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パッと暗くなった/明るくなった時、両方反応する明るさ変化センサー
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お世話になります。
「パッと暗くなった時のみ点灯するランプ」を引き続き愛用しています。
さて、また、行き詰まりましたのでご教示のほどお願いします。
ボタン電池で稼動する小鳥の鳴き声が出る小鳥のおもちゃがあるのですが、本体が老朽して置物の体を成さなくなったので、電子オルゴールを取り出して再利用したいと思います。
この発声部品は、音に反応して鳴るのですが、電池を入れた時にも1回鳴ります。そこで、これを光の明暗(電源の入り切り)で鳴るようにしようと思います。
「ぱっと暗くなったら鳴く」のは、「パッと暗くなった時のみ点灯するランプ」の負荷をこのオルゴールにすれば、そのまま完成になると思います。また、「ぱっと明るくなったら鳴く」のも、Cdsの位置を変えれば実現できると思います。
では、ぱっと暗くなったときも明るくなったときも鳴くようにするには・・・?
Cdsを2個使って、「明→暗」と「暗→明」のセンサー部を作り、OR回路で555のトリガーにすれば可能かなと思うのですが、Cds1つで、「ぱっと暗くなっても明るくなっても」トリガーになる回路をアナログ回路で実現することは可能でしょうか?
一般化すると、電圧が下がるときと、上がるときにそれぞれトリガーを発生させるには、ということになるのでしょうか?
もし可能であれば、トリガーまでの回路の考え方をご教示いただければ幸いです。
スミ 様
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お返事 |
たぶん・・・Cdsを2個、トランジスタも2個・・・みたいな「パッと明るくなった」「パッと暗くなった」の2つの回路を作ってダイオードORを取れば部品数も少なくてカンタンだと思いますが、まじめに作るとこんな感じになります。
部品数で言うと・・・同じくらいかな(^^;
▼クリックすると拡大表示
● 微分回路 and 感度増幅
オペアンプ LM324 を使った微分回路です。
微分回路とは入力信号を微分するもので(あたりまえか…)、電気信号を微分するとその時間あたりの変化量が取り出せます。
つまり、Cdsと抵抗で作った「明るさに相当する電圧」を入力してやると、「明るさに変化が無ければ、出力電圧は無し(0V)」「明るさに変化があれば、その変化量に応じた出力電圧が出る」という働きをしますから、「パッと明るくなった」「パッと暗くなった」ような場合には出力電圧の振幅はより大きく(実際は+側と−側の両方に振る)なり、ゆっくりとした明るさの変化では出力電圧はほとんど変わらないという、明るさの変化の激しさ・量を明確に測定できる出力が得られます。
微分回路はオペアンプの反転増幅回路の応用ですので、フィードバック量を調節してやれば増幅率を変えられるので、VR1で「感度」を調節できるようにします。
右に回せば感度は増し少しの変化にも敏感に反応します。左に回せば感度は落ちるので大きな変化でないと反応しなくなります。
ちょっとだけ余談ですが、この微分回路ではある一定以上の「高周波」は感知(増幅)しないようにしています。
光に含まれるノイズや外来ノイズも増幅してしまって誤作動するような事を防ぐ目的と、最近のLED照明での誤作動を防ぐためです。
LED照明の中には調光機能(明るさや色を変えられる)のついた物もあり、それらはたいていはPWM制御で明るさや色を変えています。
PWMではある程度以上の周波数で発振したパルスでLEDを点灯させ「人間の目には明るさが変わるように見える」ようにさせる手法ですが、こういう光センサーにとっては曲者で、照明がパルス状に点滅しているのでそのパルスを「パッと変化している」と検知してしまっては照明を点灯している間中ずっと反応しっぱなしになります。
そうならないよう、微分という原理では「入力の変化量を抽出する動作」という事になるのですが、オペアンプによる微分回路では中に動作が正反対な積分回路の要素も組み込んで「高い周波数はノイズの元なので通さない!」というしくみがあるので、それを「高い周波数で点滅しているLED照明のPWM点滅には反応しない!」働きに利用するよう設計しています。
実は、うちにはPWMで調光したりする高級なLED照明は無いので、テストは「PWM調光しているLEDライト」数種類で行っています。
たぶん、実際のLED照明でも大丈夫だと思いますが、もし家庭用のLED照明の部屋でずっと反応しっぱなしになるようなら一部部品定数の変更が必要かもしれません。
昔は、こんな心配しなくても良かったのに!(笑)
● ウインドウコンパレーター
微分回路で検出した明るさの変化量を「パッと明るく/暗くなったか?」(規定の判定基準を超えたか?)の判別をするためのコンパレーター(比較器)です。
上で書きましたとおり、微分回路の出力は基準電圧(この回路では擬似GND)よりプラス/マイナスに振る振幅となりますから、コンパレータのほうも「一定電圧の幅を超えた(逸脱した)か?」を判別するための上限/下限に対してコンパレータをそれぞれ一個ずつ用いたものになります。
今回の設計では、基準電圧より約±0.23Vの範囲以上の振幅を感知したら出力をONにします。
感知したらLED1「反応」がパッと一瞬点灯します。
一瞬点灯する時間は、明るさの変化量や変化時間によって多少異なりますが、今回の検知回路の目的は「検知したらタイマーを開始するトリガーパルスを発生させる」ですからこれで十分です。
● トリガー出力回路
ご希望は「タイマーIC 555のトリガーをかける」という事ですので、安定して外部トリガーが出力できるようトランジスタ一個でトリガー信号を出す回路にしています。
タイマーIC 555のトリガー端子(2番ピン)に接続すれば、タイマーを開始できます。
● タイマー回路
明るさの変化を検知する回路でLM324の4つのオペアンプのうち3つしか使っていません。
何も使わないなら「未使用(余り)」として誤作動防止処理をして終わりですが、せっかくオペアンプが1回路あるのですから、わざわざ別途タイマーIC 555を使わなくてもこのLM324だけでタイマーまで作ってしまえるので、今回用意しているLM324一個でタイマーも兼ねてしまって、ほぼ目的の回路は全部これだけで完了させるようにしましょう。
もちろん、「既にタイマーIC 555を使う装置を作っていてそれに接続するセンサー部だけ必要なんだ」とか「PICマイコンの入力用に使う」などの場合にはこのタイマー回路は絶対に必要というものではないので、作らなくてもいいです。
その場合はオペアンプ一個は未使用処理をちゃんとしてください。
タイマーの入力はウインドウコンパレータの出力「SENS」信号からもらいます。
「SENS」信号でコンデンサを充電し、それが放電するまでの時間をタイマー時間とします。
タイマー時間はVR2「時間設定」で約1秒〜約3分30秒までの間で設定できます。
タイマー動作中はLED2「タイマー」が点灯します。
タイマーの出力はパワーMOS-FET 2SJ377経由で負荷に電源を供給できます。(最大約1A程度まで)
● 電源
センサー回路なので、なるべく変動の無い安定した電源を使用してください。
乾電池4本使用の5〜6V程度で動作します。
● 組み立てと調節
IC一個と周辺に部品が少しなので、それほど難しくは無いと思います。
組み立てたら、VR1「感度」を最大(右いっぱい)に、VR2「時間設定」を左いっぱい(約1秒)にし、通常の部屋の明かりの中でCdsに手をかざして陰にしてみてLED1「反応」がパッと一瞬点灯し、同時にLED2「タイマー」約1秒間点灯すれば回路の組み立てはほぼ大丈夫です。
※ LED2が点灯するのはタイマー回路を作っている場合
外部にタイマーIC 555などを接続している場合も、LED1「反応」がパッと一瞬点灯したときにトリガーがかかって、外部のタイマーが動作することを確認します。
Cdsを陰にしたり明るくしたりした瞬間に反応しタイマーは反応から設定時間動作することを確認したら、お好みの感度・タイマー時間に調節してお使いください。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 以下余談 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
こういう「明るさ変化センサー」は昔から使われており、いわゆる「(光学式)モーションセンサー」と呼ばれているようなセンサー装置の中身です。
Cdsなどを使った「人を感知するセンサー」とてしは光を当てておいて光源とCdsの間を人が通って遮ったら「暗くなった」を感知するような『遮光センサー』が有名ですぐ思い浮かぶと思いますが、今回の回路のような「急激な明るさの変化を検査する」という方法もあります。
ただし、モーションセンサーではCdsに光源から直接光を当ててそれを遮るのではなく(いや…それでも動作するでしょうけど)、Cdsとレンズとを組み合わせてカメラのように遠方の状態(測定点の明るさ)をCdsに像を結ばせる方法を取ります。
通路の上のほうから下に向けて、まるで監視カメラのような感じの小さな箱に小さなレンズが付いているような「モーションセンサー」が警備用につけられているのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。(赤外線センサーではなくて)
太陽光が朝・昼・夜と変化したり、一時的に雲に隠れるようなゆっくりとした明るさの変化では反応せず、「人が通った!」くらいの急激な変化のみ抽出するしくみで用います。
ただ、この方法だと「明るい場所に、その場所とは違う明るさに見える服を着た人(または物)が通る」という条件が必要なので、周囲の自然光に影響を受けにくいよう赤外線投光機と組み合わせて赤外線で感知するような方法も取れますが、今ではもっと別の人の体温(で変化する放射熱)を検知する「赤外線焦電センサー」などが対人センサーとして使われるのが一般的で、光学式のモーションセンサーは姿を消しつつあります。
ほかにも、小型のCCDカメラと専用電子回路を組み合わせて映像で物の動きを感知する最新のセンサーとか。
このCdsを用いたモーションセンサーのちょっと面白い使い方としては、ビルなどに付けられている監視カメラで侵入者を感知するセンサーのとても原始的な装置としても使われたことがあります。
今なら(というかかなり昔でも)カメラから送られてくる「ビデオ信号」の中を電気的に調べる電子回路でやってしまうような事ですが、大昔にはこのCdsによるモーションセンサーを作って「監視用テレビ画面の、監視したいポイントにCdsをぺたっと貼り付ける!」というまるで冗談のような方法で侵入者(通過する人や物)を監視するような装置が実在しました。
人や物が通ると、監視カメラの画面のそのポイントの明るさが変わるので「明るさが急に変化した!」を検出するわけですね。
たぶん、当時としてはビデオ信号から異常を検出するような装置はまだ複雑で高価だったため、安価に作れるCds式のような物でも本気で業務用に使われていたようです。
まぁたしかに、これなら監視カメラと映像モニター画面のほうはどこのメーカーの何にでもポンと取り付けできるわけですし、画面からCdsがポロっと落ちたら警報が発せられてしまう(笑)という若干の欠点もあったものの、汎用性は高い装置ですね(^^;
お返事 2012/6/6
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投稿 |
早速のご教示ありがとうございます。
私には、微塵も考えが及ばないPWM制御する照明の影響やモーションセンサーとしての歴史の話題など、とても興味深い記事にしていただいたことに感謝いたします。
音にも光の変化にも驚いて鳴き出すという結構リアルな小鳥ができそうです(笑)。
そのためには常時通電状態で、光の変化でいったん電源をOFFにし、その後ONに戻す回路を考えるという新しいテーマもできました。
最初から、「変化したときに一瞬OFFにするには」と相談していれば、答えが出てしまっていたでしょうが、それぞれの部位での電圧変化の向きまで示されていますから(至れり尽くせりのご教示に敬服いたします)、これは自力で解決したいと思います。
一般的には、変化があったときにONとなる方が自然ですので、質問の設定は間違ってはいなかったと思います。
あ、オペアンプを使ってのタイマーも勉強になりました。
とりあえず、オペアンプを入手して、ブレッドボード上でウインドウコンパレーターまでの動作の学習から始めます。
ありがとうございました。
スミ 様
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お返事 |
ブレッドボードで動作を確認するなら、変化検出を確かめるLEDは「明→暗」と「暗→明」の2つに分けたほうが、より理解しやすいでしょう。
「変化したときに一瞬OFFにするには」に変更するのはカンタンですね。
ちょっとヒントだけ書くと、タイマー回路のアレとアレをナニするとか、アレをナニに変えるとか、方法はいくつかありますが、それほど難しくは無いのでご自分でチャレンジしてみてください。
一瞬OFFにするだとタイマー時間は最大3分も要らないので、C4は1μF(最大約4.5秒)くらいでいいでしょうね。
お返事 2012/6/9
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投稿 |
ブレッドボード上での試作品完成しました。
うーん、見事な動作!
早速、Cdsをコードで延長し、テレビ画面に付けてみました(笑)。
画面の変化に合わせて、LEDが点滅するのはなんとも愉快です。
基盤に移植すれば完成ですが、色々と試験してみたいため、しばらくこのままの状態で楽しみます。
「パッと暗くなった時のみ点灯するランプ」は、私がお願いしたものではありませんが、この記事に触発され、そこからこの光学式モーションセンサーまで発展してきました。
Cds、LED、微分回路(ワンショット回路)、555タイマーIC、トランジスタ、FETによるスイッチング、そして多機能なオペアンプの使い方等々。
多くのことを学習させていただきました。
日曜電子工作マニア(の初心者)としては、内容有り余る教材(しかも即実用品)となりました。
応用が利く基本的テクニック満載ですので、一連の記事をサイトトップの2分間ランプに追加してトップ記事に昇格させてもいいのでは、と思うくらいです。
末永く運営していただくことを願っています。
(ところで、2回目の回答の右側の画像枠?が表示されないのは?、宿題?)
スミ 様
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お返事 |
テストがうまくいったようですね。
CdsをTV画面に貼り付けるテスト(お遊び?)までされて、動作の確認と応用の学習などまでされたようで。お役に立てて光栄です。
画像が表示できないのは・・・、たまにファイル更新時の同期がうまくゆかない時があり、転送したはずのファイルが無かったりすることがあり、今回も最初に更新した時にはファイルがあったのですが、その後に他の方への返信を載せたりした時に見えなくなった(ファイルが無くなった)ようです。
もう一度、強制的に転送しておきました。
すみませんでした。
ほかにも、こちらでは何もしていないのに、サーバ会社側で何かしているのでしょうか、時々古い記事の回路図などの画像が欠落していることがあります。
お返事 2012/6/16
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似た記事に
が、あります。
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車・「オートバイのウインカーにポジションの機能」を車で使いたい
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気の迷い様
いつも楽しく拝見させていただき、ちょこちょこと製作もさせていただいている者ですが、『オートバイのウインカーにポジションの機能』についてご教示してただければと思い、車関係はお休み状態?を承知で投稿いたしました。
この回路を車にも使えると思い製作しました。使用方法は、スモール点灯時に「ウインカーのポジション化機能」を目的で、+12V電源をACC電源に変更で下記の1→2→3順でテストしました。
- イルミ電源入力無しの初期状態でウインカー入力によるウインカー点灯・・・良好
- イルミ電源入力ONでウインカー入力によるウインカー点灯および調光・遅延・・・良好
- イルミ電源入力OFFでウインカー入力によるウインカー点灯で、右ウインカー入力で右ウインカーの点滅と同時に反対側の左ウインカーも時瞬時点灯するおかしな動作になりました(左も同じです)。例えばトンネルから出てすぐの右左折時には不要点灯となる。C2のコンデンサに残留電荷がある場合にこの現象が出るよで、不要点灯時は三角波出力が約6Vで反対側FETのドレインの+12V出力でした。
単車のように昼夜問わずポジション点灯で設計した回路なので当たり前と思いますが、車でスモール消灯後のウインカー使用時反対側のウインカーが不要点灯しない回路を教えていただけないでしょうか検討のほどよろしくお願いいたします。
50の手覚え 様
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お返事 |
はぁ・・・、確かにバイクでエンジンON中は常時ポジション灯として「減光点灯」させ続ける回路で、電源が切られた状態でのウインカー入力がある事は考えに入れていません。
もし動作用の電源以外に別途Accやポジション灯電源相当の何かスイッチ経由でON/OFFされる信号に連動させるなら、連動制御回路や禁止動作回路といった制御のしくみを取り入れているはずです。
そもそも回路の電源自体をON/OFFすると、そちらで測定されたとおり電源を切ってもC2に電荷が残っている間はPWM用の基準発振回路は動作し続けますし、C5・C7にも電荷が残っているので「減光点灯」させる働きは続けられます。
しかし、回路の電源を絶っているという事は、その時にウインカー信号が入っていないほうのウインカー球にはC2に溜まっている電荷がFETを通って供給されるので、一瞬でC2が放電して電気の供給ができなくなるので反対側のウインカー球は一瞬だけ点灯しているように見えます。
・・・というふうに簡単な理由だけならいいのですが、他にも重大な問題があります。
回路の電源を切った状態では当然電源からはこの回路を動作させたり、減光状態で点灯させるウインカー球への電気の供給は無いはずですが、残念ながら別のところから電源が供給されるので本回路は動作してしまい、ウインカーの点滅にあわせて反対側のウインカー球も点滅(但し減光で)してしまうことになります。
今までに何度か書いていますが、パワーMOS-FETの内部には回路図には書いていない保護用のダイオードが入っています。
これが正規のD-S間電流とは逆方向に電圧がかかった時にはFETを保護するために電流を流してFETにかかる電圧をほぼ無くすように働きますから、反対向きの電流はダダ漏れになるのがパワーMOS-FETの宿命です。
ですから、今回の回路では電源OFF中でもウインカーリレーからウィンカー球を点灯させるために供給される電圧がFETの中を逆流して回路に電源電圧を与えてしまうということになります。
- イルミ電源入力無しの初期状態でウインカー入力によるウインカー点灯・・・良好
・・・というのもちょっとおかしいのではと感じてしまいます。
右ウインカーから来た電圧で本回路の電源は入って、左ウインカー球は右のウインカー点滅と同期して減光状態で点滅すると思うのですが・・・。
電源がウインカー点滅にあわせてON/OFFするので、C5・C7が(ぼや〜っと点灯させる働きのため)規定の電圧に達しなくて薄暗くしか点灯していなくて気づかないだけかもしれません。
(左からの場合は左右は反転で同じ動作)
逆流については、バイクなので、本回路はウインカー・ポジション点灯させる場合は常に電源は入っているから、そもそも逆流しないしそれで不具合はおきないという設計理由から別に何も問題は無い回路です。
これでは電源を切っていてもウインカー点灯時にはポジション灯を消すという事ができませんから、この逆流をしなくする必要が出てきます。
逆流する経路を絶ってしまえばいいので、FETとウインカーリレーから来る電圧の間にダイオードを入れて逆流を止めます。
回路の電源はバッテリー直結で、減光点灯をAccまたはポジション灯用の電圧などから制御する回路を追加してもいいですが、ダイオードで逆流を防止するほうが部品数も少ないですし、既に回路を作っているなら改造箇所が少なくて楽でしょう。
後は、ほとんど問題はありませんが本回路の電源をOFFにした時にC2の電荷を放電してしまって、すぐに何も動作しないようにするのにふだんはつけていない「電源パイロットランプ」をつけてください。
特に車やバイクの方は電源表示のパイロットランプをつけていると「バッテリーが上がるのでは?」という心配をされるので、ふだんはなるべくパイロットランプはつけない方向にしています。
電源が切れれば数秒で何も動作しなくなるはずです。
後は・・・車ではバイクと違ってポジション灯の数や色についての規定が厳しいですから、違法にならないように注意してご利用ください。
お返事 2012/6/1
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投稿 |
気の迷い 様
お忙しい中、素早いご回答ありがとうございます。
おかげさまで良好な動作となりました。
主たる原因はC2コンデンサ云々ではなく、パワーMOS-FET内部の保護ダイオードの逆流により電源供給されていたことですね。
トランジスタの様にバイアスなし時は逆流なしと同じように思っていましが、他の記事でご説明をされており改めて勉強させられました。
なお、車への取り付け時は既設ポジション球の取り外し等、違法とならないように処置する予定です。
これからも面白く勉強なる記事を楽しみにしております。
50の手覚え 様
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お返事 |
お、もう変更されましたか。
ご希望通りに動いてなによりです。
電子部品にはいろいろとクセがあるものが多いので、思わぬところに落とし穴があったりします(^^;
違法にならないように慎重にされる事もお教えいただきありがとうございます。
それでは、これからも愛車と自作工作をお楽しみください。
お返事 2012/6/4
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車・AC100V用の電気式蚊取り器を改造してDC12Vで使いたい
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はじめまして。
早速ですが、電気式蚊取り線香 キンチョウリキッドやearthノーマットなどの家庭用100vの製品を、車の12Vで使える様に改造したいです。
キャンピングカーのバッテリーで運用したいのでインバーターなどを使うと効率がわるく電気を食うと思いますので、直で使用出来るようにしたいのですか、いかがなモノでしょうか?
よろしくお願いします。
あつし 様
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お返事 |
『PC用12Vファンを3Vで回したい』と似たようなご相談ですね・・・。
家にある数種類のAC100V用の蚊取り器を見る限り、中のヒーターはAC100V用のヒーターが入っているので、薬剤を蒸発させるにはこのヒーターにAC100Vをかけるしかありません。
他にはスイッチと安全のために温度ヒューズが入っているくらいです。
つまり、AC100Vがないと動かない部品しか入っていないので、これをもし改造して使うなら2つの方法があります。
(1) 昇圧回路を作る
DC12VからAC100Vに変換する昇圧回路を作ってヒーターにAC100Vをかける。
とはいっても、回路の部品や大きさから考えて本体ケースの中には入らないでしょうから、外付けの箱に入れることになると思います。
あれ?
DC12VからAC100Vを作る箱・・・?
それって、インバータという名前の箱ですよね。
つまり・・・あなたの今回嫌われているDC12V→AC100Vのインバータで変換してAC100Vで動作させるというものになり、これは除外ですよね?
(2) ヒーターをDC12V用に改造する
この大きさでちょうど入れ替えられるヒーターという物はまず売っていないと思いますから、ご自分でニクロム線か何かを買ってきて薬剤を蒸発させるのに最適な温度・熱量を与えられるヒーターを作って交換改造するという手です。
果たしてAC100V用の状態でどのくらいの温度になるのか、ヒーター位置と薬剤の芯の距離でどの程度の加熱が行われているのか、などを現物で研究し、DC12V式の加熱蒸発装置を自作するという工程です。
もし、温度や熱量関係の測定器をお持ちで、実製品から熱特性などを測り知ることができるのであれば、DC12Vで同じような熱特性のヒーターを作ってみるのも面白いかもしれません。
単に12V用ヒーターにするだけですから、インバータでのロスなども無く本当に加熱に使うエネルギー以外は使いません。
とても理想的ですが、自作ヒーターの製作には時間も研究もかなり必要では?
というふうに、どちらのケースにしてもかなり大変なことをしないといけませんが、そこまでして改造されますか?
素直に、インバータでAC100Vを作ってご利用になるか、乾電池式のポータブルの蚊取り器(これらは蚊は近寄らせないだけで殺せない…)のご使用をお勧めします。
お返事 2012/5/17
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記録 |
非公開で返信がありました。 (なぜ非公開なのかわかりませんが・・・)
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車・夜だけ1分くらいルームランプに連動するLEDをつけたい
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はじめまして、夜車に乗るのにエンジンキーを入れたいのですが暗くて見えにくいのです現在ルームライトと連動でLEDをつけているのですが日のある時はいらないです、夜だけ1分ぐらいで良いのでLEDを点ける回路を教えて下さいお願いします
naka 様
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お返事 |
すみませんが、色々な意味にとれるお言葉で書かれているので、仕様がまとまりません。
欲しい機能を限定してもらえませんか?
「1分ぐらいで良いので」というのは、
※ あくまで暗い時に
(1) ルームランプが1分以内に消灯した場合
→ (A) ルームランプと共に鍵穴用LEDも消灯する
→ (B) 鍵穴用LEDは1分程度は点灯し続ける
この場合
(B1) タイマーはルームランプが点灯した瞬間から1分
(B2) タイマーはルームランプが消灯した瞬間から1分
(2) ルームランプが1分以上点灯し続けた場合
→ (A) 鍵穴用LEDは最初の1分で消灯する
→ (B) ルームランプと共に鍵穴用LEDも点灯を続ける
この場合
(B1) ルームランプが消えたら鍵穴用LEDも同時に消灯する
(B2) 鍵穴用LEDはルームランプが消えてから1分後に消灯する
などの動作が考えられますが、どのようなものがお望みなのですか?
