後に電源を落としてでも満充電まで充電する忍耐力がある」「不測の事態・事故・被害が起きても構わない」という自己対応が取れるならNC-TG1でエネループ以上の容量の電池を充電するのは自由です。あくまで自己責任で、電池&充電器のメーカー・「気の迷い」に何ら責任の無い状態で行ってください。
お返事 2007/10/8
 
 GP 250AAHCを入手して、テストしました。見ていただけると嬉しいです。

http://www.gakitama.com/juudev/gp250aahc.htm

 気の迷いさんが測定した容量に近い値になってるんですが、驚くべきことに、公称容量が2400mAhとのこと。
 こちらのサイト、それから、GPのサイト、http://www.gpbatteries.com/html/products/rechargeable_hydride.htmlによると、2450mAhとのことですが、謎です。

 なんか、こういうのって、胸がときめいてしまう自分がいます(笑)。
たなか 様
お返事  GPの発表している数値に関しては、昔から結構あいまい(資料によって違ったりした)でしたので、あまり信用してはいけません(苦笑)

 充電時の挙動は、電池によって結構様々ですし、劣化したものでは同じ電池でも違ってきますので、色々と調べると面白いと思いますよ。
 良い機械を作られているので、これからも面白い実験を楽しんでください!
お返事 2007/9/9
 
 ネクセルのエナジーオンの6P(9V)タイプが発売になってましたね。
 従来品(通常版)との比較は、
   公称電圧…双方8.4V(7セル直列)
   公称容量…双方200mAh
   耐用サイクル数…双方500回以上
   価格…エナジーオンが100円(約12.7%)高価。 ※本体価格で計算

 7セル仕様なのは、6P(9V)電池の電圧と互角にするという至極当然の行為ですね。
※その分、電圧の低くなる6セル仕様の6P(9V)型充電池(1.2V系)と比べると容量は落ちますが…

 多セル系の弊害かはわかりませんが、サイクル特性は(公称値では)良くなってはいないようです。

 6P(9V)電池を使う小型の携帯電話充電器向けとして常備するには良さそうですね。
 でも、自分には不要そうです。(汗)

 6P(9V)型ニッ水を使うときは、充電器の仕様をきちんと見たほうがいいですね。
瑠璃 様
お返事  006Pタイプの充電は需要が無さそうでありそうで、微妙なところですね。
 7.2Vタイプは少なくなって最近はほとんどが8.4Vタイプになっているようですね。

 9V型の携帯電話充電器・・・は持っています(笑)
お返事 2007/8/25
投稿
8/25
 ネクセルの6P(9V)ニッ水は、160mAh版がかなり格安(エナジーオン比で約半額)でありますが、ほぼ同じ土俵で争わせたかったので黙殺しました。(ヲイ)

 持ってらっしゃいましたか…充電器。(汗)

 話は変わりますが、少し前にVolcano単3を1組(2本)買ってみました。
 感覚としては、公称1500mAhのものと大差ないって感じです。

 そういや、初めてニッ水が出たときって1300mAhだったなぁ(単3)…
 確か『ニカドの2倍の電池持ち!』なフレーズで。(記憶では東芝)
※スーパーニカド1000(パナ)も有りましたが、主流は700mAhでした。

 単3ニカド500や700をGBでとか、単4ニカド250をGBPで使ってたころからは想像もつかない進化ですね。
 単3で約4倍(700→2700),単4でも約4倍(250→1000)になりましたし。
※Ni-MHは公称容量で比較。Ni-Cd単3は700で比較。
 今や単4のNi-MHで、Ni-Cd単3並の容量だし…(^^ゞ
瑠璃 様
 
 最近セリアにまたVolcano(&充電器)が入荷したので、また少しだけ電池買い足しました。(計単三12コ^^;)

 僕の(ミニ)テスター(カイセ製)で計って(レンジ直流電圧2.5Vにて測定)みると、(5月初)購入直後セルすべて1.3Vありました。
 今回入荷は4月半ばだったと思いますが、これ結構よい状態で売られてますネェ・・・。(これなら充電しないで一応使える??って感じ)