基本的には
(1-A)+(2-A)
最初の1分以内限定、ルームランプが長時間点灯していても鍵穴用LEDは1分で消える、ルームランプが1分以内で消えれば同時に消える
(1-A)+(2-B1)
これはただの連動(今お使いの通り)
(1-A)+(2-B2)
「ルームランプが1分以内に消灯した場合は同時に消灯」
「ルームランプが1分以上連続した場合のみ、鍵穴用LEDはルームランプの消灯から1分延長される」
という摩訶不思議な動作をする
(1-B1)+(2-A)
ルームランプが点灯した瞬間から、鍵穴用LEDはルームランプの消灯タイミングに関係なく必ず1分点灯して消える
→ 但しこの場合、鍵穴用LED点灯中にルームランプが一度消灯してまた点灯した場合、
(甲) 鍵穴用LEDのタイマーは延長されず、点灯開始かーら必ず1分で消える
(乙) 鍵穴用LEDのタイマーは延長され、ルームランプの再点灯からまた1分間は点灯する
(1-B1)+(2-B1/B2)
矛盾した条件になるので無理
(1-B2)+(2-A)
矛盾した条件になるので無理
(1-B2)+(2-B1)
「ルームランプが1分以内に消灯したら、鍵穴用LEDはその瞬間から1分延長」
「ルームランプが1分以上点灯したら、鍵穴用LEDはルームランプ消灯と同時に消灯する」
という摩訶不思議な動作をする
(1-B2)+(2-B2)
ルームランプの点灯時間に関わらず、ルームランプが消灯してから鍵穴用LEDは1分間点灯し続ける
→ 但しこの場合、鍵穴用LED点灯中にルームランプが一度消灯してまた点灯、その後に消灯した場合、
(甲) 鍵穴用LEDのタイマーは延長されず、点灯開始かーら必ず1分で消える
(乙) 鍵穴用LEDのタイマーは延長され、ルームランプの再消灯からまた1分間は点灯する
というパターンが考えられるご依頼文です。
さて、どのパターン・機能がご希望ですか?
お返事 2012/5/16
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投稿 |
遅くなってすみません、ルームランプが点灯と同時に鍵穴用LEDが点灯します、ルームランプが消灯の瞬間から1分後鍵穴用LEDが消灯します、説明が悪くてごめんなさい
naka 様
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お返事 |
● 暗い時、ルームランプ点灯と同じように鍵穴用LEDは点灯
● 暗い時、ルームランプが消灯しても1分間は鍵穴用LEDは点灯し続ける
● 明るい時は鍵穴用LEDは点灯しない
でよろしいですね?
それで、「明るい時には点灯しない」にも色々あって、それも聞いているとまた時間がかかりそうなので、こちらで勝手に決めさせていただきます。
● 「ルームランプと連動、消灯後タイマー」は明るさに関係なく働く
● 鍵穴用LEDが点灯するかどうかは、上記の点灯時間中に「暗い」場合は点灯、「明るい」と消灯
● つまり、点灯期間中に明るさが変わると点灯状態も変わる
という仕様で。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
● ルームランプ信号入力カプラー
これも、特にこちらからは聞きませんでしたが、従来の車のようにドアスイッチなどがマイナスコントロールでルームランプの電球に繋がっているような車なのか、最近のコンピュータが一括してランプ類も管理していてプラスコントロールでルームランプをつけるリレーか半導体スイッチになっているのか、最近は車によって違いがあるので、どちらか聞いて固定で作るよりはもうなんでもいいのでルームランプと並列に繋げば入力信号とみなすようにフォトカプラ(
TLP-521
)で入力を受けます。
● 1分タイマー
フォトカプラに入力があるとC2に充電し、タイマーを起動します。
入力があり続ける限りC2は満充電されたままですからタイマーはスタート状態のまま、入力が無くなりVR1とR2を通して徐々に放電して電圧がシュミットトリガタイプのNANDゲートIC 4093Bのシュミット入力の下限閾値より下回るとタイマーが切れます。
タイマー時間はVR1で0〜約3分の間で調節できます。
ルームランプ点灯中、ならびに消灯後にタイマーが働いている間はLED1「タイマー」が点灯します。
このタイマーは明るさに関係なく、ルームランプの点灯状態でのみ作動します。
● 明るさセンサー
光センサーはCds(今回は80K〜200KΩ@10Lxタイプ)を使用します。
反応する明るさはVR2で調節できます。
ご自分が「明るい」と思われる明るさではLED2「暗反応中」が消灯、「暗い」と思われる明るさでは「暗反応中」が点灯する位置に調節します。
● 出力制御・出力スイッチ
「タイマー期間中」と「暗い」という条件が成立した時のみ鍵穴用LEDを点灯させるため、NANDゲートで条件一致を判定、その出力でFET(2SJ377)を制御して負荷用出力(遅延ランプ出力)をON/OFFします。
負荷用出力(遅延ランプ出力)はプラスコントロールで、最大電流は2〜3A程度(12V/30W程度)までの負荷を制御できます。鍵穴用LEDランプであれば全然余裕だと思いますが、どのようなLEDを何個使ってどのくらいの消費電流かもわからないので、LED用としてはかなり大きな物まで接続できるような仕様としています。
● 電源
電源は装置の性質上、常時12V電源から取ってください。
お返事 2012/5/26
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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代用になるトランジスタを教えて下さい
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質問がすでに終了されている記事について質問することをお許しください。
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/cycle_light/CL.html#SECTION_4
ここでご紹介されている回路を作ってみたいと思うのですが、
部品調達に苦労しています。
特に2SC4685に至っては見当たりません。
何か代わりとなるトランジスタを紹介していただけないでしょうか。
いきなりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。
zodo 様
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お返事 |
え、見当たりませんか?
確かに数多くあるトランジスタの中では多少特殊用途向けで、店頭に置いている店も少ないですが・・・ぐーぐる先生で検索すると4つ目には電子部品の販売では老舗の店のネットショップで通販されている所が出てきますけど・・・。もしかしてお店に問い合わせると「品切れ」でした?
「小型でhfe(増幅率)が高い」(普通ならダーリントントランジスタが必要になりVbeが高くなってしまうところがこれはそうでは無い)というのが2SC4685の良いところで、結構好きで使っているのですが・・・。
で、全然特殊用途では無い「トランジスタ2石の定電流回路」であれば、別に2SC4685である必要も無く、そのへんでいくらでも売られているパワートランジスタで代用が効きます。あ、もちろん回路設計(抵抗値)のほうも変わってしまいますけど。
『ニッケル水素充電池 単セル放電器の製作』のページにずらりと10種類ほど代用できるトランジスタの一覧を載せていますから、その中のどれでもかまいません。
但し、他のトランジスタではhfeが低いので、自転車用ページの2SC4685を使用した回路図よりベース抵抗(図では10KΩ)を小さくして、より多くベース電流を流してやらないと十分なコレクタ電流が取れずに、結果的に定電流回路にはならずにLEDは暗かったり、明るさが変わったりするでしょう。
だいたい一覧表のほかのトランジスタを使うなら、ベース抵抗は1KΩ〜3KΩ程度の間で調節してください。
まぁ、1KΩでも2SC1815もパワートランジスタも壊れはしないと思いますから、調節や計算が面倒な方は1KΩでも結構です。
お返事 2012/5/15
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センサーライトの改造がうまくゆきません
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はじめまして。
電源のないところで容量の大きな大型自動車用の12Vバッテリーを電源として明暗、人感センサーを使って照明をコントロールしたいと思い、AC100Vの150Wハロゲンセンサーライトのハロゲンライト部をDC12Vが入力されると点灯するLEDに変更して作動させたく、ネット上で色々と探してこちらで過去に掲載された「AC100VタイマーをDC12Vタイマーに! 」という記事にたどり着きました。
こちらのページではその変更内容と必要性、変更の必要がないものの説明を詳しく説明してくださっており、参考になるとともに良い勉強になりました。
回路が全く同じものは無いのですがセンサーライトを数種類入手し、電源部の回路はテスターで流れを確認したりして大体の流れがわかりましたので回路の変更を試みました。
いざ完成した回路を12Vに接続すると接続直後はリレーが閉じて12Vが出るのですが一定時間経過後(消灯設定されている時間)リレーが開いてからはセンサー部に手を当てて反応させてもリレーが一瞬閉じて開き、また一瞬閉じて開きという動作が延々続いてしまいます。
メーカーが違っても電源部の構造は同じようでDC24Vに変更してからセンサー部にはさらに減圧して供給されているのですがセンサー部に関しては色々作りは違ったのですが結果は同じでした。
電気のことに関しては学校で習った位で回路図は調べながら何とか読める程度ですが書くことは何日もかけて調べないと出来ないと思います。(複雑なセンサー部は正直なところ?がいっぱいで、トランジスタでコントロールしている位しか・・・)
これ以上手の施しようもなく、お忙しいところ恐縮なのですがご教授いただけたらと思い投稿させていただきました。
質問に関しまして基盤の写真等を送らせていただきたいのですが他にも必要な事がありましたら指示していただけますでしょうか。
よろしくお願いします。
つるぎ 様
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お返事 |
市販の(比較的安い)センサーライトだと、どれも中身は似たような感じだと思います。
この図のように、まず「リレーを少ない電流で動かすための、比較的高い電圧の一次電源 (24V)」を作るためのコンデンサ降圧型の電源回路、そして「センサー・タイマー回路を動かすための12Vを作る二次電源回路」の2段階の電源が入っている場合が多いです。
二次電源回路は「抵抗+ツェナーダイオード」の方式の場合もあれば、「三端子レギュレータ」などが入っている場合もあります。
ここで「AC100VタイマーをDC12Vタイマーに! 」と根本的に違うのは、センサー・タイマー回路の電源電圧は多くの場合12V(たまに5V〜6V程度の場合も)であり、PT50Dタイマーのように液晶表示タイマー用にたったの1.5V程度の低電圧では無いという点です。
この違いは認識されていますか?
PT50Dタイマーの12V化改造では一次電源のDC24V部をそのままDC12Vと差し替えて、リレーもDC12V品に換えればそれで動きましたが、センサーライトの場合はたぶんそれでは正常に動きません。
だって・・・二次電源回路の出力がDC12Vなのに、その電源回路にDC12Vを入れたら電圧不足でセンサー・タイマー回路には正常に電源が与えられないから、正常な動作は望めませんよね?
もしセンサー・タイマー回路の電源が5V〜6Vの回路なら、単にDC24V系の部分をDC12V系に交換してしまっても、DC5V系の降圧電源回路の電源電圧としては十分なのでちゃんと動くと思います。
でもPT50Dタイマーと同じ改造をしてうまく動かないのであれば、センサー・タイマー系はDC12V系で動く回路で、その電源の前にバッテリーのDC12Vを入れようとはしていませんか?
もし、回路・構成をよく調べて既に二次電源の先にDC12Vを入れて、それで動作がおかしくなっているのでしたらこめんなさい。
センサー・タイマー回路がDC12Vで動作しているのであれば、二次電源も無くしてそのままDC12V系の回路にバッテリーのDC12Vを供給してやれば正常に動く・・・というごくあたりまえの話ですよね?
そのためには、二次電源回路あたりの部品・配線をよく調べて、何を外せば(どこを切れば)いいのか、どこにDC12Vを供給してやればいいのか・・・を調べて改造してください。
もしも・・・、電源の供給に問題が無いのにうまく動作しない場合、センサー回路かタイマー回路(たぶんタイマー回路)のどこかに不都合があります。
人感式のセンサーライトの回路はこのような構造です。
よくある回路ではLM324のようなオペアンプでほとんどの回路が作られています。
最近では専用のICに変わっているものもあります。(専用ICだと電源は正常でそれの不良・・・という事は無いと思いますけど)
「人感センサー回路」は、「焦電型・赤外線センサー」と呼ばれる人が放射している赤外線に反応するセンサーを使い、その微弱な出力電圧を増幅して「状態が変化したか?」を調べます。
赤外線センサーは太陽光などに含まれる赤外線(人体が放射しているのと同じ波長の部分)にもわずかに反応してしまいますので、朝・昼の明るさの変化などで誤作動しないよう、「人が前に来た!」「横切った!」「出ていった!」などのある程度急激な変化のみを抽出して反応するよう、変化量がある一定の量(閾値)を超えた場合にのみ「変化した!」と出力を出すようにしています。
だから、人感センサーの前をとてもとてもゆっくりと移動したら、センサーは反応しません(^^;
センサー回路が反応すると、タイマー回路にトリガーがかかり、普通はC・R回路で作るタイマー回路を充電(または放電)してタイマーを起動します。
たいていのセンサーライトでは「明るいときには動作しない」ように「明るさセンサー」(Cdsなど)が組み込まれていて、明るい時にはタイマーが起動しないように接続もされています。
「リレーが動作する時間がおかしい」場合はこのタイマー回路のC・Rの充電または放電がおかしいので、このあたりをよく調べてください。
回路図を書いて、無改造の場合の正常な状態での電圧はどうなっているのかや、人を感知したらどのような電圧に変化するのか、それが時間とともにどうなるのか・・・。
改造後に同じように電圧の状態を調べ、正しく無いのであればそれが「充電(または放電)をするスイッチング回路に不具合があるのか?」「スイッチングでは無くその後に時間をかけて放電(または充電)する回路・経路に問題があるのか?」「そもそも充電(または放電)スイッチング回路の電源は正しく電圧がかかっていて、かつその電源部はコンデンサの充電に十分な電流を短期間に供給できているのか?」などなど・・・・、調べるところはいくらでもありますが、回路図を書いてどのような動作の回路かを調べながら原理を追ってゆけば、どこに原因があるのか追い詰めてゆけるでしょう。
お返事 2012/5/9
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投稿 5/11 |
お忙しい中、長文で丁寧にお返事いただきありがとうございます。
早速未改造の物をよく調べて比較してその結果と進捗をまた報告させていただきます。
つるぎ 様
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車・4584Nが見つかりません代わりになる物を教えてください
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こんにちは。
いつもこちらを参考に勉強してる者です。
教えて頂きたいのですが、ICの4584Nをネットで探しているのですが見つかりません代わりになる物を教えてください宜しくお願いいたします。
ちなみにこちらの物を作ろうと思います。
http://minkara.carview.co.jp/****(削除)
ひとり 様
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お返事 |
まず最初に、ひとり様はたいへん丁寧な文章で礼儀をわきまえた方であり、回路を自作する意欲もおありで「気の迷い」的には大歓迎です。
しかしながら回答文を書いていたらとても辛辣なものになり、読み返すととても公開できるものでは無くなりました。
● その人の回路図の表記は間違いだらけ
● どこが間違っているのか
● なぜ間違っているのか
● だからそこの質問コメントも無視して返事を書いていない
● 答えられないような知識で回路図を載せてるとねぇ・・・
● 部品の型番などの付け方や意味、回路図を書く時の「作法」なんか知らないでやってるようにしか見えない
● それについての詳しい説明
● パソコンの回路図エディタやパターンエディタを使って回路図や基板の部品配置を載せているが、基本が「知識のコピペ」しかしていないので、それを信じてちゃやってらんないよ〜
みたいな内容で、とても物凄いものです。
● みんカラは車関係の専門ブログだし、個人が「ブログ」として書いているだけだから、電子回路の知識が無い物を発表していても別にいい場所
● だったら、それはみんカラの中のだけでやっててください
● 「気の迷い」に持って来ないでください
● 私は他サイト様、他ブログ様のサポートセンターではありません!
時々「他の××で見た回路を作ったけど動きません」「××を買ったけれど、別の使い方をしたいが改造方法がわからない」等の、他のどなたかが発表されている回路や市販製品に対しての質問が舞い込みます。
私は他のどなたかが作られた回路や製品のサポートセンターではありませんので、そういう質問はその回路を発表されている方にメールなりなんなり、その方の提示している連絡方法でご本人様とお取りください。
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って書いてるのに、なんで「みんカラのブログを書いた人に質問しないの?」・・・。
という内容でしたが、文章があまりに具体的かつ辛辣すぎるので、それは全部削除して一覧だけ書き直しました。
本文としては、以下の「大人の対応」に書き直して掲載しておきます。
【大人の対応】
4584NというICは存在しません。
(いや、一応は実在はするのですが、とても特殊です)
回路図を見る限り、C-MOS ICの4500番シリーズの4584Bだと思われます。
4584BならとてもポピュラーなICなので、たいていの電子部品店で購入できます。[たとえばこれ(一個63円)]
4584Bの「互換品」として使えるものに40106Bがあります。もしお近くのショップで4584Bが入手できなければ40106Bでもいいです。
その人の回路図には他にも間違いがありますし、質問コメントが書かれていますが無視して返事を書いていなのは、それほど電子回路の知識の無い方なのでしょう。
過去にもみんカラで見た回路図は間違いが多いものがかなりの確率でしたから、みんカラで一般の方が書いて載せている回路図はよほど慎重に見ないと失敗しますよ。
お返事 2012/5/5
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投稿 |
横レス失礼します。
ひとり様、
同じ質問をQ&Aサイトにもなされているようですが・・・
Q&Aサイトの回答も「かなり」怪しい(いい加減)ですから注意したほうがいいですね。
というのもこの回路、単なるNOT(インバータ)じゃなく、「シュミット」タイプのインバータじゃないと動かないはずなので、「シュミットじゃない」7404なんかじゃ(定数変えたとしても)どうがんぱっても動きません。
jr7cwk 様
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お返事 |
5/5に回答を書いて以降、もう10日も経ちますが何も反応が無いところを見ると、もうここは見ていないのでしょう。
日付を見ると、あちらのほうに質問を書いたのはここの回答を見てからのようですし。
こちらの回答には不満しか無く、無視することを選ばれているようです。
お返事 2012/5/16
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投稿 6/1 |
質問掲示板では悪評を恐れて良回答マークを付けているようだね
ここでは匿名(匿メールか?)だから回答してもらっても放置ですかっ!www
マジ頭悪そうな奴だから、もう匿名の奴には回答してやらなくていいんじゃないですか?
おっと!
俺も匿メールだわ!w
こんな投稿は無視しますか?管理人サン
ちょっと通りますよ 様
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エアコンのリモコンを温度でON/OFFする回路
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はじめまして、何度か拝見させていただいております。
機械系エンジニアですが電子工作についてはとても苦手な者です。
今回切羽詰まった、どうしても作りたい回路があり投稿させていただきます。
現在、タイに在住しております。
娘のために、エアコンを任意の温度で自動オンオフする装置を作成したいのです。
アパートを借りて生活しているのですがエアコンの温度調節機構がよくなく、ONにすると寒すぎるので、熱帯夜の中、1時間おきに起きてリモコンを操作しなければいけません。
妻も娘も熟睡できず身体的に厳しいようで、装置を作り安眠を確保したいと思いました。
まずは市販品でなんとかならないかと考えましたがそういった商品を発見できず、しかし知識の乏しい私には考案することもできず途方に暮れております。
ぜひご協力いただけますと幸いです。
<ポイント>
- 本体電源が切れると復帰時はOFF状態
→リモコン利用して制御するしかないと思いオンオフSW部から配線を引きだしました。リモコン利用して制御するしかないと思いオンオフSW部から配線を引きだしました。押しっぱなしではなくインパルス入力のような入力が必要かと考えていますが、そのせいでよくわからなくなってしまいました。
- 電子部品は簡単に手に入らない。
→言葉がうまく通じない関係で、思った部品が手に入りません。
手持ちの電子パーツは以下の通り。もらいものや中古などですが。
TC622EPA 2ケ LMC555 2ケ 可変抵抗(20kΩ、50kΩ、100kΩ) フォトモスリレー HSR312 2ケ
抵抗やコンデンサ(キャパシタ)・LEDは近所で手に入ります。
その他部品は部番あれば電子パーツ街で探せるかもしれません。
- 電源は電池(日本でいう単三)がよいかと考えています。
大変お忙しい中かとは存じますがよろしくお願いいたします。
omori 様
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お返事 |
温度検知やそれと本体電源を対応させて室温を検知して必要に応じてリモコンの「電源」ボタンを外部から押したようにする回路は特に問題なく作れるのですが、それをちゃんと動かすには「本体の電源が入っているか?」を回路側で検出できる必要があります。
>本体電源が切れると復帰時はOFF状態
というご希望も、「本体の電源が入っているか?(切れているか?)」を回路側で知らないと実現できませんよね?
(だって、切れたことを知れないと「復帰時に」なんてどう判定して良いのやら・・・)
それを知る方法はそちらで実現可能なのでしょうか?
(1) エアコン本体のLED表示ランプ等から電圧を取って検知
エアコンのLED表示部を改造して、「電源」表示から電源ON中を知るような配線・回路はつなげることはできますか?
(2) エアコン本体の電源コードに「電流検知回路」をつないで検知
「AC100V、5A〜10Aを外部で検出してリレーON/OFF」または「簡易デジタル表示消費電力計」みたいな電流センサー回路を作って、エアコンの電源コードに電流が流れているかでエアコンがONかOFFかを知る・・・といったかなり面倒な装置を作ってつなぎますか?
(3) リモコンが液晶つきなどで、どこかにON(液晶にON中の表示が出る)だと知る信号が出ているか取れる?
多分無理だとは思いますが、リモコンのほうに何かON中を知る信号は出ていますか?
以上の(1)〜(3)の方法、またはそちらで何か思いついた別の方法で「エアコンの電源がONである/OFFである」を知る方法が使えれば、ある程度は先に進めます。
しかしここでまた1つ問題が!
>本体電源が切れると復帰時はOFF状態
って事は、「人間の操作で電源を切ったのか?」「自動温度調節でこの回路が電源を切ったのか?」という判別はどこでするのでしょう?
エアコンの電源表示や電源コードから電源のON/OFF状態を知れたとして、「人間がボタンを押して電源を切った/入れた」も判別するような高度な回路を作らないと、「本体電源が切れると復帰時はOFF状態」というのも判別することができません。
しくみとしては、温度を感知してこの回路がON/OFFした状態から、この回路が何もしていないのにエアコンの電源が入った/切れた?という事を判定するような回路を設計しなければならないわけですよね。
さてさてどうしたものか?
こういう複雑な処理やリモコン信号を扱うならPICマイコン等でプログラムを組んで作るのが最もスマートなのですが・・・。
今回はそうはいきませんよねぇ。
>本体電源が切れると復帰時はOFF状態
というご希望を叶えるために、1つある条件さえ削ってしまうのを容認しさえすれば、回路や方法はかなり簡単になります。
それは・・・『エアコン本体の電源状態(本当に電源が入って電流を消費しているか)を検知しなくてもいい』という条件で行くという方法です。
つまり、あくまでリモコンを使うのだから、リモコンの向きがエアコンのほうを向いていなくて、赤外線信号が届かずに自分の意思の操作がエアコンに伝わっていなくても、エアコンはこちらの意思通りに動いているとみなしてしまうという事です。
もしそういう前提でリモコンを改造するなら、「電源」ボタンもリモコン本体のものは操作せずに、温度検知回路側に「ON/OFF」というボタンを付けてそれを操作すれば、「エアコンを使っている/いない」「次にONにした時には自動機能はOFF(本体電源が切れると復帰時はOFF状態)」という事は可能になります。
温度検知回路側の「ON/OFF」スイッチでエアコンの電源を入れるとまずは自動モードOFFで電源が入り、「自動制御開始」ボタンか何かを押せば温度によって自動的にエアコンをON/OFFします。これは温度検知回路側の「ON/OFF」スイッチで電源を切るか、「自動制御終了」ボタンで自動機能を切るまで続きます。
「自動制御開始」「自動制御終了」ボタンも一個で済ませて「自動制御ON/OFF」ボタンでもいいですし、電源を切っているとみなした状態からは温度検知回路側の「ON/OFF」スイッチ以外にも「自動制御開始」または「自動制御ON/OFF」ボタンを押すだけでも最初から自動モードでエアコンを起動するような機能も組み込めますね。
以上のような制御機能は、色々とデジタルロジックICを買ってもらって、回路も結構複雑になりますが・・・。
だいたい考えられているご希望になるべく近くなるように考えると、上記のような設計方針のうちのどれかになります。
そして・・・
>本体電源が切れると復帰時はOFF状態
という考えをいっさい無視して、『あくまでエアコンの電源は入っていると仮定して、温度によってエアコンの動作(これは電源では無い)を制御する回路』という、しくみは簡単で回路も単純、ただし本体電源が切れると復帰時はOFF状態なんて機能は無しで、この回路の電源スイッチを切っていないと、エアコンの電源が切れていても常に温度検知してエアコンを動作/休止させようと働くので、リモコンの電池の減りが早くなってしまいます。
電池の減り問題は、最初に書いたエアコンの電源が入っているのを検知する回路がもしできるのであれば、それと連動させてこの温度検知回路をON/OFFさせてやればいいだけですし、この考え方の最初に切り捨てた本体電源が切れると復帰時はOFF状態というのも可能になりますね。
この手抜き方法では、エアコン本体側の動作(運転/休止[これは電源は入っているが冷却していない])状態に関係なく、『リモコンから設定温度を超高くしたり、超低くしてエアコンのON/OFFを擬似的に操作する』という全くバカげた操作をする発想です。
よくあるリモコンの「電源」ボタンであれば、停止中に一回押せばON、動作中に一回押せばOFFになるトグル動作なので、単純にリモコン側ではエアコン本体が本当に電源が入っているのか?/入っていないのか?を知る術はありません。
何をするにも、これが全部引っかかりになる点です。
リモコンの表示が電源ONであたかも動作しているようになっていても、実は赤外線が届いてなくてエアコンが動作していないという事態もあるわけで・・・。
それを回避する事や、温度で制御する時にエアコンをあくまで電源を操作する機能で動かしたり止めたりするには、本体の運転状態をちゃんと知る必要が出てくるのは既に書いた通りです。
では、あくまで「電源」ボタンには何も触らず(操作せず)、それでいてエアコンを任意に動作/休止させるには何をいじればいいかと考えると、「エアコンの温度設定により運転するかしないかの調節機能を、極端に高い温度や低い温度に変えてやれば、エアコンは冷却したり休止したりするじゃないか!」という、まるで子供がリモコンで遊んでいるような操作(温度調節ボタンを必要回数連打させる/笑)を電子回路でやってやると希望に近いものが完成するのでは?というかなり変わった発想です。
ただ、これにも問題はあって・・・この回路でエアコンを運転/休止させた後には、リモコンの温度設定がむちゃくちゃ(上限か下限か)になっているという点ですね。
もう本当にややこしいことは何も考えずに・・『指定温度を超えた時、指定温度より下回った時、リモコンの電源ボタンを一定時間押す回路(TC622EPAと555だけで製作)』なんていう手抜きもできます。
もうこれはエアコン本体の動作には関係なく動作しますから、この回路用の電源スイッチも要りますし、この回路でON/OFFするならこの回路を動作させる前にエアコンは既にこの回路で判別している動作状態になっている必要があります。
さすがに手抜きすぎて、あまり実用的では無いですよね。
いくつか考え方を提示してみましたが、どれがいいですか?
もちろん、上のほうの電源状態やなにやらを検知しなければならないような方法だと、どれが使えるのかも情報としてお教えください。
今回は対応範囲外ですが、エアコンのリモコンでは「ON/OFF」(ボタンを押した?)というトグル信号ではなく、たいてはリモコン側に液晶がついていて、そこがON表示になると本体にも「運転種別情報・温度設定情報・タイマー情報」などを送信し、液晶をOFFになるように操作するとリモコンは「電源OFF」信号を送信するようなものが多いです。
エアコン本体側は電源OFFの状態で「運転種別情報・温度設定情報・タイマー情報」を受信するとその設定で動作を開始しますし、電源ON中に「運転種別情報・温度設定情報・タイマー情報」を受信すると何か設定が変わった?として動作変更するかどうかの判定をします。また電源ON中に「電源OFF」信号を受信するともちろん電源が切れます。電源ON中に「電源OFF」信号を受信しても・・・何もしません。
なので、PICマイコン等を使ってエアコンのリモコン信号自体を作成して赤外線送信する回路とプログラムを作ってしまえば、自作リモコン側で任意の温度を検出して冷却/休止(送風?)を切り替えたり、自作リモコンの電源をONにしただけでは自作オートは機能OFFにして設定温度の判定はエアコン本体のもとからある機能に任せてしまうとか、かなりご希望通りのものができるのですが・・・。(どこのメーカーのリモコンコードなのかはちゃんと調べて内容を知っておく必要はあります)
まぁ、あくまで余談ということになりますよね。
TC622EPAは持っていませんでしたが、今後の温度関係の回路製作にも活用できそうなので秋月電子に通販で注文しました。
お返事 2012/5/4
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投稿 |
アフリカで生活している時に温度調節回路の壊れた冷蔵庫の修理を頼まれた事があります。何も無い所で、且つ数百キロ離れた所に出向く事もできずいろいろ考えた所、単純にタイマーでON,OFFを繰り返す回路を作り、電源に挿入するモノを作り友人の所に送りました。実用上は問題なく、2年間タイマー設定の変更で乗り切ったようです。
(友人も2時間に一回コンセントの抜き差しをしていたようです)
気の迷いさまの「パワー回路触らない」という趣旨に反し、この投稿サイトの品位を落とす無茶苦茶回路ですが、仕様が確定しない以上このような荒技も必要かと。
回路自身は現地でオールデイタイマーが手に入るならそれをコンプレッサーに噛ませ、温度設定は最低にあわせるだけで簡単にできますね。。。室内にタイマーを引き込めば手元で設定も変更できますし、強制運転もできます。
最悪現地の電気屋でも作れると思います。(アフリカではそれすらも難しかったので)
arii 様
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お返事 |
ええ、そういう方法もアリだと思います。
ただ、「電源自体をON/OFFする」とか「コンプレッサーをON/OFFするという風な荒療治(笑)」は選択肢から外しています。
投稿者の方が機械系エンジニアだという事で、そういう改造なら言えば出来るとは思いましたが、arii様のご指摘のように「仕様が確定しない以上」どうもこうも、お話になりません。
たとえば、arii様のタイマー追加した冷蔵庫では「友人も2時間に一回コンセントの抜き差しをしていたようです」という風にエアコンのように電子(マイコン)制御では無い、まさに電気(半機械)制御の冷却機であり、単純に電気を通したら動く、電源をカットしてまた後で電源を通したら冷却動作するという風なものですよね。
もし投稿者様がタイで使われているエアコンがそこまで原始的(赤外線リモコンなんか当然付いていない)なら電源ライン自体のON/OFFだけでも実現できます。
でも、単純にエアコン本体の電源を通電しただけでは待機状態になって、リモコンからON信号が送られないと冷房動作を開始しないような物(リモコンが付いているタイプならほとんどがそう)であれば単に電源ラインだけON/OFFしてもだめで、リモコンや送信信号を弄ってやるかarii様の提案されているようなコンプレッサーの電源だけぶった切ってやる(笑)という究極の選択などをするしかありません。
原始的なエアコンであればコンプレッサーだけ切っても大丈夫ですが、電子制御回路が付いている今のエアコンではコンプレッサーだけ切ると「室外機異常」と判定してエラー表示となり、エアコン自体が止まってしまって次にコンプレッサーを繋いでも動作しないとか・・・今のエアコンではコンプレッサーを切るような改造はタブーなので、私は提言していい範囲だとは判断しませんでした。
とても旧式で単に電源ラインをON/OFFするだけでいいタイプ/コンプレッサーだけON/OFFしてもエラーにならないタイプであれば『孵卵器の自動温度調節器』でご紹介したような「温度コントローラー」を買ってきて、間にパワーリレーでも挟んでエアコンの電源(またはコンプレッサー)をON/OFFしてやればいいだけで・・・・。
現地で売っていなくても、写真の製品をDXで買うならWorldwide発送なのでよほど僻地で無い限りは、郵便が届く限り送料無料で配達してくれます。
また、赤外線リモコンが付いていて主電源を通しても待機状態にしかならない今風のエアコンでも、上記の温度コントローラー(またはお手持ちのTC622EPAを使って温度スイッチを作る)でパワーリレーを動かして主電源をON/OFFすると共に、「主電源が開通したら、数秒後に一回ポンと赤外線リモコンの電源ボタンを押してやる回路(これはお手持ちの555等で作る)」を自作してやれば、温度が高くなってエアコンが必要になれば主電源開通と数秒後に運転指令をリモコンから出す。温度が高くなってエアコンの必要が無くなれば主電源を切って冷房はしなくなる・・・みたいな物も作れます。
《あくまで参考程度の余談》
「主電源を通しても待機状態にしかならない今風のエアコン」でも、正面パネルを開けて中の「サービススイッチ」または「非常運転スイッチ」をONにすれば、リモコンに関係なく単に主電源が通じれば運転する機能がある物も多いです。そうすれば、外部から主電源の供給をON/OFFするだけでもリモートON/OFFは可能です。
これはサービスマンが修理などの際に運転テストをする時や、リモコンを紛失してショップから取り寄せてもらうまでの間に一時的に使いたい場合などの緊急時に対処するものです(緊急運転の場合は温度設定は中に最後に記憶した時のままの物が多い)。普通は常用するものではありません。
《あくまで参考程度の余談、ここまで》
でも、よほど旧式のエアコンで無い限りはいきなり外部から主電源をカットするのはお勧めできません。
ルーバーが開いたまま止めるとかは、あまり考えられていないので・・・。
(緊急運転スイッチなどがある場合は、それをリレーか何かON/OFFするという手も考えられますが、あくまで機種によります)
そういう場合は、以前もそういう風な機能をご紹介しましたが、「タイマーONの時には先に主電源を入れて、少し遅れてリモコンの電源ボタンを押す/タイマーOFFの時には先にリモコンの電源ボタンを押して、少し遅れてから主電源をカットする」みたいなONとOFFとで違う動作をする遅延回路を組んでやればいいのです。
また別の考え方として、主電源でもコンプレッサーでも、外部からタイマーでON/OFFさせるというarii様のご提案のパターン(温度調節回路は作らないという前提であくまでタイマー制御)であれば、市販のタイマー(確かに発展途上国でも手に入る)よりは既にお手持ちのタイマーIC555を使って、過去にご紹介しているような「デューティ比を自由に変えられる発振回路」の方式で、一定のタイマー時間(たとえば30分)のうちにエアコンが動作する時間をツマミ1つで自由に調節できるタイマー・・・という回路を作れば、希望の温度状態に調節するのがとても楽チン(死語)になります。
そういう提案は、今回はザックリと排除しての5/4のお返事なのですが・・・。
なにしろ、arii様のご心配通り今回は「仕様が確定しない以上」どんな回路や方式が適切なのかがわかりません。
考えられる全ての方法を列記したら、あと何倍ほど文章を書かなくてはならなくなるか・・・
既に、ここのトピックだけで読むのも嫌になるくらい文章ばかりが続いていませんか?
私としては、投稿者様の頭の中には「TC622EPAという温度スイッチ部品を持っている(使えると思って希望を抱いて買ったのに・・・)。できればこれを活用して作る何らかの方法を教えてもらいたい!」というご希望がかなり強いと思い、なるべくそれを実現する方向に持って行ってあげたいと考えての5/4の回答なのですが。
お返事 2012/5/5
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投稿 |
ご回答いただきましてありがとうございます。私の至らぬ文章で、私の思わぬ長文を生んでしまい申し訳ありません。
管理人様とArii様がおっしゃるように真っ先に主電源を操作する装置で対応しようとしたのですが、主電源を入れても待機状態にしかならないので、リモコンの改造に手を出した次第です。
色々お考えをいただいたのですが、最も簡単な管理人様が手抜きとおっしゃる装置『指定温度を超えた時、指定温度より下回った時、リモコンの電源ボタンを一定時間押す回路(TC622EPAと555だけで製作)』でお願いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
omori 様
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お返事 |
それでは、ご希望の仕様での回路図です。
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● 温度センサー
Microchip社のTC622EPA [PDF] を使用します。(秋月で一個120円)
TC622EPAは8ピンのDIP ICと同じ形をしていて、-40℃〜85℃の生活温度に対応し、中に2℃のヒステリシスを持ったコンパレータを内臓したON/OFFのデジタル出力タイプの温度センサーです。
温度センサーというよりは・・・温度スイッチなので取り扱いが簡単な反面、これで「温度を計る(数字で知る)」という用途には使えません。
電源電圧は4.5V〜18Vと広く、乾電池から車のバッテリーでの直接使用程度までそのまま使えます。
またタイマーIC 555の4.5V〜16Vとほぼ同じなので、555との組み合わせでは乾電池から車のバッテリーでの直接使用程度までにも適応します。
反応させる温度の設定は抵抗一本で済むのでとても簡単な回路になります。
設定抵抗値は
という単純な式で計算できますので、ほとんど難しいところはありません。
今回の回路ではR1 100KΩとVR1 20KΩを直列にして100KΩ=約10℃〜120KΩ=約35℃の冷暖房の温度調節用に使える温度範囲としています。
これとは別の温度範囲で使用されたい方は、ご自分で適切な抵抗値を計算してご利用ください。
VR1で調節した設定温度より高い温度を検出するとLED1「HOT」が赤く点灯します。(LED2は消灯)
TC622EPAのヒステリシスは2℃なので、VR1で調節した設定温度より2度低い温度を検出するとLED2「COLD」が青く点灯します。(LED1は消灯)
設定温度より室温が高いのか低いのか、エアコンを動作させなければならないのかが一目でわかります。
カンタンに使えてしかも安い温度スイッチIC TC622EPAなのですが1つ欠点があります。
それは「IC自体がセンサー兼比較回路・出力回路」なため、ほかのセンサーICだけと別途比較回路を作る場合では「センサーは本体からリード線で外に出して好きな場所の温度を測る」という使い方が難しくなります。
TC622EPAと設定温度を決める抵抗を載せた基板自体が「温度を感じる部分」になってしまうので、電池とTC622EPAとほか出力用回路をケースに入れてしまう場合は、ケースに通風孔を開けてまわりの空気の温度が良くTC622EPAに伝わるような作りにしなければなりません。
また、もし発熱する部品と一緒の基板に載せると・・・多分自分の回路中の発熱でちゃんと温度が測れませんよね・・・。
● トリガー(微分)回路
TC622EPAの出力、OUTと^OUT端子はそれぞれOUTが設定温度より高いとH/設定温度より低いとL、反転出力^OUTが設定温度より高いとL/設定温度より低いとHになり後の回路が正出力が欲しいのか負出力が欲しいのか、どちらでも好きなほうを選んで使えるので便利です。
本回路では「COLD」と「HOT」のLEDを点灯させるので両方を利用しています。
また、今回の目的の「室温が設定温度を超えたとき」「室温が設定温度を下回ったとき」の2つの状態変化を知るためにも、OUTと^OUT端子の両方を使います。
後に繋がるタイマーIC 555のトリガー入力が負入力ですから、OUTと^OUT端子が負(L)になる瞬間にトリガーパルスを発生ざせる回路とします。
実際の回路ではCRによる微分回路でOUTと^OUTがそれぞれLになる瞬間だけLになるパルスを発生させ、後にダイオードORで両方のパルスのうちいずれが発生しても555にトリガーがかかるようにします。
これで「^OUT(設定温度より低い)がLになると室温が設定温度を超えた」「OUT(設定温度より高い)がLになると室温が設定温度を下回った」と判定したパルスが一瞬555のトリガーにかかります。
● ワンショット回路
よくあるリレーで何かの機器を動かす回路と違い、今回の目的は「リモコンのポタンを押す」なのでタイマーIC 555でその押す時間の一定時間のパルスを発生させます。
まぁ、うまく作れば先のトリガー用の微分回路あたりで少し長い時間のパルスを作ってもなんとかなるはずなのですが、それだと結局その後にまともに出力用トランジスタかFETをドライブするバッファ回路が必要にもなるので
、ここは一般的なタイマーIC 555を使ったワンショットタイマーで出力を一定時間ONにする回路とします。
リモコンのボタンを押す時間は今回は固定で約0.5秒です。
いつものようにVRをつけて可変にしてもいいですが、リモコンのボタンを押すという目的から別に可変にする必要性未も感じられません。
「室温が設定温度を超えたとき」「室温が設定温度を下回ったとき」のトリガーパルスが入ると、タイマーIC 555は約0.5秒間ONになります。
その間LED3「PUSH」が光りますので動作を確認できます。
● 出力(リモコンのボタンを押す)回路
タイマーIC 555の出力でトランジスタ(Tr3) 2SC1815を駆動してスイッチングを行います。
オープンコレクタ出力にしていますので、Tr3のコレクタ(C)とエミッタ(E)をリモコンの中の「電源」スイッチの部分に接続します。
極性があるので注意してください。逆に接続すると動作しません。
※ 本回路とリモコンの電源ライン(GND)を完全に分離したい場合は、この部分はフォトカプラを使用した回路に変更するまのもいいですね。
● 電源
今回のご依頼では電源は単三電池とのことなので、単三電池を4本使って6Vで駆動します。
TC622EPA、555共に最低電圧が4.5Vですから、電池電圧が4.5Vを下回るまでは動作します。
電源電圧が6V時、消費電流は約15mAなので、一日9時間くらい(就寝時のみ)使用するとして単三アルカリ乾電池でだいたい2週間程度使用できる見込みです。
消費電流の多くは「COLD」と「HOT」のLEDなので、この2つのLEDを常時つけなければ回路のみでの消費電流は約3mA程度です。
温度の判定表示用と、電源が入っているというパイロットランプを兼用でこの2つのLEDはつけているので、特に必要が無いと思われる(乾電池の寿命を延ばしたい!)ならこの2つのLEDはつけないとか、プッシュスイッチでも付けて必要な時だけ光らせるとか・・・。
低消費電流の赤と青の「自動点滅LED」にして(電流制限抵抗は外す)、消費電流を激減させるという手もあります。
● 動作確認と調整
回路を組み立てて、電池と回路の間にテスターを「DC電流計(Max25〜100mA程度レンジ)」にして入れ、電源を入れると電流は約15mA程度流れるのが確認できるはずです。
またこの時には「COLD」または「HOT」のLEDのいずれか1つが点灯します。
異常な電流が流れる、LEDが点灯しない、LEDが両方点灯する・・・などの場合はどこかにミスがありますからすぐに電源を切って確認してください。
ここまで正常でしたら、次はVR1を左いっぱい(10℃)に回して「HOT」が点灯、「COLD」が消灯するか確認。
VR1を右いっぱい(35℃)に回して「COLD」が点灯、「HOT」が消灯するかを確認します。
※ このテストは室温が10℃〜35℃の間である必要があります。真冬で10℃を下回っている、または真夏で35℃を上回っている室内では常にいずれか対応するLEDがつきっぱなしです。
VR1を「現在の室温」のあたりより上下に通過するあたりでLEDの点灯が切り替われば正常です。
「COLD」と「HOT」が切り替わった瞬間、「PUSH」が約0.5秒光ります。
ここまで確認できたら、トランジスタ(Tr3)とリモコンのスイッチを接続し、VR1を回して「PUSH」が光ったときに、リモコンがON/OFFを切り替えることを確認してください。
以上までが正常であれば、回路の組み立てと動作は正常です。
VR1のツマミのまわりに抵抗値から計算した温度の対応の目盛りを記入すると使いやすくなります。
エアコンを自動でON/OFFしたい温度にツマミをあわせてご使用ください。
実際には、エアコンを使用しながら体感温度でちょうどいい所付近でON/OFFするよう、日々の使用中にツマミを微調整する必要はあると思います。
● 完全に余談
TC622EPAのデータシートを読んでも出力端子OUTと^OUTの絶対最大定格が書いていないようです。(見落とし?)
出力定格表を見る限り、H出力でVddの80%を割り込む電圧まで下がるのが500μA、L出力でVddの35%以上の電圧になるのが1mAとなっているので、TC622EPAは出力電流はほとんど取れません。(これはセンサー系チップではよくある事)
まぁこの出力電圧は「相手がデジタルICの場合の正常にH/Lを判別する電圧の範囲を逸脱しない」という決まりを守れる範囲のことなので、それを超えてもいいなら数mA程度までであれば使ってもすぐに壊れるというものては無いとは思います。
でも、参考までにネットでTC622EPAを使った例などを調べてみると・・・その範囲を超えて使ってるような回路図が散見されます(^^;
もしかして、普通のTTL ICやC-MOSロジックIC、マイクロチップ製品なのでPICマイコンの出力ポートと同じだと思ってる人が多いのかなぁ・・・。
見た目が8ピンのICと同じですしねぇ。
お返事 2012/5/8
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投稿 |
管理人さん、今晩は。
温度センサーTC622EPA に付いては全く無知ですが、設定温度の計算式は間違っている様な気がします。
おそらく、絶対温度に変換するのでしょうから
"237.15"ではなく、
"273.15"だと思います。
いかがですか。
からのんら 様
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お返事 |
はい、その通りです。
キーボードの打ち間違いです。
画像は訂正いたしました。
また、画像ならびに本文中では「TC622EPAは絶対温度(絶対零度からの数値)で設定なので摂氏(℃)からは数値をあわせる計算をしなければならない」等の文章は、そこまで書く必要は無いだろうと削除したものなので、削除する事自体が間違いだったようです。
ご指摘ありがとうございます。
お返事 2012/5/10
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投稿 5/11 |
大変わかりやすくご解説いただきありがとうございます。
さっそくパーツを揃えて作成に挑みたいと思います。
omori 様
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投稿 |
** 非公開投稿 **
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お返事 |
別に「挑戦的」には思いませんでしたし、数値を訂正すると共に記事作成時に思ったことを改めて書いただけです。
訂正箇所を発見してくださった事に、本当に感謝しています。
お返事 2012/5/12
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車のバッテリーから±15Vを作りたい
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こんにちは。
先日、TA2020の自動車での使用の可否について質問させていただいたものです。その後、実際に装着・使用していますが、ローパスフィルターなどの増設無しでも十分に実用になることが確認できました。今後フィルタを追加して僅かに発生しているノイズを消していこうと思っています。ありがとうございました。
ところで質問なのですが、
車の電源から正負電源(+−15Vくらい)を作る良い方法はありますでしょうか?出来れば大電流(1Aくらい)と安定性、クリーンさを兼ね備えた電源が欲しいのです。自作プリアンプや将来的には小出力のディスクリート回路のA級パワーアンプを車内で使用してみたいと思っています。
調べた所、単電源から正負電源を作るICとして、LT1945がみつかりました。また、LTC3662という昇圧ICも確認しています。これで昇圧して、オペアンプやレールスプリッタで正負電源を作るのもありかなと思っています。
ただ、僕の望む性能になるかは確信が持てないのと、もしかしたらもっと簡単な方法で実現できるのかな?とも思い、投稿させていただきました。バッテリーを2台積むというような大掛かりな方法は無しで、例えば車のシガーソケットから正負15V、最大1A(プリアンプなら100mAあれば十分でしょうが、小型パワーアンプを想定するなら)を取り出す良いアイディアはありますでしょうか?