 そこで、以前(1月頃)買って充電→使用を数回した後、満充電(3月初)後ほぼ2ヵ月放置したものを、序でに計ったところ、いずれも1.2V〜1.25V(どちらかといえば1.25V寄りが多い)保ってました。ヘぇ〜〜〜って感じ。たぶん1.1V近くまで自然放電してすぐ充電しないと不味いだろな?と思ってたのに・・・デジカメで使えそうです^^(半分ぐらいしか撮れないだろうけど・・・^-^;;)

 ちなみにSANYO2500(OEM)もほぼ同時期に満充電し放置しましたが、これもまだ1.2Vはあります(1.25Vありません)でした。

 僕は1.1V近くに下がると迷わず満充電することにしてる※(終了電圧1.0Vまで待ってると忘れて過放電になると('A`))んですが、Volcanoって意外に自己放電特性まともです^^
 これで1900mAh〜2000mAhあったらもう言うこと無しです(笑)
(※確認、これでいいですよね!??)

PS セリア100円充電器、Volcano1300mAHのみならず、2000mAh、2300mAh(完全放電した電池の)充電時間の目安を取説に記してあるところみるとなか々良さげな充電器なんだ(350mAなので電池にも優しい)けど、、

 満充電検知して自動でoffしない仕様なので・・・
 今回計ってみてなかなかVolcanoしぶといので目安となる完全放電まで待ってるのも大変。。。まぁ100円だし文句言えんが。。

 管理人様!、ぜひこれ(Volcanoのみならず)自動offするよう改造してみてください!!!

 って思ってたら、「電池レス、抵抗2つだけ(予算100円?)急速放電し→終了電圧で自動offする、放電器の設計完了」とな!?

 わぃおーネ申だね、管理人
 期待大

 ではでは
うんうん 様
お返事  今回(2007/4)入荷したVOLCANO NZはほとんどが製造から最短期間で店頭に並べられた物のようで、かなり電圧も高いままで容量もタップリ残っている良い状態のようです。
 本ページのグラフ作成用に使用したVOLCANO NZ 1300はちょうど今回の大量入荷直前に購入したもので、前回の大量製造・入荷の際の品なので製造から日数が経っていて、かなり放電したものでした。

 満充電後は2〜3ヶ月は放置してもまだ半分くらいは使えそうです。
 負荷をかけずに開放電圧をテスターで測ると、実力よりかなりいい電圧を示しますので、開放で1.2V前後だと本当の残り容量が分り辛いのがニッケル水素電池の難点ですが、だいたいの目安として知るには良いと思います。
 1.0Vに近づいていて、過放電が近いかどうかを確認するのは電池の管理上は良いことですね。

 セリアの105円充電器は135mAの準定電流充電器なので、満充電検知はしませんし、何の保護回路もありません。
 保護回路や安全タイマーが無いぶん、3000mAhでも4000mAhでも、135mAhの電力で充電できる電池である限りは将来の大容量電池まで充電できる制限の無い充電器なのですが、そのぶん充電時間も莫大になるので・・・・果たして近い未来の電池に対して実用的かと言われると人それぞれになってしまいます。

 105円充電器にオートカット回路を組み込むのはディスクリート部品では多分あのケースに入りませんし、回路構成上は105円充電器の改造というよりは、自作充電器に105円充電器のパーツを流用するという感じになってあまり楽しくはありません。
 8ピンのPICマイコンあたりでなんとかしても・・・あのケースの中に入れてしまうのはかなりギリギリですね。
 しかも市販の高性能の急速充電器のような−ΔV検出などではなく、最高電圧検知とか、その程度の簡易なストップ回路になるでしようからあまり性能も良くなく、105円の物を改造するほどの意味はあるのかと考えるとただの「自己満足」くらいになってしまうかもしれませんね。
 それでも改造できれば「面白い」のですが。

 「電源レスのオートカット急速放電器」は抵抗2個では無くトランジスタ2石ですよ。(まぁ抵抗も2個使いますが)
 予算はだいたい1回路400円くらいです。電池ボックスやパイロットランプの豆電球込みで。
 この放電器で終止電圧まで放電すると、105円充電器では仕様書に書いてある通りの時間充電すればほぼ満充電・ほぼ過充電なしのベストな状態に充電できますね。