アドバイスよろしくおねがいします。
(匿名希望) 様
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お返事 |
えーと、
● DC/DCコンバータ(昇圧回路/降圧回路)について
スイッチング方式(チョッパ式)のDC/DCコンバータについては、お使いになる部品(主にコイル)によって回路の部品定数などが変ってきます。
私のほうからは特にどの部品(コイル)を使えば良いなどのアドバイスはできませんので、DC/DCコンバータ方式での昇圧/降圧電源回路についてのご質問には回路図を提示したり、どの部品を買えばいいのか等のお答えできません。予めご了承ください。
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と注意書きしていますように、そのような特定の部品に関するご質問にはお答えすることはいたしません。
「僕の望む性能になるかは確信が持てない」と仰られていますが、目的はオーディオ用途のようですからリップルノイズがどの程度出て音に影響が出るかどうか等を心配されていると思うのですが、私はそういうオーディオは作っていませんし、なによりそんな型番のICは使った事も無いのでどの程度のノイズが出るのか、また結局は使うコイル等によってもそういうノイズ性能が変わってくるので、上に書いている通り『そんなのあなたの使う部品で変わるでしょ?』としか言いようが無いので、とても冷たい回答しかできませんが、ご自分でお好きな部品を買って組み立てて、結果をご自分の要求に合うかどうかご確認ください。
そういうICを調べて探せるという事は、全く何も知らずに単に「教えて下さい」と聞く人よりはずっと知識はおありでしょうから、少し研究して実地で実験してみればうまくゆくのではないでしょうか。
「もっと簡単な方法」で考えられるのは、素直に±15Vの電源装置を買うというのが手っ取り早いです。
たとえば、電源では有名なメーカーコーセルの「MGW301215 IN:DC12V(DC9〜18V) - OUT:DC±15V/1A (標準小売価格 3,500円)」のような±15V出力DC/DCコンバータを使えば、何も組み立てなくてもいいですね。
しかもこういう電源製品は各種保護回路が入っていますから、自作で単純にDC/DC回路を作るだけでなく、保護回路まで色々と追加して回路を作るよりは手間もかからず、性能を考えれば値段的にもお手ごろです。
他社製品でも探せば色々と出ていますから、探してみて気に入る物があれば自作ではなく完成品で済ますのが「もっと簡単な方法」だと思います。
しかし、こういう電源装置は「澄んだ音を求めるピュアオーディオ専用に開発されました」なんていうオーディオ専用電源ではなく、ただの汎用電源ですから果たして「僕の望む性能になるか」については全く想像もつきません。(なにしろ望むものか何が基準なのかもわからない)
もし何かノイズが乗って気に入らないのであれば、DC/DCを自作する時でも自分で設計して追加するノイズ対策回路・部品をつけ加えればいいので、そのあたりは何かICで電源回路を自作されようとされていた方なら考え方は同じなので大丈夫だと思います。
お返事 2012/5/4
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投稿 |
お返事ありがとうございます。
無理のある質問をしてしまって申し訳ありません。
が、とても有効な回答をいただけたと思ってます。
具体的な回路を知りたかったわけではなく、電子工作の一般論として僕の考えている方向性で大丈夫か、見落としている方法はないか、確認したかったのです。
紹介していただいたコーセルのパーツは知らなかったので大変参考になりました。このまま使ったら動くでしょうから悪くなさそうですね。興味深かったのは、カタログで内容を見ると、インバーター>トランス という風にあり、一度交流に変換してから正負電源を取り出していると思われる点です。
ただ、せっかく調べたので自作に挑戦してみようという気持ちも強いので、ダメならコーセルに頼るとして、一度自作を挑戦するのも悪くなさそうですね。正負電源を作るには大メーカーでもこういう方法を採るということが分かり参考になりました。
ありがとうございました。
(匿名希望) 様
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お返事 |
せっかくの機会なので自作されるのがいいと思います。
入門に適しているのは過去にも何度かとりあげた100円ショップのDC/DCコンバータでも使われているMC34063Aなので(しかも安い)、こういう汎用ICで実験してみるのが資料もネットで実回路例も多くて、何かあっても調べやすいのではないでしょうか。
データシートを読めば「マイナス出力電源の回路図」も載っていて、±どちらの出力の回路も作れる便利なICですし。
それと、コーセルのその電源装置等は「スイッチング電源」なのでそういう回路があたりまえです。
たぶんあなたがお使いのほとんどの家電製品、パソコンの電源ユニット、携帯電話用など小型のスイッチング型のAC/DCアダプターなど、電源装置のほとんどは(AC電源→)一次側DC電圧→インバータ(発振)制御→フライバックトランス→目的の二次側DC出力の順につながった「スイッチング電源」です。
そこに紹介した製品は絶縁型(入力と出力のアースは繋がっていない)タイプです。
絶縁型は電圧を変える以外に感電しないよう危険なAC100Vと人が触る低電圧機器を分離する目的で間にトランスを挟んだ状態で、電気的には入力側と出力側が直接接続されていないようにします。
ただ、単にAC100Vと分離するという目的ではなく、従来の方式より効率が良く発熱も少ないという利点があるため、DC→DCの電圧変換でも多くの場合に用いられます。
またDC→DC変換でも「アースを分離したい」という考えが必要な場合に多く用いられます。
たとえば、今回匿名希望様がお使いになられるような車でのオーディオ機器の場合、音声信号線のアースラインの電位差で起きる「グランドループ」から来るノイズを嫌い、音声ラインにライントランスやハイ・ローコンバータを入れてアースを接続せずに音声信号だけ伝えるといった方法を取る方も多いと思います。
その場合更にオーディオ機器の「電源」自体も車のプラス12Vやアースから分離して、車体に流れているノイズ成分の電気信号をアンプ等に入れたくない!ような場合にはこういう絶縁型の電源装置で電気的な接続をカットしてやれば、車自体のノイズとは無関係な良い音質で音楽を楽しめるように・・・・なるかもしれません。(そこまで劇的な変化があるかどうか/笑)
スイッチング電源でも、非絶縁型(入力と出力のアースは繋がっている、1つの電子回路中などで違う電圧の電源が必要な場合に使う)ものもあるので、製品を選ぶ際には目的にあわせて注意が必要です。
多分今までご想像していたDC/DCコンバータはチョッパ式の昇圧/降圧回路のほうだと思いますが、それは何かの機器の中で電圧を変更して使うような用途の場合の一部の方式として用いられるもので、「電源装置」としての考え方では主流はインバータ+フライバックトランスのスイッチング方式です。
お返事 2012/5/5
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投稿 5/7 |
電源一つでもいろんな方法があり面白いですね。勉強になります。
おっしゃる通り、僕の調べていたICはチョッパ式の昇圧のようです。小型機器の中に組み込んで電圧を上げるものなんですね。その機器はバッテリー駆動のケースが多いので電源は比較的安定しており、チョッパ式の昇圧部分のノイズをケアすれば良いと。ICによってはスイッチング周波数を明確化してあるものもあって、フィルタをかけ易いようになっているようですね。
絶縁式は知らなかったのでいろいろ検索中です。絶縁式・・・なかなか魅力的な響きです。実際、車載オーディオの電源として使うならば、車から切り離された状態になり、その絶縁式のスイッチング部分のノイズだけを対処すれば良いのですよね?だとすれば魅力的かも。調べた所2W程度の小出力であればICにトランス部分まで内臓したものもあるようです。また、外付けのトランスを採用するタイプならもう少し出力を稼げそう。出力的にDACとプリアンプであればいけそうですが、コストがネックかもですね。それこそ、コーセルを買ってしまったほうが安くつきそうです。
せっかく作るので、もう少し調べてみます。
(匿名希望) 様
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車・バック信号を検知した時に、リレーを2回ONしたい
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ご教授ください。
車です。
バック信号を検知した時に、リレーを2回ONしたい。
12Vです。
入力信号はワンショットではなく、連続信号。
入力が入ると、2回の点滅信号を出力したい。
出力はG5V等のリレーを駆動したい。
1回目の出力は入力と同時に行いたい。
1回目ONを0.3秒→OFFを0.3秒→2回目ONを0.3秒→その後OFF。
入力がOFFになり、再度入力を検知したら同じ動作。
極力簡易な回路、入手が容易な部品で行いたい。
555を2個使い、1段目タイマー回路、2段目点滅回路で組んでみましたが、タイミングがうまく取れず、出力回数にバラツキが生じてしまいました。
田舎の伝送屋 様
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お返事 |
うーん、その目的であれば『車・ワンプッシュで、ホーンをプップッと2回鳴らす回路』でいいのではないでしょうか?
目的のタイミングとか動作する長さとかピッタリだと思いますがどうでしょうか?
>極力簡易な回路、入手が容易な部品で行いたい。
という事ですので、ICも一個ですしとてもカンタンでしょ?
入力をプッシュスイッチからバック信号(プラスコントロール)に変えるので、下記の回路に変更すれば済むだけです。
それで、もし出力用のFETであなたのお好みのリレーを動作させるのがもったいないのであれば、トランジスタで動かしてもいいわけですし・・・。
>555を2個使い、1段目タイマー回路、2段目点滅回路で組んでみましたが
という事ですが、よくある回路図のようにこのような接続にされていませんか?
これはまぁ555の基礎的な接続方法としてどこにでも書かれていますが、内容的には「結構いいかげんな動作でいい回路」というものです。
今回の目的のように「2回ON、しかもその時間は2回ともきっちり動作して欲しい」という目的であれば、タイマーがOFFになるタイミングは2回目の出力が終わった期間から3回目がONになる間のとても短い期間でないとうまく動作しないという、とても調節がしにくく、ちょっとズレたらうまく目的を達成しにくいものです。
具体的にどうなるのか図で示すと、もしIC1のタイマー時間が2回目のON時間の終了よりも短くなると、IC2のリセット端子はLoになってリセットされ、2回目の出力は希望していた時間より短い時間で切れてしまいます。
また、IC1のタイマー時間が2回目のOFFから次の3回目のONまでの間の時間を過ぎてしまうように長くなってしまうと、3回目のON信号が出力されるので、これもまた希望とは違うおかしな3回目の動作が起きてしまいます。
タイマー信号と出力信号のモニター用LEDをちゃんと付けていれば、そのLEDの点滅タイミングを見ながら微調整すればなんとか具合のいいところに調節できるかもしれませんが、0.3秒くらいだと慣れていないとなかなか難しいかもしれません。
そこで「555を使っていても、出力のパルス時間が上の回路のように変に短くなったり、次のパルスがちょっと出たりしない回路」を作ってやれば、問題はほとんど解決します。
とは言っても、何か特殊な回路で根本的に改変してしまうのではなく、上図のごく普通に555を2個使う回路の一部だけを変更してやるだけで解決してしまうのです。
つまり・・・「n回目の出力が出ている間は、IC2のリセットはかけない!」というふうに、IC2に自己保持をするフィードバック接続を追加するという考えを適用します。
これでIC2の出力時間は短くも長くもならなくなり、毎回一定の長さだけONします。
※ 毎回と言っても、発振回路の場合は555の特性で最初の一回だけは少し長くなります。これは以前説済み。
出力時間が毎回同じで変な事にはならなくなりましたが、「タイマー時間が長いと3回目に入ってしまう」という事には変わりはありません。
しかし、タイマーは出力のOFF期間中にあわせないとおかしな動作をするという調節のし辛さはほぼ無くなりました。
図で確認すると、タイマーが切れる時間は「2回目のパルスが出始めるところから、3回目のパルスが出始めるまでの間ならどこでもいい」ということで、自己保持のフィードバックをかけない場合に比べて約2倍の範囲となり、しかもタイミングがズレたら出力が短くなったり3回目がちょっと出たりというおかしな動作をしてストレスを感じることもありません。
「何回出力を出したいのか?」を決めるタイマーの時間調節用VRを回すことで、必ずn回の出力が出ることを選べるようになるので調節はとても楽です。
とはいえ、n回目の出力が出る瞬間あたりとか、n+1回目の出力が出る直前とか、回数が決まるタイミングの境目ぎりぎりには調節しておかないほうが良いと思います。
何かの拍子に(温度とか、電源変動とか、VRがちょっとズレるとか…)微妙に回路の動作が変わっただけで、指定していた回数とは違った回数(±1回)になってしまうのもよろしくありません。
右図の水色の範囲あたりに調節しておけば、ちょっとやそっとの変動では動作に変化は無いでしょう。
回路図にするとこういう感じです。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
図にも書きましたが、調節のポイントとしてはタイマー動作のLED1と出力確認用のLED2が同時に消えるようにVR1を調節します。
全体の動作調整方法としては、VR1を右いっぱいに回してタイマー時間を最長にしておき、入力テストスイッチを押して回路を動作させ、VR2を回してご希望の出力ON/OFF時間を調節します。
出力ON/OFF時間が決まったら、VR1を左に回していって、ご希望の回数目のLED2の消灯と同時にLED1が消える点にあわせると、最も安定になります。
こういう回路を作る場合、「回路の動作・タイミングの関係とその意味」をよく理解し、動作確認と調整時にその意味や動作が成立しているかを確認しやすく設計することがポイントです。
555を2個繋いで、たとえ自己保持フィードバックをかけていなくても、タイミングの意味を理解していてLED1・LED2に相当するLEDをつけてタイマーと発振回路の動作確認を目で見て、ちょうど良いタイミング(0.3秒ですが)に狙いをつけて時間調節できるように設計・組み立てていれば、調節がちょっと大変なだけでそこそこ安定して動作する回路に仕上がっていたと思います。
お返事 2012/4/25
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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車・50ccバイクのホーンの音が小さいので増幅したい
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こんにちは。長らく未解決のものをご相談いたします。
自己所有の50CCバイクのホーンはわずか6Vのバッテリーで作動するので耳をすまさない聞こえないくらい貧弱です。そこで考えていたのがホーンとバッテーリの間につなぐ乾電池式増幅装置の簡単な回路はないのか?といったことです。また、別案として子ども持つ防犯ブザーを改造してスイッチを押して作動するようにできないかと?大音量で電池の消費はもちろん早いですが、充電式の乾電池をつかうことで問題はないと思います。どうでしょうか?組み込み式の増幅装置はヘッドホンアンプのようにすれば、座席下に組み込むことで使い道はあるのかと。
なみへい 様
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お返事 |
「ホーンとバッテーリの間につなぐ乾電池式増幅装置」というと、右の図のような接続しか思いつかないのですが、こういう物ですか?
もしそうだとしたら・・・「6V車用のホーンは6Vで動くように出来ている」ので6V以上の電圧(増幅?)をかけると焼け切れてしまうという事はご理解されていますか?
「組み込み式の増幅装置はヘッドホンアンプのようにすれば」という文章から右図のようなアンプを入れるような方法を考えていらっしゃるのかもしれませんが、少なくとも私の知る限りでは6Vの原付バイクなんかに使う音の貧弱なホーンでこのような電子音源と(内蔵アンプと)スピーカーでできたホーンというものは見たことはありません。
珍走団が使うような、派手な音楽が鳴る「メロディホーン」(もちろん違法品)などでは電子音源とアンプとスピーカーで構成された物も存在しますが、そういう物ではありませんよね?
普通の車・バイク用のホーン(電気式)の中身は、右図のようにただの電磁ブザーです。
電磁石に電気が流れると振動板が吸い寄せられ、ある程度吸い寄せられると接点が離れて電気が流れなくなります。
電気が流れなくなると磁力が無くなるので振動版は元の位置に戻ろうとして、元の位置に近くなるとまた接点が接触するので電磁石に電気が流れるようになり吸い寄せられはじめます。
電源が入っている間はこれが延々と繰り返され、振動板から「ブー」という音が発生します。
車用では、2つの周波数の異なるホーンを同時に鳴らし、「ファー」みたいな独特の柔らかい音を出します。
電磁石にかける電圧を大きくすると、磁力も大きくなって多少は音が大きくなりますが、コイルには定格があり、設計より大きな電圧・電流をかけると発熱して焼けてしまう部品なので、設計されている通りの使い方しかしてはいれません。
だから「ホーンとバッテーリの間につなぐ乾電池式増幅装置」なんか付けて、仮に9Vや12Vといった高い電圧をかけても、一時的には少し大きな音が出ても、じきに焼け切れて故障してしまうでしょう。
焼けてしまうと、保安装置としての意味が無くなるので危険です。(整備不良で切符を切られる事にも・・・)
もし「乾電池か何かで別電源を用意する」のであれば、12Vバイク用の12Vホーンを買ってきて、リレーを間に挟んで鳴らせばかなり大きな音が出ますよね。
ただ、車やバイク用の12V仕様のホーンは、大きな音が出るかわりに電流もかなり喰い、大きな音のものでは4A程度も電流が流れますので、単三アルカリ乾電池などでは力不足でじゅうぶんに鳴らせないでしょう。
単三型のニッケル水素充電池を10本直列にしても、連続で鳴らすのはやめておいたほうがいいと思います。
ホーンという用途ですから普通は連続で鳴らさず、「プップー」程度に時々鳴らすのであれば、ニッケル水素充電池でも大丈夫でしょう。
バイク用で消費電流1A程度までの物を使うのが無難だと思います。
ホーンの話とは別のお話しとして‥‥、100円ショップの「防犯ブザー」をスイッチで鳴らすのはとてもカンタンな事で、単純に電源をON/OFFしてやればいいだけです。
「防犯ブザー」は子供用の「携帯防犯ブザー」ならヒモの付いたプラグを引き抜いておけば鳴りますし、「窓用防犯ブザー」であれば窓に付ける「磁石」を横に置かないでおけばいいだけですよね。
要は中の断線を検知する接点を開けておくと鳴るブザーなので、そうしておけば後は電源をONにすれば鳴ります。
但し・・・、「防犯ブザー」はあくまで車・バイク用のホーンでは無いという事で、音が違いますし普通は車やバイクでの他車や通行人に対して使う警音機やその音としては使用できないという問題が残りますが、それでもいいんですか?
違法行為(整備不良)になりますよ。
50ccバイクだとホーンの設置や音色については『道路運送車両法・第44条7項(原動機付自転車の構造及び装置)』で自動車のそれと同じ基準が適用されるとされていて、『道路運送車両法・保安基準第43条(警音器)』にて音量や音色が定められており、「音色、音量等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない」とされていますから、100円警報機などはホーン(警音機)として使用することはできないと考えられます。
警音器の技術基準には「警報音発生装置は、連続して一定の警報音を発生し、その音響スペクトルは、作動中に実質的に変化しないものとする。」と定められていますから、100円警報機のように「キューンキューン」と周波数(スペクトル)が変化する音は・・・・適合しませんよね?
つまりは、「こういうそのへんにある音の出る装置を勝手に車・バイクのホーンとして使用してはならない」という法律になっていますから、もし交換するとしてもちゃんと車・バイク用に売られている法律に適合した商品を使わなければなりません。
よくわからない場合は、ディーラーまたは車・バイク用品店にご相談ください。
お返事 2012/4/23
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投稿 |
お世話になります。詳しいご説明ありがとうございます。最初に『音色、音量等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない』ここは大切ですね。ということで防犯ブザーの件はないですね。
話を戻させて頂きますが、まずは6V仕様の(既存)ホーンがなる定格範囲での電圧を常時確保したいこと、6Vのバッテリーを充電してもホーンを鳴らせない程容量が殆ど無いことにあります。
つまり容量が読めないバッテリーとの間に組み込むよりも、ホーンと電池を直結して(ホーンとバッテリーを別回路)6Vを確保してもよい(ニッケル水素電池X5?)ということになるのでしょうか?
ただ、ハンドルのブザースイッチが絡んでくるのでできれば既存回路にON/OFFを可能にして組み込むのも良いのではと考えています。充電後もしくは新品はoffで使って、明らかにウインカーもブザーも反応しないくらい弱ったときにはonにしてのような・・・素人考えで大変もうしわけございません。
なみへい 様
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お返事 |
「既存回路にON/OFFを可能にして組み込む」のであれば、上記の12Vホーンを鳴らす回路を6V電源と既存の6Vホーンを用いるようにして、それをスイッチで既存のホーン回路と切り替えるようにするだけでいいのでは?
ハンドルまわりは改変せずに、ホーンの近くだけで済みますよ。
既にそういう回路は示しているので、(電圧が12Vか6Vかの違いこそあれ)それでいいと思うのですが。
リレーを使ったり、スイッチを使ってわざわざ人力でON/OFFしたりしなくとも、ダイオードを使うだけで自動的に、バッテリーの電圧が低い時だけ電池から電源を供給してホーンを鳴らせるようになりますが、そういうい改造はだめでしょうか?
ホーンスイッチに電源を供給している側の配線を切って、追加する電池とダイオード類を繋ぐだけなので、改造する手間はリレー等を使って切り替え回路を作ったりするのより少ないはずですが。
使うダイオードはなるべくドロップ電圧が低いほうがいいので、ショットキーバリアダイオードを使い、電圧40V以上、電流は・・・あなたのお使いのホーンに流れる電流の2〜5倍以上の容量のものをお使いください。
(この電流は、私はあなたのバイクは持っていないのでどんなホーンが付いているのかわかりません。ご自分で測定してください)
お返事 2012/4/26
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投稿 4/26 |
新しいバッテリーに買い変えればいい話
ホーンもまともに鳴らないならウインカーもまともに点滅しないだろ
ウインカーの点滅回数も法令で決められててまともに点滅しないと違反になる事位知ってるよな?
まさか違法状態で乗ってるバイクの違法行為を迷い氏に幇助させようって魂胆じゃ無いよな?
何が増幅なんだかと笑って静観してるつもりだったがこれだけは見逃せない
(匿名希望) 様
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投稿 4/26 |
質問のレベルの話はともかく、6V系のバイクは充電機能がもう一つなのでバッテリーを買い替えても余り状況は変わりません。ちょっとビンテージだとセレン整流器で充電なのでアイドリングでは充電せず、ちょっと走るとすぐ過充電になります。もちろんシールドバッテリーは使えません。(でも良く走るしかっこいいんです)
12V化する時がきているのかもしれません。なんといっても6V系はバルブ関係を中心に電装パーツの供給がヤバくなってます。
arii 様
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12Vのニカドバッテリーの充電器を12V鉛バッテリーの充電器に改造出来ますか?
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12Vの電動ドライバー用ニカドバッテリーの充電器を自動車用の12V鉛バッテリーの充電器に改造出来ますか?
(匿名希望) 様
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お返事 |
改造はできます。
但し、工具用の充電器が「急速充電タイプ」「満充電で自動的に停止する」タイプの場合、ニカド用の充電制御回路と鉛バッテリー用の充電回路は全く違うので、単にニカド用充電回路の中の部品をいくつか交換したくらいでは対応はできないため、そういうのを改造と仰られているのでしたら無理です。
基本的にはできると言っても、元のニカド用充電器はただの定電圧電源としてくらいにしか使わず、ちゃんと12Vバッテリーを痛めない安全な電圧の定電圧電源に改造して、後は抵抗か何か(もちろん難しい電子回路でもいい)で準定電流充電回路をバッテリーとの間に挟んで、出しい鉛バッテリーの充電方法に準拠した充電器になるような改造を施せばいいのです。
匿名の方から特に今お使いのニカド用充電器の仕様とか中の回路図とかの提示が無いので、こういう説明しかできませんが参考にしてください。
お返事 2012/4/22
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車でルームランプがエンジンオフしたら点灯させたい?
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車でルームランプがエンジンオフしたら点灯させたいのですが、どのように回路をつくればよいでしょうか?
標準でドアオープンやドアアンロックではつきます
やなぎ 様
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お返事 |
えーと・・・『車・ルームランプをキーオフ時に数十秒間点灯させたい』ではだめなんでしょうか?
お返事 2012/4/22
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投稿 4/22 |
すいません、似た質問があるのを見落としていました。
ありがとうございました
やなぎ 様
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扱いやすい日本語表示の液晶を教えてください
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いつも楽しく拝見しています、
特にわかりやすい説明と回路図で初心者、中習者がつまずくようなところの細やかなフォローがとても勉強になっています。
さて、趣味で液晶に日付とその日の名言みたいなのを表示し、BGMで音楽を再生させるものを造りたいと思っています。
テキストや音楽はSDカードから読み込み、液晶に表示したいと思います。arduinoならSDシールドやmp3シールドがあるのでやりやすいのかと思ったのですが、液晶の表示がなかなか敷居が高くて悩んでおります。デジットでタッチパネル対応の液晶を買ってきたのですがどうも難しそうです。
それで、扱いやすい日本語対応液晶や日本語表示方法のアドバイスをいただけないかと思い投稿しました。
返事は急ぎませんのでお時間のある時に何卒よろしくお願いします
jm3atn 様
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お返事 |
「扱いやすい日本語対応液晶」ですが、今まで公私共に使った事も無ければ見たことも無いので(だいたいが半角キャラクタ液晶ですね…)、てきとーにネットを検索したら市販品でよさそうな物がありましたのでお知らせします。
株式会社エル・アンド・エフの『LF59 日本語表示対応液晶表示ユニット [PDF]』という商品です。
120×52ドット・モノクロ液晶に全角10文字×4行の表示が可能で、文字の表示はシリアル通信でJISコードを転送するだけのようです。
(実物を持っていないので、「ようです」とだけ書きます)
これならArduinoのシリアル通信機能で接続して使える、とてもカンタンな利用方法で活用できると思います。
直販でも13,500円と、このような内容の製品としては購入しやすいのではないでしょうか。
ただ、既に製造終了しているので、在庫限りとなっているのが心配です。
文字フォント内蔵型の液晶パネルを作る液晶コントローラーは半導体メーカー各社が出していて、かなりの種類があるのですがそれを組み込んだ「日本語フォント内蔵」の液晶パネルという商品は、なかなか見つかりません。
そういう製品のほとんどが市販用ではなく、カスタムメイドの専用品だからです。
一応、ここのページに出ている「NEC 8 bitマイコンについては漢字ROMも搭載されています。」という製品なら内蔵フォントによる日本語表示も可能のようですから、もし必要であれば販売店にお問い合わせください。
もし「自分でグラフィック液晶に漢字を表示させる」というプログラムを作るのであれば・・・、基礎中の基礎として「液晶パネルとCPUの間のデータ通信」をご自分でプログラムする必要があります。
まずはそれができないと何もはじまりません。
ArduinoならARMコアですから、ARM CPUのパラレルポートと液晶パネルを配線して、「コントロール線・データ線の扱い方」、「データ書き込み・読み出しのビット操作」、「ビジーWAITやタイミング」などについて熟知した上でプログラムを書かなければなりません。
「CPUと液晶パネルをつなぐ」と「命令・データを送る/読み出す」ができるようになれば、次は何か文字や画像(模様)を表示するために・・・
● 液晶コントローラを初期化する
● 表示したい位置を決める
● 表示したい文字(または模様)を書き込む
などの操作ができるプログラム(関数・サブルーチン)を作ります。
ここで、購入された液晶パネルがデジットの『特価品タッチパネルLCDを2種類ご紹介いたします。』のようなグラフィック液晶であれば、漢字フォントは中に持っていないので全部プログラム側で用意してやる必要があります。
普通は半角フォントROM/漢字ROMに相当するフォントデータが入った既存の「漢字ROM」(JIS第一水準・第二水準)なんかを使うのですが、最近ではそういう漢字ROM自体ほとんど入手できませんし、なにより普通それらは「パラレル・バス用のROM」なのでARMやPICのようなマイクロコントローラーと繋ぐにはこれまたI/F回路が大変になります。
なので、繋ぎやすいシリアルEEP-ROMに必要に応じてパソコンで文字フォントを焼きこんだ「自分だけのオリジナル漢字ROM」みたいなものを自作して回路に組み込むのが最も使いやすいでしょう。
(探していないので知りませんが、シリアルタイプね売っているかもしれませんね)
後はプログラム側では表示したい漢字フォントを1文字ずつ自作漢字ROMから読み出して液晶パネルに模様として転送するだけです。
・・・とまぁ、昔からパソコン(昔はマイコン)のグラフィック画面に模様や図形を直接V-RAM(画像表示用メモリー)に書き込んで図を表示したり、ゲームを作ったりしていた世代には相手が液晶パネルに変わっただけでやる事は同じ、CPUがマイクロコントローラーに変わっただけでプログラム言語もC言語とかそれに似た専用言語で扱いやすいとか・・・、とにかくハードウェアを叩いてまともにうごく物を作らなければならなかった時代の人ならそれほど難しくは無いような作業やプログラムですが、最近の「ハードウェアは差し込むだけ」「プログラムは必要なライブラリが用意されていて、それを呼び出す方法を知ればいいだけ」みたいなお手軽カンタンコンピューティングの時代では、ちょっと変わったもの(標準品では無い)を繋ごうと思うとひと苦労です。
自分用漢字ROMを用意したりしなくても、どうせSDカードに格言やmp3サウンドなどを記憶させてしまえるのであれば、「最初から液晶に表示する漢字フォントを、ただのグラフィックデータとしてベタなデータで用意して、Arduino側はそれをベタに液晶に転送するだけ!」なんて手抜きをやったほうがどれだけ楽か!(笑)
ただそのためには、PC上で元の格言データから「ドット絵」状態の漢字フォントに置き換える「コンバータソフト」は自作しなければなりません。
パソコン上で動くソフトを作れる、何か言語を扱えればの話になりますけど。
お返事 2012/4/22
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投稿 4/30 |
いろいろとお教えいただきありがとうございます。
そうですね。365日分の画像ファイルを用意できればそのほうが楽かもしれませんね。
ありがとうございました。
jm3atn 様
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ダイオードの代わりにFETを使った低損失の回路を設計して下さい
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こんにちは。以前ブラシレスモータ駆動回路でお世話になった者です。
今回お尋ねしたい内容は
「ダイオードの換わりにFETを使用して低損失な逆流防止回路を設計して頂きたい」と言う相談です。
使用用途は
手作り電気自動車競技「エコデン」に搭載しているDCDCコンバータの出力に直列に接続している逆流防止用ダイオードの換わりです。
エコデンの内容は
12Vの鉛蓄電池を一個使い、50Wのブラシレスモーターを動力とし、自作の車で走行距離を競う競技です。
DCDCコンバータがどの様にに使われているかと申しますと
任意のタイミングで出力を上げる通称「上乗せブースト」機構に使用しています。(通常は12Vで走行します)
12Vの鉛蓄電池に、入力12V 出力3.3VのDCDCコンバータの出力を直列に繋ぎ15.5Vの電源として使います。
こんな機構は効率が悪く意味が無いように思われるかも知れませんが、レース当日の風の影響などで消費電力が変わってくるので
レース後半の任意のタイミングでラストスパートが出来る車が有利です。
使用DCDCコンバータは
イータ電機 型式 NVD3.3SC12-U1 です。
このDCDCコンバータは取説に「原則、直列接続運転不可」とありました。しかし数多くの上位チームが採用し実績がありました。
不思議に思い、テクニカルサポートの記事を読んだ所、ダイオードを接続した方が良いと感じました。
私の判断に自信が無かったのでメーカーに相談した所、「DCDCコンバータの出力に逆流防止用に直列にダイオードを接続、起動不良を防止する為に並列にダイオードを接続して」と回答を貰いました。
今まで秋月で販売している(45V30A)MBR3045FCTを使用していましたが、DCDCコンバータに直列に接続されているダイオードの電圧降下が気になりご相談しました。
回路にお願いしたいことが4つあります。
@逆流防止回路の電源電圧は12Vでお願いします。
(ルールで12V鉛蓄電池しか搭載できない為)
A定格電流は連続3A、短時間8A(2分に1回のペースで10秒位)の対応をお願いします。
B出来るだけ低損失でお願いします。
CFETにIRF3703を使用して欲しい。
(この用途に合わない、実験環境に無い等がありましたら、このCは無視してください)
他は指定ありません。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
ハステロイ 様
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お返事 |
えーと、まずはCの「FETにIRF3703を使用して欲しい」からいきましょう。
なぜIRF3703を使いたいのか謎です。
100個くらい買っていて余らせているとか?
誰かに薦められたとか?
まぁ、かなりの電流を流す回路ではよく使われるパワーMOS-FETではありますが、あなたのご希望の回路には不適切です。
特定のIRF3703が、というのではなく、「ほとんどのパワーMOS-FETはその用途には使えない」ということです。
パワーMOS-FETは、半導体の構造から回路図ではよく右図のように書き記しています。
トランジスタの一種であるMOS-FETですから、N型の場合は電流はD→S方向に一方通行で流れ、それをG電圧でコントロールします。
と、ここまでなら「電流は一方通行だから、反対には流れない」「つまり整流(逆流防止)に使える!」と単純に考えてしまいそうですが、そうは問屋が卸しません。
回路図では確かに動作原理からそう図に書いていますが、実物のパワーMOS-FETは中身が少し違います!
FETという素子はとても敏感な半導体で、過電圧や逆電圧で簡単に壊れてしまいます。
ですので、パワーMOS-FETには素子自体を保護するために中に右図のように保護用ダイオードが組み込まれています。
(もちろん定格内で使うことや逆電圧なんかかけないのは当然のことですが、主に(電気的には強い)バイポーラ型パワートランジスタのように取り扱いを簡単にするためです)
さて、図でわかるようにD-S間には逆電圧保護用ダイオードが入っていますから、もし本来とは逆向きの電圧がかかったら逆電流は華麗にスルーされて、逆流防止になんか使えません。
ちなみに、IRF3703の中の逆電圧保護ダイオードはVr = Typ 0.8Vなので、0.8V以上でパスします。
これで「ON抵抗が低いパワーMOS-FETを使えば、ダイオードよりもっと良い逆流防止回路が作れるだろう!」という夢は無残に打ち砕かれたわけです。
という事で、ご希望のような逆流防止回路を作るとなるとスイッチングにはパワートランジスタを使うか、もっと別の半導体を使ってそれを制御する回路を作るか・・・。
でも、それは結構面倒なので(今はまだ結構多忙なので…)、今回はとってもいい部品をご紹介しましょう。
それは「クールバイパススイッチ」という部品で、『整流用にショットキーダイオードのかわりに置き換えて使え、逆流防止・スイッチング用にパワーFETを使って、損失を普通のダイオードよりはるかに減らした整流素子(中身はIC)』・・・という、まるで夢のような素子で、ちょうど今ハステロイ様がご希望されている要素がそのまんま一個の部品の中に入っています(笑)
もう私が回路図を考える必要もありません。
STマイクロ製のSPV1001T40「Cool bypass swtch」がそれです。
TO-220パッケージのパワートランジスタと同じ形をしています。
この中に、スイッチング用のパワーMOS-FETと駆動用回路、駆動用回路を動かすためのDC/DCコンバータまで入っているというかなり欲張りなICです。
・IF=16A,VR=40V (Max)
・VF=230mV @IF=16A
・VF=120mV @IF=8A
と、今回のご希望の使用電流ではじゅうぶんです。
部品の紹介と販売は「共立電子のブログ」に載っていますので参考にしてください。(参考売価 600円)
お返事 2012/4/13
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投稿 |
こんにちは。お忙しい中素早い返答ありがとうございます。
「クールバイパススイッチ」このような物があったのですね。
一応、事前に今回の用途に使える部品が無いか調べたのですが気が付きませんでした。
さっそく注文してみようと思います。
実は今回の用途に使える回路をネットで検索していた所ゼグノダイオードと言う部品を見つけましたが少量入手が出来ませんでした。
http://www.nnp-denshi.co.jp/pdf/xexno_diode.pdf
データシートのブロック図を見ると手元にあったIRF3703とディスクリート部品で再現出来るのかなと思いましたが、私の力量では無理だったので管理人様に相談しましたが結果良い部品にめぐり合えたので感謝しています。
ハステロイ 様
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投稿 |
http://www.ne.jp/asahi/evo/amp/active_rectifier/report.htm
この方法でIRF3703つかえません?
黄瀬やよい 様
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お返事 |
黄瀬やよい様、その方法で実験されている方がいらっしゃるのですね。
原理的にはその方の書かれている通り、MOS-FETは両方に電流が流れるはず・・・なので、約20数年ほど前(昔すぎ…)にFETの勉強をした時にそういう実験をしてみた事はあるのですが、その際の実験では「逆向きでは思ったほどON抵抗が低くはならない」という結果が出ました。
ですから、MOS-FETの逆向き利用は原理的には可能だが、理想的なダイオード用途では無理があるという結論に達していて今に至ります。
多分、30年近く前の事なので使ったFET(まだ3桁番号になったばかりかなぁ)にも問題があったのかもしれません。
今売られているMOS-FETが逆電流でも十分に正方向と同じくらいON抵抗が低くなるなら使えますね。
私の手元にはIRF3703は無いので実際に使えるのかや、使ってみた感想は書けないので、もしよろしければ黄瀬やよい様のほうで実験して実測データをハステロイ様に教えて差し上げるなどもいいかもしれませんね。
レースに勝つだめには、たとえ数mVでもロスは少ないほうが良いに決まっています。
ただその回路では目的電圧と逆方向の電源を用意するのが面倒だったり、電流検知回路(OPアンプ)を作ったりと手間と部品数がかかるので、結局はそういう回路が1個のパッケージに収まっている「クールバイパススイッチ<」を使うのが簡単で便利ですよ。(今回の電流値なら規格内ですし)
逆電源なんかはパッケージ品のDC/DCコンバータなんかも秋月などで安く売っていますが、OPアンプやらFETやらなにやらと全部買うと、結局はバラで組み立てると高くついてしまいますし。
お返事 2012/4/21
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アナログICで三相モーターを回す?
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HDDドライブを分解してモーターを取り出しました。それを回したいのですがその駆動回路をすべてアナログICで教えていただきたいのです。
動かすにはハーフブリッジ回路というものが必要ということでネットで調べTr2sc1815を6本使いブレッドボード上で構成しましたがうまく動きません。PICなどは使えませんのでパルス出力(順次電源供給?)回路はHC04とHC4017Bを使っています。
モーターは三相モーターというものだと思います。モーターから4本の端子が出ています。5V+−を直接二本のラインに線に当ててみるとビクッと動きますので壊れてはいないと思います。
くまだ 様
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お返事 |
HC04とHC4017Bなどのデジタル回路でうまく動かないから「駆動回路をすべてアナログICで」というお話しですか・・・。
三相モーターなら、普通はデジタル回路で三相のパルスを作ってドライブするのですが、それをアナログIC(オペアンプやコンパレータ等)で作るのはとても面倒ですね。
アナログでというご依頼ですが、それを作るのはちょっと大変ですし、それをテストする三相モーターの持ち合わせも無いので、このご依頼にはお応えすることができません。
アナログ回路の基礎から学べる書籍などで勉強して、アナログで順次回路などを作る方法を考えてみてください。
お返事 2012/4/13
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投稿 |
全く無知ですみません。わたしはデジタル回路というのはPICの事だと思っておりました。HC04とHC4017Bもデジタル回路なのですね。
謝罪し悔い改め、改め再度質問させて頂きます、HC04とHC4017Bを使って三相モータが動く方法を教えて頂けませんか?
現在、Tr2sc1815の6本を変更し、MOSFET(PC基盤からの部品取り品)を3つ使い、ドレイン側に5VDCと三相モータのラインを繋いで、4017のパルスをゲートに繋ました。(4017は4灯目でクリアされます。)
ですが動きません。ライン1(FETの1つ目)に4017のパルスが入るとドレインとソースに電流が流れ、モーターのライン1にはマイナスの信号が流れているはずで、FET2には4017のゲート信号がないのでドレインにはプラス信号が流れて、モータ側にプラス信号が流れているはずです。
実際、LEDでのテストではFET1と2のドレイン側にプラス、マイナスを繋いでみると点灯、点滅します、ですがモーターでは動きませんでした。何が原因なのでしょうか。教えて頂ければ幸いです。
くまだ 様
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投稿 |
お世話になります。この件に関してもう返事がないと思っていましたが、ご足労頂いているようで感謝いたします。
2SC1815では動いていません。私も多少なり(Trがこわれるたりと)不安に思いMOSFETやC144など別のTrにてブレッドボード上でくんでみましたが未だ動きません。四線式ですが駆動は三本で一本は調整の為の信号線ではないかと思います・・何故かというとラインに直接電源のプラスマイナスを付けてみてビクッと動かなかった線が一本ありましたので、実際駆動に使用するのは三本ではないかと思っています。これも素人の憶測に過ぎませんが。。。
HDDのモーターは本当に美しいです。トルクスのネジや回転軸の磨き上げられた美しさはジャンクとして葬り去るのは非常にもったいないです。
これを何とか動かす原理が解れば、音や、光に反応させてのオブジェクトが作れると思っています。今後も宜敷お願いいたします。
くまだ 様
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お返事 |
5/6に「お知らせ」に掲載した文章
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こちらに手持ちの三相DCモーターが三線式しか無いため、四線式のものを探しています。
日本橋でジャンク部品や安い中古のHDDを探しましたが、どれも三線式だったために引き続きどこかに四線式が無いか探しています。
知人に持ち合わせがあるようなので譲ってもらう予定です。
理論では考えられますが、本当に四線式でモノポーラ駆動ができるのか検証するまでは記事が書けませんので、今しばらくお待ちください。
(次の掲載が何月何日ななるか明言はできません)
※ 余談ですが、その手の大電流モーターを2SC1815で回すなんていうとんでもない事を書いているHP等はそのまま鵜呑みにしないでください。これだけは先に忠告しておきます。
連休末に知人から四線式DCモーター(Y配線式)使用のバードディスクを譲り受け、とりあえずテスト回路では試してみました。
テスト回路はご質問の通りモノポーラ駆動(ユニポーラ駆動)で、74HC14の発振回路と74HC4017での順次回路、そして2SK2231でモーターの三相に順次電流を流すものです。
こちらで使用したものは「四線式ですが駆動は三本で一本は調整の為の信号線ではないかと思います」という風な変わった四線方式のモーターではなく、ちゃんとしたY配線の四線式のものです。これはモーターを動かそうと思えばモノポーラ駆動でも回るのは回るはずです。
ちなみに、ハードディスク上の駆動回路はくまだ様のご希望のモノポーラ駆動ではなく、ちゃんと位置検出つきのバイポーラ駆動回路でした。4本目の線はモーター駆動用ではなく、位置検出用の配線として使用されています。
なので、私の手元のハードディスクでは「四線式ですが駆動は三本で一本は調整の為の信号線ではないかと思います」という風な意味合いでは当たらずも遠からじです。ただし「ビクッと動かなかった線が一本ありました」なんてことは無く、ちゃんと四本ともにY配線の原理通りに接続されていて、Y配線用の電流を流せばモーターは動きます。
もしかして何か特殊なモーターをお持ちですか?
で、今回のご質問の核心の、何の位置検出もしないで単純に三相電流を与えるモノポーラ駆動では・・・まぁだいたいは想像通りでした。
三相モーターの構造の通り、3つのコイルに順次電流を流すと、回転する磁石は電流が流れたコイルにひきつけられるので動きはします。
しかし、三相モーターは「ステッピングモーター」とは違い、各相で磁石・回転軸が停止する機構にはなっていないため、勢いあまって次の相以上のところまで転がっていってしまったり、行過ぎてまた戻って戻りすぎてみたり・・・、もうとても正常に「三相に電流を流すとその相の位置まで移動する」なんていうよく本に書いてあるようなまじめな動きはしません。
最初に質問を受けた時に「そうなるよなぁ・・・」とは思いつつ、私の考えでは「とりあえず、電源をONしたら超低速で動かしはじめて、ゆっくりと周波数を上げてゆけばそれなりに追従して回転数も上がり、一応は回るのではないのか?」という方法で始動はしてみましたが、すぐに「脱調(同期はずれ)」を起こして回らなくなり、後は「ブーン」とうなっているだけです。
もし、単純にある程度の高速で回る周波数の発振で74HC4017を回しているだけの回路からハードディスクのモーターに駆動電流を流しら、残念ながらそれこそ「ブーン」とうなるだけで絶対に回るはずがありません。
回転数0からの始動回路は試してみましたか?
ラジコン用モーター、PCの冷却用ファンの中のモーターなどでも最近は主流になりつつあるブラシレスモーター(三相DCモーター)を回すには、普通は回転位置検出回路(ホール素子のものやコイル発電を感知するものなど)と回転位置追従型の極性切り替え回路(つまりデジタル回路とハーフブリッジ×3回路)を使って「ブラシ(極性切り替え器)が無いぶん電子回路で極性を切り替えてやる」方法で回すのが一般的です。
これはモーターの現在の回転数を電源側では気にすることなく、「三相DCモーター+専用駆動回路」で1つのDCモーターのように見せかけるしくみで、電源ONの回転数0から始動して、与えている電圧と負荷の重さで回転数が安定するまで、回転数が変わっても回転中にどのコイルにどのタイミングで電流を流すのかを自律的に調節するものです。
通常のDCモーター(ブラシあり)は、回転軸の回転位置によりブラシ・コミュテーター(整流子)で各コイルに適切なタイミングで電流を切り替えるということを機械的にやっているのはご存知だと思います。
その機械的な装置の代用を全部電子回路でやってしまわなければならないので、結構大変なわけです。
こちらで引き続きまともな制御回路を作ってテストしてもいいですが、ハードディスクのモーターには位置検出用のホール素子が付いていないためにコイルの起電力を検出する位置検知回路が必要です。
それらとあわせて位相制御回路まで作ってモーターを回す実験を行うのは、今の時間があまり取れない状態ではほぼ無理に近いので、この件はまたよほど時間のある時にやってみることにして、今回は実験終了とさせていただきます。
>これを何とか動かす原理が解れば、音や、光に反応させてのオブジェクトが作れると思っています。
えーと・・・、原理や駆動方法について知りたいのであれば、ここで聞いたり、2SC1815を使うようなことを書いているブログを見て知識を得るより、ずっといいものがありますが・・・。
たとえばこういう書籍『小型DCモータの基礎・応用』でモーターのしくみと駆動に必要なものは何か?を勉強しましょう。
あなたが回したいハードディスクのモーターなら「第4章 センサレスDCモータの駆動法」あたりに詳しく載っています。
ハードディスクのモーターはそのものズバリ、ホール素子などの回転位置センサーの無い「センサレスDCモーター」なのですから。
正確に、「脱調」せずに、モーターを回すにはまず「第4章」の内容は実践できるようにして、その上で「モーターの回転数を変える」には1つ前の「第3章」の「PWM駆動によるモータ制御回路の省電力化」などの内容と組み合わせたモーター駆動回路を作ればかなり良いものができるはずです。
※ その本は持っていないので、内容については保証しかねます。
お返事 2012/5/12
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投稿 |
多分な検証配慮賜り有難うございます。
HDDから取り出したモーターですが特殊なモーターかどうかも解りません
解ればこの質問はしておりません。
プリンターから取り出したモーターは回りました。
しかし、回転数は上がらず最初は手で回さないと回りません。
何より、プリンターから取り出したモーターは美しくありません。魅力ありません。
HDDのモーターは美しく、そのまま東京スカイツリーの模型で展望台の回転するイルミネーションに使えるのではないかと思っておりました。
結果、無理のようですね。
最後に、もし宜しければ検証頂いた回路を教えて頂けませんか?
>>ちゃんと四本ともにY配線の原理通りに接続されていて、Y配線用の電流を流せばモーターは動きます。
くまだ 様
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お返事 |
>解ればこの質問はしておりません。
って・・・。
最初にモーターの素性を調べていないのですか?
もし本当に「三相モーター」で四線式DCブラシレスモーターで無いなら、あなたの最初のモーターの見立てと回路では動かないと思いますよ。
もちろん、私の作ったテスト回路でも動かないでしょう。
本当に最初の最初にそのモーターを試したとき、電源を繋いでビクっと動くのはちゃんとU・V・W相のコイル(四線式と言われているからにはコモン端子からの経路を含めて4本全て)に電流が流れて、それらのコイルの位置に向けて回転部がビクッと移動してるのを確認してるのですよね?
コイル抵抗は測定してみましたか?
四線式Y配線モーターである限り、中の1つのコイルの直流抵抗をRとすると、
U−V間 = 2R, U−Common間 = R
V−W間 = 2R, V−Common間 = R
W−U間 = 2R, W−Common間 = R
の式が成り立つので、各端子間の抵抗値を測定すれば本当に四線式Y配線モーターであるのか、また4つの端子のどれがどれであるのかは一目瞭然でしょう。
>プリンターから取り出したモーターは回りました。
という事ですから、プリンターから取り出したモーターもそういう風にちゃんと四線式Y配線モーターだと確認して回していないとおかしいですよね?
それとも、プリンタのモーターには端子に「U/V/W/C」のマークでも付いていたのでしょうか。それなら納得ができます。
ただ、プリンターの中にはそんなにブンブン回すようなモーターは入っていないのでは?
普通は位相制御で回すなら、ヘッドや紙送りの位置決めをするための「ステッピングモーター」なら入っていると思うのですが。
まぁそのモーターは回っているのでしたら、それでいいのでしょう。
「アナログ回路」と「デジタル回路」の定義をうっかり知らなかったとしても、電子回路の原理や各ICの素性を理解していてご自分で74HC14や74HC4017を使った三相順次回路を設計したり、ドライバを手元のFET等に変えて試してみるだけの設計技術をお持ちの方なら、三相モーターの中身を想像して一応確かめてみるなどはそれほど難しいことでは無いと思うのですが・・・。
それでもしY配線の四線式ではなく、Δ配線の三線式に何かセンサー用の4本目の線?が付いているモーターなら抵抗値の測定だけですぐにわかりますよね。Δ配線ならコイルに繋がっている端子はΔ配線の原理通りの抵抗値になるはずですし。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
三相DCモーター(センサーレス)で四線式Y配線の物であれば、この回路で動作テストはできます。
実際に回している様子。
ある程度のスピードになれば原理通りに脱調しますが、この通り非同期・ユニポーラ駆動でもY配線四線式モーターなら、始動速度からゆっくりと途中で脱調しないよう注意してスピードを上げれば、それなりの速度まではちゃんと回ります。
お返事 2012/5/16
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投稿 |
横レス失礼します。
くまだ様、
蛇足ですが、ラジコン飛行機用のブラシレスモータアンプが使えます。
3機種の4線式のHDDモータを回してみましたが、2機は同期ずれを起こさずに運転できました。
ただ1機だけまともに回転しませんでした。
コイルの見た目はY結線とコモンの普通の4線式に見えたのですが抵抗を測ると違うようでした。
気になったのでコイルを解いて調べようと思ったのですが銅線が細く樹脂で固めていたので千切れてしまいよく分かりませんでした。
ここまで読んで頂いたのに微妙なオチですみません。
ただ構造は普通のブラシレスモータだったのでコイルを自分で巻き直したら無事回転しました。
「自作ブラシレスモーター」で検索するとCD-ROMスピンドルモータを改造してラジコン飛行機に搭載しているサイトがあるので参考になると思います。
(私が見た限りHDDモータとCD-ROMモータは同じ構造でした)
何かの参考になれば幸いです。
ハステロイ 様
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お返事 |
それゃまぁ・・・ESC(アンプ)にはフルドライバと位置センサー回路が全部入ってますからねぇ(^^;
そういう物を繋いで回すのもいいですし、それでESCをバラしてみて中身を見て何か自作に役立てるのもいいでしょうね。
お返事 2012/5/16
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投稿 |
回路図を拝見して早速、それに近い物を手持ちの部品で作りました。
クロック発信は取り急ぎ、前に作った自作品を流用しました。
FET は2SK2231のモータードライブ用が無いので、PC基盤などから取り外したFDS7764AやFDS6680Aを使いました。
ショットキーバリアも3.?V用しか手持ちになかったので取り敢えずナシで結線してみました。
動力電源は回路用と兼用としました。
(動力と回路の供給電源を別にして、グランドを共通にしても良いのでしょうか?無知ゆえ、ちょっと怖くなりましたので・・)
「コイル抵抗は測定してみましたか?」
言われて初めて測定してみました。ある組み合わせだと10オーム、その他一つの線を通すとどれも7.4オームと出たのでこれがcommonである事が解りました。
教えて貰うまでコイルの抵抗値を測定する事は解りませんでした。
その状態で5V電源投入・・・結果・・確認用のLEDを付けると回りませんでした。
はずしてU,V,Wだけで通電すると最初ブルブル震えていましたが、ゆっくりとボリュームを回すとある時点で回りました。・・・満足です。有難うございました。
くまだ 様
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お返事 |
3.?V用のショットキーバリアダイオード???