 でも電池2本ぶん組み立ててケースも買えば約1000円。市販の1980円くらいで電池が2本程度セットになっている(ちゃんと充電停止してくれる)充電器セットを買うのと値段差を考えるとビミョーです(^^;
お返事 2007/5/16
 
 ネクセルの『energy ON』ですが、楽天市場内のネクセルにおいて取り扱われることは確定しているようです。
※自分も以前に、エネループやパナループのようなコンセプトのがあればなぁ…って感じで書いたことがありますし...(^^ゞ

 で、入荷時期そのものは未定のようです。
 『遅れているために明確にいつ頃とは言えない』とのこと。
 グローバルサイトにあった画像(デザイン)は『海外版』か『コンセプトデザイン』のどちらかである可能性が高いようです。
※フォーラム(掲示板)に書かれた情報からの推測

 無事発売になった暁には、是非とも比較検証をお願いしたいですね。(ヲイ)
瑠璃 様
お返事  あのままのデザインだと、サントリーの「黒烏龍茶」問題のようにソニーから訴訟を起こされそうな物ですから、何らかのデザイン変更はありうると思います。
 早く発売される事を楽しみにしています。
お返事 2007/5/16
投稿  楽天ネクセルでエネループっぽいやつ(Energy On)の日本版デザインが出てました。
 わかりやすい絶妙なデザインだなぁ…(笑)

 単4のほう(typ.750mAh,minだと700mAh位かと推測)は既に発売されてました。
 今のところバラ売りのみの1本252円(本体240円)でした。
 4本ブリスターが仮にあるとしたら、924円(本体880円)位になる計算です。
※過去の価格パターンからの推測です

 単3がどのくらいで出てくるのかわかりませんが、微妙な値段になりそうな予感が…

 充填技術とかにそれほど強烈なものを使わないので、高容量特化型より安価になってほしいものですが…
※日本メーカーが大体そんな感じになっています

 2400mAh品と2600mAh品の間くらいになってくれれば、そこそこ価値はありそうに思えます。
 2400mAh品程度の価格だと嬉しいんですが…
 ま、近場だとエネループ単3が8本で2480円だしなぁ…(ポイントとかは考慮せず)

 10本とかのまとめ買いが開始されれば、それを利用したほうがよさそうです。(特に単3)

 ああ、いろいろと楽しみだなぁ…(棒読み)
瑠璃 様
お返事  「充乾電池」・・・・・orz

 なんだか「三洋2100“充電池”バージョン」「次世代」に続く漢字電池(売れない…)になりそうな予感。
お返事 2007/6/1
投稿  energyONの単3型が出てきましたね。
 価格的には2400mAhと2600mAhのちょうど間くらいといった感じでしょうか。
 1本336円、10本3,045円、50本14,437円、100本27,300円でした。
※仮に4本ケースつきがあるとしたら、1,280〜1,307円あたりになるんじゃないかと…

 2600mAhを買うことを考えると、energyONでも構わないんじゃないかな?といったところでしょう。
 で、対抗として2400mAhか2300mAhかと。

 こちらの行動範囲内では、富士写真フィルム(三洋)のtyp.2500mAhの4本組が980円(だったはず)、エネループでも1280円くらいだしなぁ…(8本だと2480円)

 あ、アマゾンでエネループ単3×8本が1,977円だ…
(マーケットプレイスだから微妙ですが)
瑠璃 様
お返事  単三型が来ましたか!?
 次の充電池実験の時には買わないといけませんね。