いや・・・そんな物あるんですか?
もしかして、3.?Vのツェナーダイオードと勘違いしていませんか?
ショットキーバリアダイオードなら普通のシリコンダイオードのVf=0.6Vよりも低い電圧なのが特徴のはずですが。
まぁ、それは繋がなくてもFETが壊れなければいいので、ご自由に。
>グランドを共通にしても良いのでしょうか?
それは・・・、GNDを繋がないとFETが動作しないでしょ?
GNDを繋がないで、どうやってゲート電圧(G-S間電圧)をかけられるのか、一度じっくりと考えてみましょう。
まぁ後は、まだ突っ込み所はありますが、回ったのならそれでよしとしましょう。
お返事 2012/5/17
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投稿 |
勘違いでした。ツェナーダイオードでした。
失礼しました。
> それは・・・、GNDを繋がないとFETが動作しないでしょ?
GNDをつながないと電気が通らないというのは小学生時分から解っています。
質問の主旨は、FETのソース側のGNDとモーター動力電源のGNDを共通にしてもよいのかという事ですが・・。たとえばシールドバッテリーなどから回路用の5V用を供給し、5VのDCコンバーターからモーターへ電源を供給しようとした場合、FETのソースはモーター電源のGNDへ繋ぐ(リレーのような感じ)にする方が良いのか、回路用のGNDにモーター用の電源のマイナスを繋いでも良いのかということです。
この手の質問自体が小学生並ですがあやふやなままここまで生きてきました。
ハステロイ 様
ありがとうございました。サイトを見て参考にします。
(匿名希望) 様
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お返事 |
匿名希望の方へ。
くまだ様とはお名前も違いますし、接続APも使用PCも違いますから、本当にご本人様が返答されているのか確認がとれません。
ですので、ダイオードの種類を間違っていたなどの状況も果たしてご本人様のことなのか、別人が勝手にご本人様になりすまして卑下されているのかもわかりませんから、今回は内容については何もお答えしない事とさせていただきます。
尚、ご本人様に連絡です。
トランジスタやFETの働き(そして繋ぎ方)についての勉強にはどのうよな書籍を買われて学習しましたか?
たいていの書籍ではベース側とコレクタ側に別々の電池・電源の絵が描いてあって、ベース電流・コレクタ電流の流れ方について説明しているはずです。
そういう解説を読んでいれば、GNDを共通にしていいのか?という疑問自体がほぼ生まれてこないはずなのですが、どのような勉強方法をとっているのでしょうか。
あ、これについてはお答えしていただく必要はありません。
一方的な意見の提示だけで、返答は要りません。
ご自分の疑問を解くには、まずは入門書をいくつか買って、もう少し基礎から勉強されたほうがいいと思います。
前から何度か書いていますように、ここでトランジスタ道場を開くつもりはありませんから、質問されてもお答えは致しません。
お返事 2012/5/20
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ネコを驚かす電撃回路を教えて下さい
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猫をビビらせる回路を教えて下さい。
生ゴミを一日でも外のゴミ箱に入れておくと、野良猫が臭いを嗅ぎつけ箱を倒し、ゴミ袋を破り、生ゴミを散乱させ、魚の頭をとんでも無いところに食い散らかしております。
捕まえてお仕置きをしてやりたいのですが、捕まえた事はこれまでに一度もなく、見つけた時に、急に走った為ぎっくり腰になった事もあります。
エアーガンを買ってみようと思いましたが近所から通報される恐れもあるのでやめておきました。
考えあげたあげく、ネットで使い捨てカメラを使った昇圧回路という物があり電池一本で蛍光灯が点くくらいの電圧が発生出来るという事を知りました。
これがあればイノシシ除けなどの大げさな電子鉄条網を導入しないで猫よけが出来るのではないかと思いました。
電池一本から二本ぐらいで、昇圧回路で100ボルト以上に昇圧し、その回路に接続した囮の餌を食らう時に感電して、猫がひっくり返るような回路を教えて下さい。
ただし決して猫を殺さないようにお願いします。猫は化けて出ます。
猫にとって身に余る恐怖を味会わせてやるのが目的です。二度とこの家の餌は食わない・・・という。
野良百姓 様
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お返事 |
「● AC100Vなど、高い電圧の回路ついて」は取り扱いませんとページ上部の注意書きで書いていますように、そのような回路の回路図などはここではお教えいたしておりません。
「電子蛍光灯」や「電子びっくり箱」でネット検索すると、乾電池1〜2本で100V以上を発生させる回路図がいくつもみつかります。
それらを参考に、研究してみてください。
私には、どれくらいの電圧や電流でネコが驚くのかわかりませんし、「ワナ」の電気的構造をちゃんと作らないと感電はしないので、そういう部分の研究も含めて大変ですね。
それでは。
お返事 2012/4/12
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投稿 4/13 |
ロック式ゴミ箱で解決しますよ。
toms 様
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液晶ディスプレイの部品が焼けました、よろしくお願いします。
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以前の質問時には親切なアドバイスありがとうございました。
さて今回、突然画面ダウンした液晶ディスプレイ(三菱)の修理をしようと思い中身をみて該当する場所を見つけたのですが、この半導体の詳細が把握できません、出来ましたらアドバイスお願いします。
該当する半導体は3pin型、W:2.9o、H:2.5〜2.8o、tは測定できず。未だ基盤からはずしてはいません、取り合えずノギスで測定するも奥まで届かず概略寸法です。
上側に1pin、下に2pin、脇にDとプリント基板に表記あり。
記載されている記号はA1RB、その脇に左へ90度回転された33の表記A1RBの表記の上に横バー(ハイフン)の表記あり。
自分なりに色々調べた結果、panasonic(旧三洋)のダイオードで、SC-59A系列のツェナーかSBDではないかと思っています。
面実装型の半導体に書かれた記号から中身が判別できれば修理に弾みがつくかなと思っています。
余談ですが使用時に煙がでたので急いでケーブルを外し、後日中身を覗いて変形したチップを発見した次第です。
未だ回路の解析は行っておりません、変形したチップだけが悪いのか、又は他の部品が壊れてこの部品が焼けたのかはこれからの解析によります。
正直ルーペを使って解析しなければ無理な極狭な基盤です。
其処まで出来るか自信がないのですが取り合えず変形したチップを交換して直せればラッキーかなと甘い期待をしております。
よろしくお願いします。
田舎のオヤジ 様
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お返事 |
よろしくお願いします・・・といわれましても・・・。
多分それはSC-59Aでは無いと思います。
その表記からは調べても該当する部品は見つかりません。
ダイオードには間違い無いとは思いますが、3ピン型のチップダイオードだと中身のダイオードの方向などで何種類ものパターンがありますから、単純にどうとは言えない部品ですよね。
やはり、周辺まで全部回路を解析して、本来付いているべき物が何でどんな規格のものが必要なのかをお調べになって、適切な部品と交換してください。
もちろんご心配のように、そのダイオードが故障の原因ではなく、他の部分で異常電流が流れてダイオードが焼けたというパターンのほうが原因としては確率が高いと思いますよ。
お返事 2012/4/11
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投稿 4/21 |
アドバイスありがとうございます。
やはり無理ですよね。
気の迷いオーナーさんは仕事柄色々な半導体を見ていると思われますので一般人が入手できないような資料等をお持ちかなと甘い期待をしてしまいました。
私もそれ程電子回路に付いては詳しくないので解析は時間がかかると思いますが、その時は又アドバイス等お願いします。
田舎のオヤジ 様
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翼が回っているように見えるストロボ
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何時も拝見させて頂き大変役にたっています。
ストロボ発光用コントローラを素人ながら製作しています。
10回転で回る翼をNFの発信器とICを使ってトリガパルス10Hzを作り翼が静止している状態は作る事が出来ています。
また、360度に分割して任意の位置に静止させる事も出来ています。ICは74192,7474等使用しています。そこで、お尋ねですが、トリガーパルスの間隔を一定からすこしずつ遅らすなり、早めてて静止している翼をゆっくり回転させたいのですが、トリガー
パルスをうまくコントロールできる方法をご教授頂けるとありがたいです。また、TTLのIC等で組んでいますので、ハード的なもので出来るとなをありがたいのですが。
新井
新井 様
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お返事 |
現在のものは、翼の0度位置を検出して、そこから一定の時間後にストロボを光らせて任意の位置に止まっているように見える装置なのですよね。
そこで、「0度位置から時間と共に徐々にタイミングが遅れる(早まる)回路」というのをデジタルICで作るとなると、1回転ごとにカウンターを進めて、そのカウンター値ぶんの時間を計測してストロボ発光を0度位置から遅らせる回路とか・・・そういものになりますが、実はそれだとちょっとした問題があります。
問題とは・・・「いつカウンターをリセットするのか?」という事で、ゆっくり遅延していったら最終的には1回転ぶんの時間まで延びてしまい、0度位置を越えて次の周回に入ってしまいます。
まぁ別に数周くらいならそのままでもいいですし、それこそ数万回でも周回遅れになってもちゃんと回っているように見えますからそれでもいいのですが・・・、やはりいつかはカウンターの計算できる桁数を超える時に0にリセットされます。
その瞬間、遅延時間でどこかの位置に見えていた翼が、ビュンと別の位置、つまり0度位置に変わってしまうのでちょっと見た目がよろしくはありません。
それよりはまだマシなのは、「一周した事を検出してカウンターを0にリセットさせる」方法をとることで、一回0位置を越えてタイマー動作が始まってからタイマー時間以内に次の0位置信号が入ると「1周を超えた!」と判定してカウンターを0にリセットし、同時のその周回の発光信号を出すというような方法です。
この方法だと、よほど早い回転に見えるような場合を除いて、ゆっくり回っているように見える状態なら、リセットされたのか本当に見える位置が0度位置と重なったのかは目で見て判断はできないでしょう。一周回ってリセットをしてもほぼカクカクはしません。
結局、周回ごとに時間を延ばすカウンター回路、そのカウンターを読み込んで遅延時間を作るデジタルタイマー回路&回転スピードを調節するクロック発振回路、一周回ったかを検出する自動リセット回路・・・などを組み合わせたものになります。
うーん、部品も多いしかなり面倒です。
新井様は「翼の回転と同期してトリガ」というところから発想を広げられていますが、全く別の考え方にするとICはたった一個で済みます(^^;
翼の回転はモーターなどで一定の回転数で回っていて、それは大きくは変動しないものとします。
とすると、その翼にストロボを当ててゆっくりと回転しているように見えるようにするには普通は「うなりの原理」を利用します。
うなりの原理とは、2つの周波数の波を合成すると、その差の周波数の「うなり」の波を生じるというもので、公式は簡単で
fo = f1 − f2
となります。
つまり、10Hzの第一の波(翼の回転)に9Hz(または11Hz)の第二の波のストロボ光を当てると、結果的には1Hzで翼が回転しているように見えるという事になるのです。(方向はストロボの周波数の10Hzからの大小で決まります)
ですから、作る回路は超カンタン!
既に色々と部品を使って回路を作られているようですので回路図を示すのは不要でしょう。
タイマーIC 555 か何かで、約10Hzの発振回路を作り、その周波数をVRでちょっとだけ微調整させる回路を作ればいいのです。
難しいものは何も必要ありません。
VRを回すと翼の回転する様子もググーっと変わるので面白いと思いますよ。
お返事 2012/4/11
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投稿 |
お忙しい中、御回答頂き有難うございます。
「翼の回転と同期するトリガー」ばかりが頭にありなんとか位相をずらす方法をと色々なデジタル回路の本を何冊もあたりました。
お話の、うなりの原理が思いつきませんでした。
早速、周波数を少しずらして当てたら、見事にスムーズに翼が回転しました。
ご教授ありがとうございました。また、この先もご指導宜しくお願いいたします。
新井 様
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お返事 |
おお、テストをされるのが早いですね(^^;
ちゃんとゆっくり回っているように見えましたか。
この原理は、テレビや映画のシーンで目に見えないほどの高速で回転しているはずのヘリコプターの翼が、カメラの撮影周期と同期するとほぼ止まっているように見えたり驚くほどゆっくりと回転しているように見えることが、特殊な装置を作らなくても一般家庭の皆さんでも見たことがあるかもしれません。
お返事 2012/4/13
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これは動きますか?
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「40〜45℃で動作する回路」と「100円ショップランプ改造、2分間ランプの製作」の回路を組み合わせてある一定温度に達するとスイッチが入り、その後指定温度を下回った後も一定時間スイッチをホールドする回路ができそうなのですが、間違ってないかお教え願います。
「40〜45℃で動作する回路」の検知トランジスタをPNPにして、コレクタにFETのゲート、コンデンサ、抵抗を接続すれば良いのでしょうか?
めんどっちいでしょうが、よろしくお願いします。
*オマイはだいぶ前に「気の迷い」さんとこの投稿で「電子回路の勉強します!」と宣言したのだから、楽ばかりせずに自分で思考錯誤しなさい!というご返答もアリで、大丈夫です。
必死で考えました 様
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お返事 |
たぶん動くと思います。
どうかお楽しみください。
お返事 2012/3/11
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車・DC/DCコンバータを使うとFMラジオからノイズが聞こえます
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レガシーの自動防眩ミラーの電池駆動をACC電源化するために、DC−DCコンバーターを検索していてたどり着き、自動車用の携帯充電器の可変コンバーター製作を拝見させて頂き、自作してみました。上手くDC3V出力のコンバーターが完成して、自動防眩ミラーも上手く動作するのですが、防眩ミラーの動作時(コンバーターの負荷時?)にノイズが発生します。
ナビの音声は車両本体のオーディオへのFM飛ばしなのですが、上記の動作時に雑音が入ります。電池駆動では雑音が入らないのでコンバーター動作時と思われます。
防眩ミラーの負荷容量は分かりませんが、設置、接続方法などに問題があるのでしょうか?
分かる範囲でコメントお願いします。
MicMori 様
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お返事 |
そのノイズが自動防眩ミラーの回路のほうで発生しているのか、DC/DCコンバータの回路から発生しているのかわかりませんが、FMの受信音にノイズが混ざるということでしょうか?
FM受信をしていなくて、CDを聞いている時などにもオーディオ音声にノイズが混じって聞こえるのでしょうか。
前者のFM音声だけでノイズが聞こえるなら、DC/DCコンバータの発振周波数がたまたまFM電波に影響を与える周波数で働いていて、それが電波として放射されている事で音声にノイズとして聞こえている可能性があります。
DC/DCコンバータの発振周波数を変えてみるとか、MC34063を使用しているなら発振周波数設定用のコンデンサの値を変える実験をしてみると良いのではないでしょうか。
MC34063などの動作はPFMなので、電流を多く流している時と少ない時では発振周波数が異なります。ある動作時にちょうどFMラジオに影響する周波数になるのも可能性として考えられます。
次に、自動防眩ミラー回路、DC/DCコンバータのいずれかで何らかの発振が起きていて、電源の消費電流がパルス状に消費されてそれがノイズ源となり、FM電波にノイズが乗るか電源ラインを通じてラジオにノイズが回り込んでいるという可能性もあります。
また、自動防眩ミラーの制御回路や液晶(?)等を動作させる回路が発振中にノイズを発生するようになっていて、元は乾電池なので車とは回路的に繋がっていないので問題が無いレベルのノイズであったのが、DC/DCコンバータを経由して車と接続することでノイズが車にまで回ってしまうような接続を確立してしまったという予測も成り立ちます。
DC/DCコンバータの電源を車の電源と接続せず、別の12Vバッテリー・電池などと繋いで動作させると車のFMラジオからはノイズが聞こえなくなるような場合は、電源ラインのノイズ対策をしたら解消する可能性があります。
もし12V電池やバッテリーを持っている場合はテストしてみてください。
電源ラインのノイズ対策では、DC/DCコンバータの入力側や出力側に数千pF〜0.1μF程度のセラミックコンデンサを入れてみるとか、入力側にノイズ対策用のコモンモードチョークコイルを入れてみるとかの実験をしてみてください。
ほかに、DC/DCコンバータの出力平滑用電解コンデンサの容量不足や低品質で大出力時に電圧が不安定になりそれがノイズとして電源ラインから伝わるような事もありますから、出力平滑電解コンデンサは1000〜4700μF程度の大きなもので、低インピーダンス型(低ESR型)のものをつけてみるなども電源の性能アップになります。
お返事 2012/3/10
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投稿 |
コメントありがとうございます。
アドバイスに基づきテストしてみました。
車両のCDプレーヤーなどでは音声にノイズは入りません。
AMラジオでも同じでした。
FMの76.8MHz〜をよく使い、ナビのFM飛ばしは77.7MHzを使用していて90MHz台でもノイズが入ります。
ナビのFM出力周波数設定は76.0〜78.4MHzまでの範囲でしか設定出来ないのですが、76.0MHzだとノイズの入りが少なくなりました。ナビの使用は当面76.0MHzを設定しますが、FM放送もたまに聞くので、製作したコンバータの発振周波数を変えるなどの必要がある様です。
アドバイスに従いテストしてみます。
MicMori 様
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お返事 |
その様子だと、やはり電波のほうにノイズが乗っていますね。
昇圧用ICまわりをいじるのと同時に、一応は電源まわりのノイズ対策用コンデンサの追加などの試してみてください。
早く解消するといいですね。
お返事 2012/3/13
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10cm離れた距離から赤色LEDの光だけ検出する装置?
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色々な質問に答えていただきありがとうございます。回答の中に赤外線に反応する明かりセンサーの件は見つけたのですが、赤外線ではなく赤色LEDが点灯したときにリレーを作動させる明かりセンサーの回路を教えていただきたく投書します。赤色のLEDが点灯したら反応してブザーをならし教えてくれるものが作りたいのです。LEDまでの距離は10cm以内にセンサーを置き周りが明るくても赤色のみに反応するもの。電源は電池2本3Vで作動。よろしくお願いします。
やの 様
※ 入力されたメールアドレスではエラーとなりメールをお届けできませんでしたので、無メールの名前色とさせていただきました。
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お返事 |
最近・・・3Vでセンサーとか、1.5Vでモーターの回転数制御とか、無理な話を持って来る人が増えましたね。
何かどこかで流行っているのでしょうか?
普通・・・まともなセンサー回路を作るにはオペアンプや各種センサーIC等を使い、それらは3Vでは動かないのですが、そういうのを3Vで動かしたいという風なトレンドがとでこかにあるのかもしれません。
で、全然用途が見えてこないので質問です。
10cmまでの距離って、それは最大で10cm離れた所に赤色LEDと光センサーを対向して設置するという意味ですか?
まず距離は0cm(ほぼ密着)するというものではなく、必ず間に空間を置いて、それで光っているかどうかを調べる装置?
今までに載せているような「間に何かが遮ると、光っていない」と判断するような通過センサーか何かですよね?
それを赤外線ではなくただの赤色LEDで作りたいというご希望だととらえてよろしいですか。
まさかとは思いますが、何かの装置のパイロットランプが赤色LEDで、それが点灯しているか消灯しているかを離れた距離から調べたいなんてかなり無茶なご希望では無いですよね。しかも3Vで。
パイロットランプの点灯を調べるにしても、そのパイロットランプは超高輝度赤色LEDくらいを使用してくれていて、最大10cmくらいの距離に置いたセンサー部を十分に赤色に照らし出すだけの光量が出ているものでしょうか。
本当に・・・まさか暗くポッと光る程度の表示用のLEDが点灯しているかどうかを、まわりが明るいのに最大10cmもの距離で検知したいとか・・・そういう無理難題では無いことを祈っています。
光源に密着させるのであれば、周りが明るくても、3V電源でもそれほど難しくは無いでしょうけど・・。用途が不明なので何も具体的な回路は考えられません。
お返事 2012/3/9
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投稿 |
連絡が遅くなりすみません。ご指摘の通りです(何かの装置のパイロットランプが赤色LEDで、それが点灯しているか消灯しているかを離れた距離から調べたい。まさか暗くポッと光る程度の表示用のLEDが点灯しているかどうかを、まわりが明るいのに最大10cmもの距離で検知したい。)電圧は昇圧しますので3Vが無理でしたら可能な電圧で。申し訳ございませんがご回答のほどお願いします。
やの 様
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お返事 |
そういうパイロットランプの光(光というか、本当に光って色が変わったかどうか程度の微細な変化)を離れたところから検知するには、回路の設計よりもセンサーの光学系の設計と工作のほうがたいへんになります。
レンズで対象物に焦点をあわせて、センサー部の中の光センサーに像を結ばせるなど、写真機などの原理で「10cm程度先までの対象物を撮影するカメラ」をお作りいただくことになると思いますが、そのあたりの設計や工作は大丈夫ですか?
さすがに電子回路にはあたらないので、ここでレンズの種類や曲率(?)などについては設計もお教えもできませんので、その部分がご自分でなんとかなるなら、赤色光を検出してONかOFFかを判断する回路・・・くらいなら提示できます。
但し、その回路図を提示したからといって、そちらで作られる光学系の設計でちゃんと動作するのかなど、不確定要素も多いので果たしてうまくゆくかどうか・・・。
そういう事ですから、私が「まさか・・・」と思ったとおり、単純に回路図だけ示して完成するうよなものでは無いので、たいへん申し訳ございませんがここでは回路図などを示すことができません。
本当に、電子回路がどうとかいうより、そういうパイロットランプくらいの光を離れたところから検知するって、画像解析の分野ですよね・・・。
今なら機材も安くなっていますから、中古のノートパソコンとUSBカメラでも買って、プログラミングにチャレンジされてみてはいかがですか?
USBカメラでその機器をリアルタイムで撮影して、画像中の特定の場所をユーザーが指定してやれば、そのポイントの画素(数画素の平均?)が赤いか赤くないかをRGB値から読み取って判定できます。
これなら、1台1〜2万円くらいの安価な材料で簡単な画像識別システムができますよ。
昔は数十万円くらいかけないとできなかったものが、なんとお手軽に!(笑)
ご自分でPCプログラムの世界にチャレンジするという挑戦にもなって、面白いのではないでしょうか。
お返事 2012/3/13
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投稿 3/13 |
ありがとうございました。あきらめます。
矢野 様
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禁止されている、「過去ログへの対応」をしてください!
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初めて投稿させて頂きます。よろしくお願いします。
既に掲載されている「車・バイク用のLEDタコメーターを自作したい」の回路でF/V変換後の電圧範囲が0〜3Vで設計されていますが0〜5Vにするには回路のどこをどの様に変更したらよいか教示頂けないでしょうか?オペアンプの後段に接続されているLEDバーメーターは使わず、A/D変換して使いたいと思います。
以上よろしくお願いします。
あぜみち 様
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お返事 |
えーと・・・過去ログページに
★ ご注意 ★
上で書いている「新規投稿」とは新しい話題の投稿のことです。
この過去ログページに移動・掲載している記事に対して「電圧を変えて動作させたいのですが…」「ONとOFFを反対にしたいのですが…」等のご質問・回路図の提示などのご依頼は受け付けていません。
ここに掲載しているものと似たものを作られる場合は皆様ご自身でご自由に回路図を改変して、ご希望のものをお作りください。
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という釘を刺しているのですが、・・・・もしかしてあなたのお使いのパソコン・端末ではこの文章が表示されていないのでしょうか?
こちらではわざわざ過去ログの回路をもう一度組み立てての「変更のご依頼の実地検証」は行いたくありませんし、そのため回路図の提示・部品の変更の提示などはいたしません。
そちらで設計できるよう1つだけヒントを。
F/V変換の積分回路は反転増幅作用なので、正相出力させるための差動増幅回路を増幅度1で設計していますから、それを3V→5Vになるような増幅度で設計されてみてはいかがでしょうか。
LM358のようにヘッドルームが1.5Vもあるようなオペアンプではなく、フルスイングタイプを使用しているので回路図を大幅に変えたりせずとも可能なはずです。
お返事 2012/3/4
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ACアダプターが爆発しました
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ACアダプターを分解してテスターのリードを当ててみたら部品が爆発しました。100Vの部分に片方のリードを当てただけでショートさせては無いと思うのですが、何か間違えましたでしょうか?どうかお教え下さいませ。
実験くん 様
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お返事 |
まず普通に考えて、テストリードを一本だけどこかに当てただけで部品が爆発するようなことはありません。
可能性としては、ご自分では一箇所に当てたつもりでも、リードの先がズレて2箇所をショートし、異常な電流が流れたところの部品が破裂したのでしょう。
現物が手元に無いので見て確かめるわけにもゆきませんから、これ以上は詳しくどこをショートしたのでどう壊れたかの判断や推測は全くできません。
壊れたACアダプターがトランス式なのか、スイッチング電源式なのかでも故障させた原因と壊れた部品はかなり変わってくると思いますが、テストリードを当てた所に異常電流が流れた跡が残っていないかをよく調べ、そのACアダプターの回路図を書いて壊れた部品が破損するような電流の流れが当てミスを起こした場所から壊れた部品に流れるかをよく検証してみてください。(もし原因が知りたければ・・・ですけど)
普通は機器のチェックをする時にはテスターのリード(テスト棒)は2本を手に持って測定箇所に押し当てますが、その時に手先が狂ったり、押し当てた時に被測定側(基板など)が動いてしまって予定外の部分にも触れてしまうことはよくあります。
そういう事故が無いよう、私などはテスター棒を手で持って直接当てるということはせず、右のような先が「ICクリップ」「ミノムシクリップ」になった固定しておけるテストリードや、電流計測プローブなどそれぞれ測定する相手やシーンにあわせて使う物を交換して測定をします。
ほとんどの場合がテスターなどの測定器を数台つないで測定を行うので、2本の手ではとても足りないというのが大きな理由でもありますが。
写真のような自作テストリード以外でも、詳しい計測や時間の流れでの状態の変化などを測定する場合、被測定ポイントにテスト用にリード線をハンダづけして、リード線の先をほかの部分とショートしないような固定ボードに固定し、その先にテスターやオシロスコープのプローブを接続するようにして、機器のテスト・性能試験などを行っています。
テスターを買ったらまず標準で付いてくるテスト棒の先って、今の表面実装部品だらけの極小配線プリント基板などでは棒が太くて隣のパターンを触ってショートさせてしまうなんてごくザラに起きてしまいますし、今回実験くん様が当てられたようなAC100Vのパターンなどは、もしショートしたら大電流が流れて大変なことになるようなことが想定できますから、あまり手作業でテスト棒を当てるようなことはしないほうが安全だと思います。
お返事 2012/3/2
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投稿 3/4 |
回答ありがとうございました。
AC100Vには触れてはいけない方の線があると聞いたので関係あるかと不安でしたが、多分手元が狂ってショートさせたのですね。
今後はミノムシクリップなど使って失敗しない様に気をつけます。
実験くん 様
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スイッチ付きボリュームはスイッチとボリュームに交換出来ますか?
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お忙しい処恐れ入ります。電気回路は初心者です。
既出でしたらすみません。
ポケットラジオなどについているスイッチ付きボリュームは
使っているうちに接触が悪くなりやすいのかバリバリ音が鳴ったり
ちょっと回すと急に音が大きくなったりしてしまいます。
その度にラジオを分解してパーツを洗浄しています。
スイッチとボリュームを分離して独立させたいのですが、そういった改造をした記事を拝見したことがありません。簡単に出来そうに思うのですが回路上どういう風に配置したら良いのかわかりません。何か良い例がありましたら教えてください。よろしくお願いします。
コッペル3号 様
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お返事 |
改造をした記事を見たことが無い・・・との事ですが、私もそういう記事は世の中にはほとんど存在しないと思います。
だって、なんのために記事化するのか、そういう改造をした人が居たとしても(世の中には大勢居るでしょうけど)わざわざ記事やブログに載せるようなたいした作業でもなんでもないからですね。
「スイッチ付きボリューム」は、元々は別々の部品である「スイッチ」と「ボリューム」を便宜上・使い方によっては使いやすいから一体化させただけの部品ですよね。
ラジオなら、「音量を下げきったら電源が切れるとツマミが1つで済むので便利」という理由からスイッチ付きボリュームにする場合が多いです。
昔のテレビなどもそうでしたが、最近の考え方では電源スイッチとボリュームは別々に独立しているほうが「音量の設定は前に決めた値のままのほうが便利」という考え方にシフトしています。
元々は別々の「スイッチ」と「ボリューム」の2つの部品を合体させただけの「スイッチ付きボリューム」ですから、別にそれぞれ別々の「スイッチ」と「ボリューム」のバラの部品に置き換えても普通は何の問題もありません。
回路の設計上の問題で電気的に「電源をON/OFFする際にはボリューム位置が必ず0でないと、装置が故障したり激しい動作で人に害を与える」というような危険に際しての安全装置としてスイッチ付きボリュームを使う場合もありますが、ラジオなら「スイッチを入れた時にボリュームが最大になっていて、大きな音が出てびっくりする」程度の被害でしょうから、スイッチとボリュームを別々にしてもそれほどの障害にはならないでしょう。
※ 大出力のパワーアンプ等では、スピーカーを破壊してしまうこともあります
そういう実害の無い機器でしたら、どうぞご自由にスイッチ・ボリュームの別々の部品に換えてくださっても、別に良いと思います。
ご存知だとは思いますが、「ボリューム」には回転角度に応じて変化する抵抗値の割合でAカーブ/Bカーブ/Cカーブの3種類のタイプがあります。
音量用ボリュームならたいていはAカーブでしょうから、間違わずに同じ抵抗値とカープのタイプの品と交換すれば、元の通りに動作します。
お返事 2012/2/25
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投稿 |
早速のご回答ありがとうございました。
>だって、なんのために記事化するのか、(中略)わざわざ記事やブログに載せるようなたいした作業でもなんでもないからですね。
私は決してふざけた気持ちで質問したのではありません。
ブログ主様の「初心者のくせによく勉強もせず何ふざけたことを聞いているんだ。ボケ!カス!」と言われているような文章には正直悲しくなりました。お忙しい時にこんなくだらない質問を受け取られたのですから多少頭に来たのかもしれませんが、恥をしのんで質問したのですからもう少し優しい言葉でご回答してほしかったです。
所有するSONYのICF-SW11はスイッチとボリュームが別々で12年前に購入しましたが、未だにバリバリ音や接触不良を起こしていません。最近買ったポケットラジオ(支那製)は3ヶ月足らずでもうバリバリ音に悩まされています。
コッペル3号 様
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お返事 |
ご気分を害されているようですが、私は質問にストレートにお答えしただけです。
改造をした記事を見たことが無い・・・という発言に対して、それはそうですよ、だって○○○という理由ですから。といつもの回答と同じように理由をお答えしています。
他の質問と回答を読まれていないのでしょうか。そういう返答をしている回答はたくさんありますよ。
回答の内容に関しては、質問されているのでそれに事実をお答えするのがここでの私のスタンスです。
それで、もう1つの質問。簡単に出来そうに思うのですが・・・に対しては図まで添えてお答えしているのですが、それでもご不満という事ですね。
私の手元にあるスイッチ付きボリュームを使っている音響機器では昭和の製品でもガリが来ていない物も普通にありますし、そこそこお高いオーディオのメインボリュームがガリってる物もあります。
「スイッチ付きボリュームだから、品質が悪い」なんて、スイッチ付きだとどのような理由で品質が悪くなるのか、電気のプロでなくても構造や物の作りについて考えればスイッチの有無で品質が変わるとは考え難いというのはどなたでも分かることでしょう。
スイッチ付きボリュームでも、一個数十円の物から一個1000円以上するような物まで、グレードが違うものがいくらでもあります。
安物なら品質はそれなりで耐久性も無く、高い物は20〜30年経ってもほとんど劣化しない品もあります。
あなたが買ってじきに悪くなったという製品には、そういう高価で耐久性の良い部品が使われているのでしょうか?
中国製で・・・って、もう既に原因の一端は分かってるじゃありませんか。
分解してパーツを洗浄されるような事までできる方だとお見受けして、それくらいされる方ならご自分の目で見て物の良し悪し、作りの良さ悪さは認識できていると思っていたのですが・・・。
「初心者は何をしても、何を言っても許される。弱者優先社会だ」と思われているのでしたてら、どうかYahoo知恵袋あたりで質問をしてください。
お返事 2012/2/27
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1.5Vで動くモータ式のルーレットの回路?
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モータ式のルーレットの回路がわかりません。
はじめまして、よろしくお願いいたします。ルーレット板をFA−130でスロースタートさたいのですが、回路がわかりません。電源はエネループ(1.2V)1本で押しボタンを押しっぱなしで3〜5秒後に全速回転になり押しボタンを離したときにすぐに停止する回路です。(停止時はだ力でなめらかに止まる予定)どうか、お力をお貸しくださいませ!
AKB 様
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お返事 |
無理です。
電源が電池一本では、トランジスタによる電流制限回路くらいしかできませんし、それでもし徐々に電流を増やす回路を作れたとしても、DCモーターには電流を徐々に上げてもある一定のところで急に回りだす特性があるので、ガクンと回りはじめるだけでゆっくり加速するような動きにはなりません。
電源電圧が5V程度はあれば、PWM方式での回転制御が可能になるので、多分ご想像されているような「ゆっくりとルーレットが回りはじめ、見ている間に加速して最高速度に達する」という面白い回転が実現できるのですが・・・。
まず乾電池一本の1.5V程度の電源で、細かな回転制御やスムーズな加速・原則などの見た目も良いような回路は電子回路の原理やDCモーターの性質からは無理だとお考えください。
乾電池式扇風機の、ツマミを回してある程度のスピードコントロールができる・・・くらいなら1.5Vでもできますね。
まぁ・・・無理をして考えれば、乾電池一本からDC/DCコンバータを使って昇圧して電源を5V程度にして、PWM回路を動かすとか・・・・。そういう面倒なものでもいいのかしら?
お返事 2012/2/25
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投稿 |
ご回答、ありがとうございます!
LEDで徐々に明るくなる回路を見たことがあるのでモーターでも、同じことができろと思い込んでいました。
勉強になりました。
お返事にありました、ツマミを回してある程度のスピードコントロールの回路を教えてください。
電源は、1.2Vで、なるべく部品を少なめでおねがいします。
(ツマミ式のルーレットに変更予定です)
よろしくお願いいたします。
akb 様
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投稿 |
お返事ありがとうございます!
続きを投稿しましたが、投稿されていなかったみたいなのでもう一度投稿します。
1.2Vの電源でモーターの回転をコントロールすることは難しいことは理解しました。
1.2Vでツマミを回してある程度のスピードコントロールできる簡単な回路を教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします!
AKB 様
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お返事 |
なぜ投稿できなかったと判断できたのか謎ですが、かなりエスパー能力のおありの方なのかもしれません。
直流モーターの電流制御では使うモーターによって特性はバラバラなので、こちらと致しましては手元に無いFA-130モーターを購入して実地で特性にあわせる必要が有るわけで、モーターを買いにゆく手間や買いにゆく暇な時間を見つけるのが大変なのですが、そういう手間をかけているというのもその透視エスパー能力で見抜かれているのですよね。
投稿された際には「回路図を必要とする返答には、時間がかかる」という説明文を表示していますが、それでもエスパー能力で色々と見抜かれていると・・・。
回路図は提示しますので、モーターがどのうよな挙動を示すのかや、「ある程度の機能ではルーレットとしてはどうよ?」というような点には、エスパー能力で理解してください。
お返事 2012/3/1
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投稿 3/4 |
わざわざ、実地までしていただけたのですか!
ありがとうございました。
VRの辺りをを自分なりに改造して何とか範囲の狭いコントロールで完成しました。
感謝です!またよろしくお願いいたします。
AKB 様
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2SAトランジスタを2SC(D)トランジスタではできないのでしょうか?
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「自己電源方式、オートカット電圧可変 ニッケル水素充電池・単セル放電器の製作」の2SAトランジスタを2SC(D)トランジスタではできないのでしょうか。どんな理由でしょうか。
知識が少なくてすみません。
2SC(D)だと、可変抵抗から分圧されてベースに流れて、同じように自己保持しそうな感じがしました。
はせよういちろう 様
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お返事 |
たいへん申し訳ございませんが、放電器の記事で書きましたようにここで「トランジスタ道場」のようなトランジスタの使い方講座をするつもりは全くありませんので、トランジスタをお使いの回路を設計する方法や詳しい数値設計につきましてはお答えできかねます。
その上で・・・ご自分で解決できるようにするヒントだけ。
2SA/BタイプのPNPトランジスタと2SC/DタイプのNPNトランジスタは極性が逆なので、そのまま置き換えても電流は流れないということはご理解されている上でのその発想でしょうか?
それとも・・・それくらいの超基本は当然の事としてご理解されていて、そこからトランジスタの極性を逆に接続したら・・・という発想?
その場合は2SC/Dタイプはエミッタフォロワでの使用となるので、どのような電圧が必要になるのかは考えてみられまたしか?
本当に電池一本の電圧で動作させられる回路が作れますか?
また、もしそういう接続にした場合、(万が一使えたとして)カット後の各部の電圧や電流がどうなるかは考えてみましたか?
「フィードバック」はかかりますか?
もしそれで「ニッケル水素充電用」「オートカットしたら二度と勝手には放電は開始しない」という条件を満たした放電器になるなら、その回路図と動作ロジックをお教え願えればと思います。
あなたの想像した回路が動くかどうか何枚も図面を書いて検証してみたり、実際に回路を組み立てて動作するかテストしてみてください。
お返事 2012/2/23
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投稿 2/25 |
ありがとうございます。
NPNとPNPの使い方として、PICなどで抵抗を回してスイッチとしての使い方のみで、詳細に動作させる電圧など考えず恐れ入りながら見た目で質問をしました。
固定抵抗に向かって電流を流してどうなるの?
固定抵抗の電圧値をトランジスタのベースに与えてスイッチさせてもうまくいくのでは?と思ったのが、勝手ながら脳内メカニズムでした。
拙い質問に対し、ご回答ありがとうございます。
頂いたヒントにて再考いたします。
また、なにか疑問点がありましたら質問させて下さい。
はせよういちろう 様
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車・ヒーテッドリアシートリレー
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車・リードスイッチの反転回路の際にお世話になりましたkkです。
お陰さまで何度かハンダ付けで失敗しながらも完全動作までたどり着きました。ありがとうございます。
今度は「車・ヒーテッドリアシートリレー」の回路設計で悩んでおります。
配線図(http://gazailabo.web.fc2.com/img/p44-2.gif)
によると、リレー×2個とトランジスタ×2個で簡単に出来そうなのですが、よく見ると右側のトランジスタにしかイグニションオン配線が来ていません。(左側は繋がって無くてもいいのかな?)
それとも、もしかしてリレーとトランジスタではなく、一体型の部品なのでしょうか?
前回トランジスタでは不足なのでパワーMOS FETを使用しましたが、今回もFETを使ったほうか良いのでしょうか?
・電源12V ・ヒューズ15A
・ヒーター(電熱線)抵抗は測ってませんが片側32W〜50W位だと思います。
お忙しいこととは思いますが、回路図、使用抵抗等わかり易くご教授いただけると幸いです。
kk 様
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お返事 |
名前からするとなんかご大層な物のようですが・・・ただの「マイナスコントロール→プラスコントロールリレー」ではないですか。
配線図中で何か片側にしかAccラインが繋がっていないという事ですが、このコントロールユニットを示す図は「ブロック図」でありそこに示されているのは回路図や配線図ではありません。
動作概要図くらいのものです。
「リレー出力とスイッチ回路の電源は別ですよ」「トランジスタ回路を使っていますよ」「それでリレーをON/OFFしていますよ」という中身の構成を書いているだけで、本当に中に入っている回路のトランジスタや抵抗を描いているわけではありません。必要な部品がザックリと描かれておらず「中身を詳細には公開しない」意図で描かれています。
それは車をメンテナンスする際に使う図面で、コントロールユニットは「そういう機能の箱」としてしか扱わないのでそれでいいですよね。
自作する人のためにコントロールユニットの中の回路図を教えてあげる!というための図面では無いですし。
だから、その図のままに見てトランジスタ一個とリレーをつないだら・・・まずトランジスタが焼けて終わりです。
「一体型の部品」というのは当たらずとも遠からずですが、実際には中には色々と部品の入った電子回路が入っていますが、それをただの四角い記号で表しているだけ、「一体型の部品」ではなくて「回路が詰まった基板」が中に入っているという意味です。
電子回路の世界ではとてもあたりまえで、ICのデータシートなどを見てもICの中の回路部品を全て書いた回路図を載せているものは少なく、ICの中でどのような機能を持った回路がどう組み合わさっていて、どの端子にどんな信号を入力するとどんな信号が出力されるかの図・・つまりブロック図が必ず示されています。
また、ブロック図は詳細な回路図では無いので、描かれていない配線が多いのもあたりまえ。今回のように中に2つの機能回路が入っている場合には片側にだけ書いておけばもう片側は省略しても意味が分かるような配線は、図がごちゃごちゃになる場合は省略するのも作図の作法です。
それで、このコントロールユニット(おおげさな名前・・・)を自作したいのであれば、
● Acc電源がONのときだけリレーが働く
● 後席のスイッチ(マイナスコントロール)をONにしたときだけリレーが働く
という動作を行えばいいので、実質はリレー1個(左右で2個)だけでもいいですね。
実車でなんでトランジスタ回路入りのリレーユニットを使っているのか、本当の理由はメーカーの設計者にでも聞かないとわかりませんが、そこのメーカーではこういうマイナスコントロール用スイッチで電力部品をON/OFFする際には共通で使えるトランジスタ回路付きリレーのユニットが汎用の規格品として用意されているのでしょう。
トランジスタ回路つきリレーにすると、スイッチ配線に流す電流を抑えられるので、小容量のスイッチや配線を使えます。
リレーを直接スイッチでON/OFFしてもコイル電流はわずかですから、普通の配線・スイッチなら何の問題も無いはずですが、何かそういう電子スイッチ的なものにしたい意図や流行があるのでしょうね。
最近の車はライト類などもコンピュータ制御で(コンピュータに繋がって)ON/OFFしている場合も多いようですから、コンピュータのI/Oポートの微小電流容量でもリレーを動かすためのバッファとしてトランジスタ回路入りの汎用品を用意していて、それをどこでも使っちゃうという事で部品の種類を減らす「メンテナンス性の向上」が狙われているのかもしれません。
ちょっと考えれば、バッテリー直の12V系でも、コンピュータの5V系でも、どちらに接続しても動作するトランジスタ制御のリレー・・・とかも設計できますし。
今回のご希望ではそんな物までは用意しなくてもいいので、単純に上記の2つの条件を満たした時に出力がONになるリレーを作ればよいだけです。
▼クリックすると拡大表示
● リレーのみ使用
何の変哲も無い、リレー一個のマイナスコントール→プラスコントロールの中継(変換)リレーです。
たとえば車用でよく使われているエーモンの4極リレーを使った場合、コイル電流は約110〜120mA程度流れます。
これをスイッチや途中の配線が受け入れられれば大丈夫です。
普通の車の配線や、パネルについてるスイッチであれば何の問題も無いはずです。
負荷(ヒーター)が片側50W程度らしいので、電流が5A以下だと仮定するとリレーはエーモン4極型のように20Aもの容量の必要はなく、OMROM G6C-1117P-US DC12V(接点容量10A)を使えばコイル電流は16.7mA @ DC12Vと下記のトランジスタ使用やFET回路とあまり変わりません。
(店にもよりますが )お値段もエーモン4極リレーの半分程度です。
● トランジスタ+リレー使用
リレーのコイルをトランジスタを介してON/OFFします。
スイッチには最大約15mAしか流しませんから、よほど細い配線や小さなスイッチでも大丈夫です。
超小型のリードスイッチや傾斜スイッチ、水銀スイッチなどのとても弱い電流しか流せないようなスイッチでもリレーで大電流をON/OFFできます。
● フォトカプラ+FET使用
FETを使用する場合、FET自体は負荷系の電源(バッテリー)と接続されているため、そのままスイッチ系統と配線することができません。(あくまで今回の目的のAcc側に連動させる場合)
トランジスタなどを使ってAcc側電源でFETをコントロールする回路を作ってもいいのですが、ここは簡単に絶縁できるフォトカプラでバッテリー電源系と切り離して、コントロール入力はAcc電源系でスイッチと接続します。
スイッチには最大約15mAしか流しませんから、トランジスタ式と同様に小電流用のスイッチなどを接続できます。
まぁ、なんというか・・・、車関係の人だと「FETを使いたい!」とかトランジスタやFETなど電子部品に夢を持っている人も多いので・・・。
大電流用のスイッチにトランジスタやFETを使えば機械的な接点が無いので接点が徐々に焼けて接触が悪くなるなどの劣化は少ないですが、ON抵抗が0では無いので大きな電流を流した時の発熱が大きくなるという半導体につきものの欠点も持ち合わせているので、手放しでお勧めするものではありません。
(リレーも接点抵抗は0では無いですが、定格内使用なら特に大きな放熱板などはつけなくても良い)
リレーのようにコイル電流で100mA強(エーモン4極リレーの場合)ほど「無駄に思える消費電流」が無いのは魅力ですが、今回の用途のように負荷が4〜5Aほど消費するのに、そこでリレーの0.1A程度を削減したい!というのもなんだかなぁという気がします。
負荷が数十mAしか消費しないのに、リレーのほうで100mAも食う!なんて回路でしかも電源が乾電池とかなら、リレーを使ったぶんのムダは削減したいですが、大電流負荷をON/OFFしたい!という使用目的ではわざわざ発熱するFETを使ってまでコイル電流ぶんを削減する意味があるのか、よく考えて使用回路方式は選ぶべきだと思います。
今回の目的に限っては、G6C-1117P-US DC12Vまたはエーモン4極リレーを2個用意するだけで・・・十分な気がしますがいかが?
お返事 2012/2/21
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投稿 |
お忙しい中、初心者にも分かりやすい解説のご返事を頂きましてありがとうございます。
回路図と思い込んでいたのは実はブロック図で、省略するのも作図の作法とは…勉強になります。
早速3例も設計図を描いて頂き恐縮です。
仰る通り「電子部品に夢を持っている」かもしれません。
せっかくなので2例目の「トランジスタ+リレー使用」にOMROM G6C-1117P-US DC12V(接点容量10A)を使って挑戦しようと思います。
リレー2つを使用した回路図を手描きしてみました。
http://gazailabo.web.fc2.com/img/img001.jpg
こんな感じで部品を調達して製作しようと思います。
ちなみに純正リレーコネクタにポン付け出来るように、
http://gazailabo.web.fc2.com/img/relay1.jpg
と同等の大きさ、7接点に仕上げたいと考えてます。
kk 様
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お返事 |
適合コネクタをお持ちでしたら、工作も楽ですね。
挑戦、テスト的な何かは工作の楽しみですから、どうかお楽しみください。
お返事 2012/2/23
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投稿 2/24 |
お陰さまで、本日秋葉原で必要部品を全て揃えることができました。
これからじっくりリレー製作に取り組みたいと思います。
うまくいったら、またご報告いたしますね。ありがとうございました。
kk 様
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投稿 |
今日ついにリレーが完成いたしましたので報告します(^−^)
純正リレーのケースを流用して基盤の大きさを決め、純正同等の7端子に接続。完成後テスターで点検すると、ハンダ付けがうまくいってない所が2箇所あり、丁寧に補修しました。
おそるおそる車に取り付けて動作確認すると…
結果…大成功!です。
これで後部座席に座るこどもたちにも、今年の寒い冬を乗り切ってもらえます。
実は3年前から悩み続けていたこのリレーですが、この度も本当にありがとうございました。
ps.アキバでの部品調達の際、「よくわかる電子回路の基礎の基礎」も一緒に購入したので、いつかは自分で設計できるよう勉強いたします。
といいつつ、また解からないことがありましたらお世話になるかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
kk 様
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お返事 |
あのー、別にどうでもいい疑問なんですが、それってリアシートにはヒーターが最初から入っていて、リレーのみオプション(回路図にはオプションと書いてある)扱いで、車のグレードによってはリレーが付いてたり付いてなかったりするのですか?