 価格は確かにビミョ〜な所(^^;
お返事 2007/6/6
 
 こんにちは。
 VOLCANO NZ情報ですが名古屋市緑区のスーパーマーケットの2階のセリアに大量に入荷していました。単3型はたくさん持っていますので単4型を6本買いました。(5/11)
 実は私もまっちゃん様と同じように、DOP-011SLにVOLCANO NZを2本入れて使っていますがマイナス側がおもいっきり凹んでいます。もっと凹んだらハンダで、もろうかと思っています。ちなみに点灯可能時間は1時間〜1時間20分ぐらいです。
(一日一回15分ほど点灯します)
かっちゃん 様
お返事  VOLCANO NZの凹み情報、ありがとうございます。
 DOP-011にVOLCANO NZを入れた場合(というかどの電池でも)、電池はボディの長さより短くて2mmほどテールの内側に入ってしまいますね。
 という事はツイストスイッチを締め込んでもテールキャップの一部が当たって無理やり押し込んでしまうのではなく、単純に最も閉じた状態での−極のバネの圧力だけが電池にかかっている事になります。+側は固くて弾力はありません。
 DOP-011のバネはかなり固いほうで、オーム電機のSR-05B/10B/30Bも同じくらい固いです。
 GENTOSのSF-133/GT-10AZのバネはヤワヤワで全然電池を押さえている感じがしません。こちらは+極側にも弾力があり、−側は黒いプラ部品が電池の−板に当たって電池を押さえているようです。ヤワヤワなバネは電池押さえパーツの中で電気を流す為だけの電極のようですね。テールキャップを最も締め込んでも圧力はDOP-011やオームSLシリーズより明らかに弱いです。

 DOP-011やオームSLシリーズではバネ圧が強いので、長期間に渡って使用していると多少凹む可能性はありますね。
お返事 2007/5/14
 
 http://www.aiteku.com/shohin/product.php?categ=sea&subcate=nff
 なんか怪しい電池を発見しました。
 気にはなりますが、コスト面であまり利点が無いのであれだなぁ…
瑠璃 様
お返事  秋葉原や日本橋でも売られている、組み込み用のバルク品(のうちの1つ)ですね。
 その値段だとあまり安くは無いので特別にその電池が欲しい!という方以外は買わないでしようね。
お返事 2007/5/7
投稿  電池プロ[http://www.denchipuro.jp]こちらで結構お手ごろっぽそうなニッケル水素充電池がありました。

 単3×4…600円(2300mAh)、700円(2400mAh)
 単4×4…600円(850mAh)

 非常に興味深いですね。
 実質容量とか放電特性とかサイクル特性とか自己放電比率とか…

 買うときは送料などを考えてやらなければなりませんが、

 単3リチウムは…通販しかなさそうです。
瑠璃 様
お返事  だいたい国内メーカー製の半額くらいですね。
 充電器まで出している海外のメーカー製品のようですので、無茶苦茶悪い品という事は無いようですが、実際の品質は試してみないことには分かりませんね。

[追記]
 この電池プロの通販電池(単3型)に関しては電池プロPowerSmart、ほか電池の実験ページのご紹介にて放電特性の報告レポートを頂きました。
[追記ここまで]

 FUJIFILMの単3リチウム電池はカメラ用電池なので、電器店よりはカメラ店のほうが扱っている確率が高いです。
 ヨドバシカメラなどでも家電フロアには無くてカメラフロアの電池コーナーにだけ置いていたりといった感じです。
お返事 2007/5/20
 
 5月2日、堺市のSeria八田店にVOLCANO NZ 単三が残っていましたので10本購入しました。
 同日、Seria系列?の生活良品館三国ヶ丘店では単三は売切れ、単四のみたくさん残っていました。
 以上、情報でした。
東芝のサザエさん 様
お返事  今回は全国一斉にかなり沢山入荷したみたいですね。
お返事 2007/5/3
 
 この前、GP2700を購入して容量を測定したところ1600mA位しか出ませんでした。測定は1Aの定電流放電器で行いました。
 GP2700を8本購入して8本ともほぼ同じ値でした。少し、がっかりです。
 ご参考までに。
彈涅殤瀞 様
お返事  やはりGP2700は弱っていましたか。
 こちらの購入したものと同じように、購入までの期間に自己放電で過放電状態が続いて劣化した商品を買ってしまったのでしょうか。
 GP2700に限らず、ニッケル水素充電池を購入された場合はまず最初に電圧を測って1V未満の場合は不良で返品交換してもらったほうが良いですね。お店が返品交換に応じてくれる店なら…。
お返事 2007/5/2
 
 100きん電池ゲットしました。
 単4を44本買いました。
 ほぼ買占めました。
 すべて使わずに足りなくなった時とかに使うためにとっておきます。
 何しろこの電池次はいつになるか分かりませんから・・・・・。
電池まにあ 様
お返事  いや・・・40本も買わなくても・・・
 それだけで4200円!?
お返事 2007/4/26
 
 初めまして。充電池の種類が多い今日この頃ですが、とても参考になりました。今まで「パナ」や「ソニー」「東芝」「サンヨー」と色々使用してきましたが、一番持ちが良い(現在も使用)しているのが7年前に購入したサンヨーNi-MH1700(HR-3USV)2本です。
 先日セリア(東京蒲田)でVOLCANO-NZが結構な量、販売されていたので思わず充電器と共に購入しました。今後も色々なテスト記事を楽しみにしておりますので頑張ってください。
充電池大好き 様
お返事  4月中旬に、セリアにまたVOLCANO NZと充電器が入荷したようですね。

 ところで、「初めまして」ということはPOWER LOOPページで投稿頂いている『充電池大好き』様とは別人の方ですか?
お返事 2007/4/18
投稿  「充電池大好き」さんすいません。投稿部分までしっかり見ていなかったもので。HN変更します。

 さて今日もセリアへ行ってきました。パワーチェック(電池のチェッカー)と電池ケース・イヤーホン・ノギスを購入。
 しかしセリアは良いショップですね。
おちべー 様
お返事  多分、そのHNならそう簡単にはダブらないと思いますよ。
 セリアも店によって品揃えにかなり差があるので、そのへんをもう少し改善してくれると良いのですが・・・
お返事 2007/4/20
 
 今回も大変参考になるレポートありがとうございます。
 私としては水洗いできる電気カミソリに使うのに放電電圧で勢いが違うのでRB2500が1.3V近い高い放電電圧が魅力なのですが太くて長すぎですかああ羨ましい。じゃなくて残念ですねえ。

 せんせい今度は単4もお願いしま〜す。
 エネループとセリアと秋月で売ってるGP950/GP1000/GP1100の違いとかしりた〜い。
ぱう 様
お返事  日本には「大は小を兼ねる」という良い言葉があるのですが、電池には当てはまらないようです。電池ボックス側なら良いのですが。
 単四電池はいずれテストするつもりですが、前にどこかの記事でも書きましたように単四には単四専用の測定器(単三兼用かも)を作ってからにしたいと考えています。
お返事 2007/4/13
 
 こんにちわ、海外ニッケル水素充電池の性能テストを読みました。
 BP 2750が良さそうだなぁこっちで売ってないかな?とか思ったのですが…最後まで見て笑いましたね、こんなオチだったとはw
 私はヘッドライトで充電池使ってるのですが、HEAD WARS HW-733Hでサンヨー充電池がきつきつで普通のアルカリ電池なら素直に出るのに押し込まないと入らなくてやすりで削ってやっと何とか入るでしたから…買ったりしたら…泣けましたね(^^;
 後、100円の充電池が以外にコスト的に良くてびっくり、後は耐久ですね。
 それでは失礼します、又これからも色々参考にさせてもらいますm(__)m
紫音 様
お返事  サンヨー充電池がきつきつなら、海外製の太い電池はアウトですね。
 こういう太い電池が入らない機器のほうが稀で、ほとんどの機器では使えるのでしょうが、「はずれ」くじを引くと残念です。
お返事 2007/4/13
 
 キムラタンの充電器+Megacell を買った後にこちらのHPを見つけました。
 Megacell が怪しい充電池で; さらにキムラタンの充電器もだめだったらどうしよう・・・
 と、キムラタンの検証結果を待っています。

 現在は キムラタン+エネループで使用しているのですが。。。
はしもと 様
お返事  キムラタンQEC-F20は分解して回路を追っています。
 解析記事はあとしばらくお待ちください。

 添付されていたMegacell 2300はかなり特殊な電池のようで・・・
 内部抵抗は低そうなので、デジカメで瞬間大電力を使用するなら向いているのかもしれません。もしかしたらメーカーもそういう想定でこの電池を添付品に選んでいるのかもしれませんね。
 しかし今回テストした中では最も「太い」電池なので、使えない機器も多いかもしれません。
お返事 2007/4/11
 
 安い電池や海外製の電池だと太かったり細かったり長かったりと不具合が多いようです。
 100円電池は愛用していますがこれは問題なく使えるようです。これも電池選びのポイントですね。
電池まにあ 様
お返事  色々とバラつきが多いのが海外電池の特徴・・・と昔から言われていますが・・・ううむ
お返事 2007/4/11
 
 気の迷い さま いつも楽しく拝見させていただいています。

 とうとうセリアのVOLCANO NZ が登場しましたね。
 私も使っていますがこの性能なら105円であれば大満足です。
 しかしながら材質に関しては問題が・・・・・。
 仕事柄ELPAのDOP−011MGとVOLCANO NZを使っているのですが DOP−011MGは連続点灯させるときはテールキャップを締めこみますが何度も閉めこむとVOLCANOのマイナス側がプラスの電極の形に食い込んでゆきます。
 そのため接触不良になって接触不良→きつく閉めこむ→もっとへこむ→ますます接触不良 といった悪循環に陥っています。
 現在はあいだに銅の薄い板をはさんで使っております。
 100円なので買い替えればという声が聞こえてきそうですがまだ使えるものを捨てるのもしのびありません。
 電池BOXで使うのであれば特に問題はなくコストにあった電池の基本性能は十分だと思います。

 GPの大容量ニッケル水素はあたりはずれがあるのか前から充電した割りにすぐなくなるといった印象が大変強かったのですが今回の比較をみて納得がいきました。

 掲載予定の電池関係の放電性能試験にもぜひVOLCANOも追加してやってください。
 楽しみにしています。
まっちゃん 様
お返事  VOLCANO NZにはそんな弱点が!?
 DOP-011MGは私もメインのライトとして使用していますが、VOLCANO NZは常用していませんでした。(入れて点灯するのは確認していますが)

 試しにDOP-011MGにVOLCANO NZを入れてめいっぱいテールキャップを締めてみましたが、中の電池の−端子には凹みは見られませんでした。
 多分、締め込んだ状態で長時間押さえていないと凹まないのでしようね。

 電極板の厚さや固さ。
 これはまた電池の性能を語る上で重要な点をお教えいただきました。
 本当にありがとうございます。
お返事 2007/4/11
 
 ニッケル水素充電池の記事、読ませていただきました。

 ちょうど、セリアでそろそろ入荷すると聞き(メールで問い合わせたところ、早くて4月中旬だそうです)、本当にコストで考えるとどうだろうか、と思っておりました。
 やはり、コストでは一番でしたね。一応、セリアさんの方に、予約をしておきました。

 あと、『電池の太さや長さは大丈夫?』ですが、こちらも参考にさせていただきました。
 何故か、記事の電池ケースと同じ物を持っていますので、まさに、こちらもいい時にキタ!と感激しております。
ておき 様
お返事  セリアの電池がまた入荷するのですね。それは良い事です。
 セリアでは店頭予約もできますし、倉庫に在庫があれば店頭発注で取り寄せも出来ますから、売り切れでも店員さんに尋ねて取り寄せてもらえればラッキーです。

 いくら安くても容量が少なくて短時間しか使えないのは意味が無い!という使い方の方には意味の無い電池かもしれませんが、少ないなりに1300mAh程度は十分使えるので利用方法によっては本当に安くて便利な電池です。

 単三12本用電池ケースはセリアでも売られていますし、他の100円ショップでも多く取り扱われていますので使われている方も多いのではないでしょうか。
 2段式なのでコンパクトに収納でき、2本ずつ仕切りが付いているので満充電の電池と使用後の電池を区別しやすくて便利ですね。
お返事 2007/4/11
 
 ふむw( ̄∧ ̄)wふむ
 やはり現時点、ニッ水の上限は2500辺りか!?
 三洋2700のみならず、中華2700もぁゃιぃ

 2300-2500辺りはまぁまぁ公称に近く使えるかぁ、と思いきや・・・『乾電池SizeOverの中華裏技w』炸裂www
 「容量上げるためにゃ規格無視して(?)サイズup」って・・・
 そりゃサイズ大きくすれば容量上げ易いワ・・流石,単純な中華製www

 高価なデジカメとかに常用して大丈夫?って思ってしまぅぅ。
 100円電灯なら潰れてもいいけど・・・w

 おあとは、自己放電特性と充電回数ですねえ
 結局、これらを含めた「総コスト」でどれが「お徳」か決まる。。
 管理人様は、結局大容量(eneloop超)中華ニッ水だとどれがお勧めと思われますか?まだデータ不足かな??

PS セリア1300は私もデジカメで常用してますがサイズ的にも使用感も、これはまったくNo Problemです^-^
  三洋2500(OEM)と比べると撮れる枚数は6割ぐらい?ですがアルカリよりずっと多いし、電池警告後も結構粘ります^^

 また「個体のバラつきはほぼない」との管理人様のご感想ですが(製造→セリア入荷後すぐ捌けるからかも←^^)、私の買った物も不良電池皆無ですが、撮れる枚数はいい電池は1.2倍くらい撮れたり(120枚vs100枚)します三洋2500の7割近く撮れたりするのでこういう物に当ると、「ほんと良い買い物をしたわぁ」と感激します(*゚ヮ゚)

 総じてですが、使用前最初に充電時間計ってみて「早く充電が完了する物」があとゞ良い物が多そうです(←とてもaboutな感想)
 自転車で買いに行け\105ジャストもお気に入りですd(^-^)b

 近くの量販店(ヤマダ、ヨド、コジマ、ジョーシン他)でeneloopや良質中華もアキバの激安で売ってくれないかなぁ
うんうん 様
お返事  確かに、まだ2700以上の電池には安定した品質を期待できないようです。
 BP社のAA2750がかなり良い(というか普通の)性能のようですので、これが初期だけなのか10〜20回使用しても変わらないのかに期待したいと思います。

 海外電池のそれぞれの自己放電特性や回数特性を調べてみないと分りませんが、2500前後の電池であれば信頼性を取るなら国内メーカー製、ある程度の安さで「それなりに」使って買い換える用途でも良いのであれば海外製の安い電池でも良いのではないかと思います。海外製でも10回程度で劣化してしまう電池だと使い物になりませんが、せめて50回くらい使えれば安さの恩恵もあるのではないかと。

 私は自転車のライトに充電池を入れていて駐輪場で盗まれた事があるので、以後自転車ライトには105円のVOLVANO NZか使い古しの1700電池しか使っていません。
 一本200円程度までであれば盗まれても「まぁいいか」で済ませられるので、格安電池の使い道としては容量や放電能力以外にも良い点があると思います。
お返事 2007/4/11
 
 おはようございます。
 いつも楽しく拝見しております。

 私も色々と使いましたが個人的には電池類は”国内メーカーに限る”という考えの人です。

 テストに使われたGP社のものも使ったことがありますが、内部抵抗が国産メーカーと比べるとどうも大きいようでデジカメで使うと記録時に電圧ドロップして、落ちてしまうことが多かったんですよね。

#シェーバー等ではチョイと元気はないがちゃんと使えた。
#国産メーカー品でも古くなるとこうなってきますが・・・
#でもこうなるまで数年かかりますから(^^;

 また、品質のばらつきが大きいのも気になります。
 充電電池ではないのですが、乾電池で使用期限が遙かに先のものなのに液漏れしたりとか・・・
 こんなところは良くも悪くも”china quality”なのかな?と。

 ま、総じて単価は安いので、乾電池をラジコンの様に美味しい部分だけ使ってほいほい使い捨てって用途なら良いと思いますが、充電池は長く使って、一回あたりのランニングコストを安くしたいから買うものなので結果的には割高に感じて今は使っていません。

 こう思うのも日本のメーカーの品質管理は世界的にも突出してると思うのでそれを基準に判断してしまうからだとは思うんですけどね(^^;
TOMO 様
お返事  おはようございます。
    (投稿頂いたのは朝の10時頃でした)

 ニカド電池の頃から私も今まで色々な電池を試してきましたが、海外輸入物はバラつきも多くなんとなく「大雑把」というイメージでした。
 今回のテストで最新の物がどのような品質なのかの手かがりを得ようとしてみたのですが、ある意味昔から変わりは無く、ある意味改善改良されている部分もありといった感じで、これだけでは曖昧な部分も残るのでまだまだ研究しなければなりませんね。
お返事 2007/4/11
 

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