(それでリレーだけ作って挿したらヒーターが使えると)
リレーが無いのにリアシートのパネルにはヒーターのON/OFFスイッチは全車付いてるのですか?
最初からヒーターなしの車にはリレーはもとよりシートヒーターもパネルスイッチも何も付いてないんじゃなくて?
もしそうだとしたら、リレーだけ別価格でオプション売りするくらいなら、全グレードに最初から付けておけばいいのに・・・。
お返事 2012/2/27
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投稿 |
疑問に思わせてしまいすみませんでした。
もちろん最初からリアヒーター無しです。(フロントは純正装備)
おそらく国内にはリアヒーターオプションが付いてる車は無いと思います。(リレーですが、スウェーデン以外の国ではほとんど需要が無いようで、流通してません。)
ブロック図にリアのオプションが設定されていたので、DIYで出来るんじゃないかと思い、これまでコツコツとヒーター電熱線、左右シートスイッチ、ハーネスを流用加工自作しました。
最後の要の部分がリレーだったという訳です。
kk 様
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投稿 |
たびたびすみません。
参考までに…前回と今回の作業の整備手帳です。
リアシートヒーターはこんな感じで加工取り付けしました。
サンバイザーモニタインストール
リアシートヒーターインストール
リアシートヒーターPart2
リアシートヒーターファイナル
リアビューモニタ改修
kk 様
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お返事 |
なるほど、そういうワケだったのですね。
ボルボの北欧向け車にしかリアシートヒーターの設定が無いというのも初めて知りました。
フロントシートのヒーターとか入手して、後座の皮を剥いで(!?)移植するなど大変な作業を経ているのですね。
配線図に色々と書き込まれていたり、赤線を引いて確認されているようなものが写っていますが、しっかりと手順を踏んで工作されているお姿には感服します。
車って、一度触り始めたら次々と「こうしたい」という欲望が湧いてきますからね〜(^^;
お返事 2012/2/28
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車・40アンペア程消費するホーンを尾を引くようにするヒント
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はじめまして、いつも電子回路制作時にちょくちょくお世話になってます。
早速ですが、今回、イベント専用車(登録抹消済み)への「尾を引くホーン」(ホーンボタンを離した時から徐々に音量が下がり、3秒後に音量ゼロ)の制作に、こちらのページにて紹介されてる減光回路の流用でチャレンジしてみたのですが…
ホーンに使用となるとアンペア数が40アンペア程消費するので、既存の回路では容量不足だと感じました。
自分なりに回路は考えてみたのですが、なかなかうまくいきません。
どのような回路を組めばいいのか、よかったら知識をお借りしたく質問させて頂きました。よろしくお願いします。
ちなみに12V用のホーンです。
わたるっく 様
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お返事 |
40Aも使うホーンですか!?
イベント用という事で、ものすごい大きなホーンなのでしょうね。
普通の車用のホーンならたいていは4A前後タイプですよね。車ならそれを2個で8A程度で鳴らしています。
で、40A程を既存の回路で鳴らしたいのであれば、ドライバで使用しているFETを大電流型にするだけでもいいのでは?
以前載せているIRF3703なんかだと210A(25℃時)まで流せます。
ただ、FETのゲート電圧で電流制限するような場合、電流制限期間にはFETでの損失が全部熱に変わりますから、相当な大きさの放熱板をつけることを忘れないでください。
12Vで40A流れる負荷を繋いで電流制限した場合、放熱板無しでは一発で焼けてしまうでしょう。
ほとんど発熱しないPWM制御がいいのですけどね。(それでも40A負荷だと放熱板は必要)
そのあたりは過去の回路図を参考に色々と試してみてください。
お返事 2012/2/19
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投稿 2/19 |
早速の回答ありがとうございます。
…よくよく考えたら40Aって…(笑)
よく見てみたら、4.0の「.」が擦れて消えてました。。。
自分も40Aだと勘違いして回路構成考えていたのですが、4Aならいけそうです!
PWM制御なら、覚えたてなのでちょい怪しいですけどチャレンジしてみます!
ありがとうございました。
わたるっく 様
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液晶表示温度計をLED表示温度計に改造したい
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はじめまして、ご質問お聞き下さい。
ここのHPスゴイです!
かなり参考にさせて頂いております。
お聞きしたいのは、温度計なのですが秋月電子で販売している製品なのですが、改造出来るのかと思いまして…
製品情報
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01745/
この温度計を使ってるのですが、液晶表示なのですが船のエンジンの温度などを簡易的に常時表示させているのですが夜間などが多く電気を照らしたり照明を着けたりして確認しているのですが、これをLED表示にする事は可能なのでしょうか?
LED7セグ情報
http://akizukidenshi.com/catalog/c/c7seg/
また、何度と無く接触不良で液晶が表示不能(全体を押すと表示する。)
などがあり結構不便な使い方をしています。
現在は、LEDで照明を作り確認してる状態です。
何とか改造出来ない物かと…
簡単な知識や改造などはしているのですが部品の構成などが分からない次第です。
電源は、1.5Vなので5V⇒1.5Vを参考に電源をと考えております。
長くなりましたがよろしくお願い致します。
yamanbo 様
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お返事 |
えーと・・・それLR44×1個で駆動してる液晶温度計ですよね。
それの中身は液晶表示専用の温度計ICチップ(しかも低電圧型)なので、普通は改造してLED化はできません。
「普通は」と書いたのは、地球人の英知を結集し、最先端科学を応用した特殊電子回路を設計し、元の温度計の何倍もの大きさの回路基板を組み立て、まるで自己満足の塊のような装置を製造する。そこまでの労力をかけてまで作りたいのであれば、私は止めはしませんが、ご自分で研究して回路も何もかもご自分で用意してくださいませ。
だって液晶表示をLED表示器に置き換えたいってご希望には、もう3年前の「液晶電卓のLED表示化へのヒント」でタップリと個人レベルでそんな回路・改造をするのは無理すぎるって説明して、うちでそういう回路を載せるのはお断りしているんですから。
(もしお読みでなければ、ぜひ一度読んでおいてください。)
今使っている液晶温度計を改造するという目的はあきらめて、素直にLED表示の温度計を買えばいいと思います。
たとえばストロベリーリナックス製の「2チャンネルLED温度計キット【赤色】\3,465」「2チャンネルLED温度計キット【緑色】\3,465」なんて、なかなか良さげですよ。2チャンネルの温度測定ができますし、センサーが約100mも先まで延ばせるのもあまり他では無い機能です。
昔は秋月電子さんでも「LED表示の温度計キット」を売られていたのですが、今は商品一覧から消えてますしねぇ。
>簡単な知識や改造などはしているのですが
という事ですし、今回のご希望が電子回路の改造ですからある程度のハンダづけ等はできるとしたら・・・ご自分でLED表示の温度計を作られてはいかがでしょうか?
こちらで今まで温度関係(xx℃になったONとか)の回路というとオペアンプを使ったりしてちょっと部品数も多くなるようなものが多かったですが、ただ単にLED表示の温度計を作るだけなら、秋月電子で売っているいくつかの部品を組み合わせるだけで、初心者にも簡単に組み立てることができます。しかも面倒な「調整箇所なし!」で正確な温度が計れるのですから、至れり尽くせりです。
使う部品はたったこれだけ。
▼クリックすると拡大表示
LEDのデジタル表示部は秋月電子の定番LEDパネルメーター「LEDデジタルパネルメーター3・1/2桁[1999表示・分圧器内蔵]PM−129E (750円)」を使用します。
PM-129Eは裏の基板のいくつかのジャンパー箇所(パッド)をハンダショートして、好みの設定で使用します。
今回は「DC ±2V レンジ」「電源は5V」「10mV/1℃で温度計として表示する」で使用するため。
・電源選択は 5V パッドをショート
・レンジ選択は DC と 2V の二箇所をショート
・左から3つ目の小数点を点灯させる為に P3 をショート
して使用します。
温度センサーはこれも温度関係の工作では定番の「高精度IC温度センサ LM35DZ 0〜100℃ (100円)」を使用します。
LM35DZは0〜100℃の範囲で10mV/1℃の電圧をリニアに出力するため、その出力電圧をそのままデジタル電圧計で表示するだけでデジタル温度計が完成します。
今回はそのまま単純に使ってもよかったのですが、DZではない基本のLM35は測定温度範囲が-55℃〜150℃と広く、マイナスの温度も計れます。
で、LM35DZは本当にマイナス温度が計れないかというと・・・メーカーは範囲外としていますが実際にはLM35同様にマイナスの温度も測定できちゃいます(^^;
そこで、今回のLED温度計回路では「PM-129Eはマイナス電圧の表示もできるよね〜」「LM35DZはマイナス温度も(定格外だけど)測定できるよね〜」「今は冬だし、氷点下の温度も計れるとなにかと便利そうだよね〜」という悪魔の囁きにより、マイナス温度まで計れる回路としました。
LM35系でマイナス温度を測定するには「マイナス電源」が必要です。
ですが今回の回路は電源は+5Vの単電源で動かしたいので、回路中で必要なマイナス電源(-5V)はDC/DCコンバータで作ってやることになります。
「DC/DCコンバータだと、作るのが面倒なんじゃない?」ってことになりますが、幸いにしてそういう用途に使える超小型にモジュール化されたDC/DCコンバータが売られていますので、そういう部品を使えば初心者の方でも簡単にマイナス電源回路を使うことができます。
更に・・・秋月電子ではPM-129Eの商品説明に
> ※このデジタルパネルメーターは電源のマイナス端子と測定端子のGNDが導通しています。
> (コモングランド)。テスターで導通チェックして確認できます。
[2012/2/14現在]
と書いていますが、過去私が購入した時には
> ※測定グランドと電源のグランドは共通にできません。
と書かれていて、秋月の通販ページではこの「できます」「できません」が入れ替わるという怪奇現象がひんぱんに起きています。
で、手元のPM-129Eで調べると、GNDを共通にすると表示がでたらめ(誤差大)になります。
電源系と測定系のGNDを分離してやると、表示はかなり正確な値を示します。
という事で、「もしかしたら今売られているPM-129Eは中身が変わっていてGND共通で動くかもしれないけど・・・」心配なのでGND共通にできないタイプのPM-219Eを持っている人でも正常に動作する回路として、メーター電源とLM35DZの温度測定系電源は別々のものに分離する必要があると考えます。
ということは・・・+5Vのほうももう一個別の5V電源をつなぐか、それか何か別の5V電源を使うが、という事になりますが、ここで超カンタンなことに先ほどマイナス電源が必要だからDC/DCコンバータを使うという方針を立てているので、「だったら±の両電源が取り出せるDC/DCコンバータを使えばいい!」「DC/DCコンバータモジュールには入力と出力が分離している『絶縁型』があるのだ!」というお手軽カンタンにできる方法にたどりつくわけで、幸いなことに秋月電子で取り扱っているDC/DCコンバータモジュールにまさにぴったりの商品が存在するのです。
(というか、面白そうなので買って手元にストックしてあるわけですが…)
今回使うDC/DCコンバータモジュールは「1W級絶縁型DC−DCコンバーター(±5V100mA)MAU106 (450円)」で決定です。
あとは、電源部の平滑用電解コンデンサとか、電源表示LEDとか、ちょっとした電子部品を組み合わせるだけです。
ただ、電源表示用のLEDと抵抗(が±2組)は「どうせケースの中に入れるから、電源表示LEDなんか要らないや!」と削除しないでください。
今回使用したDC/DCコンバータMAU106は無負荷だと出力電圧が跳ね上がるという危険な特性を持ち合わせているので、安全に使うには出力には微弱な電流を流してやる必要があります。
なにしろ、実際に負荷として繋がっているのが、ほとんど電流を食わないLM35DZだけですから。
そのためにLEDを光らせる電流で出力安定化とLEDが点灯してちゃんと動作しているとわかる事の一石二鳥を狙っているので、絶対に外さないでください。
回路基板をケースの中に入れてしまってLEDを見ないとしても、必ず基板上には回路図通りにLEDは置いておいてください。
(まぁ、LEDを付けたくないならかわりに500Ω前後の抵抗一本にしてもいいですけど…)
実際にどれくらいの精度かというと・・・
LM35DZはとても精度の高い温度センサーなので数%未満程度。
どちらかというとPM-129Eの表示精度に左右されると思います。
もし温度表示の誤差が気になったら、LM35DZの出力電圧をぴったりに表示するよう、PM-129Eの裏の調整用VRで微調整してみてください。
秋月電子では「調整済みなので触らないように」と書いていますが、もし調整がズレていた時のために。
先にも書いていますが「保証外」ですがマイナス温度も測定できます。
冷蔵庫の冷凍室にLM35DZを突っ込んでみたところ、ちゃんと冷蔵庫のパネルに表示されているのと同じマイナス温度をこのLED温度計でも表示しました。
さすがに限界の-55℃まで冷たくは無いですけど。
お返事 2012/2/14
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投稿 |
色々とありがとう御座いました。
とても参考になります。
液晶電卓のLED表示化へのヒント気が付きませんでした。
申し訳ありません。m(-_-)m
早速、秋月電子で週末にでも部品調達して作って見たいと思います。
ストロベリーリナックス製も良さそうですね。
センサー部分が100mまで伸ばせるのも魅力です。
センサー部分の線ですが、最短でも3m〜4m位欲しいのですが延長するとどの程度の誤差がでるのでしょうか?
実際作って確認してみようかと思っておりますが…(^^;
ちなみにですが、秋月電子の温度計も3m程延長して使っておりますがさほど狂いは無いです。
(ベル線で延長)
部品構成も難しくないようですのでがんばってみます。
オリジナルって面白いですね〜
本当にありがとう御座いました。
yamanbo 様
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お返事 |
LM35DZは何mも伸ばしたりしないでくださいね。
その液晶温度計は「サーミスタ式」で「10KΩタイプ」のサーミスタを使用していますから、配線抵抗に対してサーミスタの抵抗値が高いのである程度は伸ばしても誤差がほとんど無いですし、測定方法も電圧・電流の検出ではなくサーミスタの抵抗値に依存する電流で積分方式で検知する回路のため外来ノイズにもある程度は強い物です。
ですからベルケーブルのようなノイズに無防備な簡易な配線でもある程度は伸ばせます。
(こちらの実績では15m程度伸ばしたことがあります)
それに対してLM35DZの出力は「電圧出力」ですから、計測器(この場合LEDパネルメーター)の入力インピーダンスが高いので外来ノイズには弱いですし、今回提示した回路ではケーブルを長く伸ばすことは考慮していないのでそれに対応させる部品も書いていません。
もし伸ばすとしたら、パネルメーターの入力と測定GNDの間に10KΩの抵抗と10μF程度の電解コンデンサを並列につける。
過去LM35DZを使った温度関係の記事でも書いているように、必ず2芯シールド線のようなシールド線を使用して外来ノイズを防護する、などの対策は必須です。
それで配線抵抗が数Ω以下であれば、誤差は0.1℃出るか出ないか程度に収まります。
ただ、本当に何メートルも伸ばすような用途であれば遠隔センサー部にも電子回路を入れてバッファリングしたり、配線インピーダンスの影響を受けにくい伝送方法をとるなど、根本的に違う回路になります。
ストロベリーリナックスの温度計は、センサー部に「デジタル出力」タイプの温度センサーを使用しているため、デジタル信号が劣化しない限りはとても長く配線を伸ばすことができるため、約100mもの長距離でもセンサー部はセンサーIC一個をケーブルで伸ばすだけですみます。
今回提示している回路図は、あなたの投稿に書かれていた通り、その液晶温度計の製品情報そのままに「本体から伸びているセンサー部は1m〜1.5mの商品」だとしてカンタンに代替できる目的で設計しています。
「センサーを切って数メートルに伸ばしている」という情報はどこにも書かれていませんでしたので。
お返事 2012/2/15
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AC100V用「PT50D」をDC7Vで使いたい
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初めまして、いつも楽しみに見ている初心者です。
『リーベックス デジタルプログラムタイマーU PT50D』を早速見よう見真似で作ってみました。
内容はリレーをG5V-1 DC5に交換してDC7V入力でタイマがー作動するとリレーを通って3端子レギュレーター7805からDC5Vを出力予定です。
電圧DC7Vを指定のA点に入力とB点にGNDに配線して電気流したのですが、リレーの+と−の所の電圧を計ると1.7V程しかなくリレーが動いてくれません。
リレーが動く所まで電圧を上げるとDC11.7Vでリレーの+と−の所の電圧が3Vでカッチっと音がして通電しました。
(PT50Dには数バージョン存在するようです)との事なので覚悟はしていましたが、私が買ったものは基盤の配線が掲載されている物と若干違うようでした。
写真を念の為撮っときました。
DC7V入力でタイマーを動かしたいので、私の配線の仕方が間違っているのか、他に何かを外さないといけなのか、ご教示の程宜しくお願い致します。
迷える子羊さん 様
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お返事 |
「AC100VタイマーをDC12Vタイマーに!」の記事のことだと思いますが、かなり前の記事への話題ですね・・・(^^;
で、それをDC7V(リレーは5V用)で動かそうというわけですが・・・それは動きませんよ。
なにしろ、PT50Dに使われているFETはそんな大きな電流を流せる部品ではないのですから。
FETの型番は削られていて何が使われているのか分かってはいませんが、昔測定した値ではそのままの状態で20mA程度まででせいいっぱい。定格は10mA前後の設計のようです。
ゲートバイアス抵抗が10MΩととても大きいのでこれを小さくしたら少しくらいは低電圧時でも流せる電流が増えるかもしれませんが(FETは電圧素子なのでたいした変化は望めませんが…)、そうするとリレーOFF時にタイマー基板のほうに引き込む電流も増えるのでこんどはタイマー基板のほうの許容値がどれくらいなのか、タイマー部のICは完全にブラックボックスですからわかりませんし不安です。
ですからPT50Dの基板上の抵抗を交換したら性能が良くなる!という考え方は使えません。
だったら・・・「FETを交換すれば?」という簡単な結論に達します。
多分それで大丈夫だと思います。
こちらでは改造してテストするためのPT50Dはありませんので、もしその方法でやってみる!というのであればどうぞご自分でトライしてみてください。
ここからは過去の調査結果の記録に基づくお話です。
PT50Dの電源部はコンデンサ降圧式のため大きな電流は供給できません。
ですからより少ない電流で駆動できるようリレー用電源の電圧は高い設計にする必要があり、PT50Dでは24Vのリレーを使用しています。これのコイル電流は10mA程度です。
人感センサーライトなどでも同じような理由でリレーを使うものは似た感じでリレー用に電源は24Vにするものが多いです。
同じ型番・シリーズであれば、リレーは電源電圧が高いほうがコイル抵抗が高くより少ない電流で駆動することができます。
電圧の低いリレーを使うと、リレーの駆動用の電流は大きくなります。
リレーが小型になれば駆動電流も少ない場合が多いのですが、小型のG5V-1でもDC 5Vタイプはコイル抵抗167Ωで電流は30mA流れます。
この30mAという電流はPT50DのFETで駆動できる限界を軽く超えています。
DC 5V〜7V程度で使用したら駆動不能でそちらで計測された電圧値くらいになるでしょう。
「AC100VタイマーをDC12Vタイマーに!」の改造の場合、取り替えるリレーがDC12V品なので、よほど大きなパワーリレーに交換でもしない限り、ほぼ同じ大きさ・性能のDC12Vリレーに換えるだけならコイル電流は20mA程度と、PT50DのFETでもなんとか駆動できる範囲です。
だから、あちらの改造ではPT50D側は部品交換などしなくても動く改造です。
しかしあなたの今回のご希望はPT50Dの基板上の部品性能を軽く超えています。
ということは、PT50Dの基板上の部品を交換して対処する(上記FET交換)方法か、PT50D側はいじらずに外部にリレー駆動回路を追加する改造かの2つに1つとなります。
FET交換がスマートだとは思いますが、それができない場合は外部にトランジスタによるリレー駆動回路を作り、「その駆動回路を制御する信号だけPT50Dからもらう」という方法を取ればPT50D回路には負担もかかりませんし、色々なリレー・ランプドライバなどにも対応できます。
右図のようにトランジスタ1石でリレー駆動回路を作り、トランジスタのベース電流(6〜7mA)だけPT50DのFETに流せば何の問題もなく動作します。
5V用のG5V-1を7Vで使用すると、コイル電流は42mA程度流れる計算ですが、トランジスタで駆動するなら大丈夫です。
この方法は過去に5Vでならテストしています。
「FETを交換する」方法なら使う部品はたった一個なのでそっちのほうが簡単なのは予想がつきますが、こちらではテストした事が無いのでFET交換をされるのであればまずはご自分でテストしてください。
こちらではそれでいいのかどうかは想像するだけしかできません。
あと、・・・まぁ本題からは外れますが、レギュレータIC 7805の損失電圧は3Vですよ。
つまり定格として保証されている入力電圧は8V以上であり、あなたのご希望の7Vは定格未満で正常に5Vの出力を得られない可能性があります。
可能性が・・・というのも、多分回路のしくみから少ない電流で使用するなら5Vの出力が得られるとは思いますが、大きな電流を取ろうとすると能力不足になり5Vが出なくなります。
(なにしろ7805を7Vでなんか使った事が無いので…)
定格では「7805は8V以上で使わなければならない」というのも電子回路を作る人なら基本的に知っているはずの知識なので、使う前には部品の素性を調べてから使うようにしたほうが良いと思います。
7Vから5Vを作りたい場合は「低損失タイプの三端子レギュレータ」を使わないといけません。
たとえばTA4805Sとか。
お返事 2012/2/14
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投稿 2/15 |
お世話になります。
かなり前の記事で申し訳ございません。
昨日ご回答を頂き早速組んでみました。
1Kオームが無かったので抵抗を繋げて串団子にして組んでみました。
最初は2SA1015の向きを素性表みながらしたのですが逆に組んで動いてくれませんでしたが無事にリレーが動いてくれました。
レギュレータIC 7805は今考えるとお恥ずかしい事です。TA4805Sが1個しかなく余っていたので使ってしました。
おっしゃる通り5V出ていませんでした。
初心者で部品の素性見てもチンプンカンプンで質問しているので申し訳ございません。
FETの型番ですが文字が小さかったですが(MPSA42)だと思います。
お忙しい中ご回答頂きまして本当に助かりました。
嬉しくて感謝とお礼が言いたくて書き込みをさせて頂きました。
今度は12Vも作ります。
ありがとうござまいました。
迷える子羊さん 様
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マウスの連射回路(まじめ版)
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2008年後半に「マウスの連射クリックに代用回路」というものがありましたが、その回路に追加で連射スピードの調整をするには、どのような回路を組めばいいのでしょうか・・・。
プルアップ、プルダウン、どっちも教えてくださると助かります。
BLUE@中学生 様
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お返事 |
あちらではなるべく安く簡単に作る、マウスのボディの中にも簡単に収めてしまえるだけの小ささ…のためにLED点滅ICを使う代用回路を提示しましたが、LED点滅ICは発振周波数固定で変更や調節はできません。
ですから「その回路に追加で連射スピードの調整をする」というのは不可能です。
速度可変にするなら、単純ですがタイマーIC 555などの発振回路を組み立てる必要があります。
ご使用になるマウスの中の空きスペースの広さや、作る人の工作技術にもよりますが、マウスの中に組み込んでしまってスマートに完成できるかどうかはあまり期待しないほうがいいでしょう。
▼クリックすると拡大表示
回路図です。
低電圧の3V型のマウスでも動作するよう、タイマーIC 555のC-MOS版 LMC555を使った発振回路と、マウスへの接続方法です。
プルアップ型、プルダウン型、いずれの接続でも動作します。
連射ボタンを押している間LEDが点滅しますので、動作確認もしやすく、ボタンを押した時の実感もあります。
連射スピードはVR1で毎秒約6〜30回程度の範囲で調節できます。
お返事 2012/2/13
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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車の電球切れを検知する回路
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車の電球切れを検知する回路図を教えて下さい。
私は初心者です、できれば簡単な方法でお願いします。
亀さん 様
※ 入力されたメールアドレスではエラーとなりメールをお届けできませんでしたので、無メールの名前色とさせていただきました。
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お返事 |
車の電球の球切れを検出する方法は何種類もありますが、「簡単な方法で」でという事ですので完璧な検出ではなく、不完全ですが回路が簡単になる方向で説明します。
この方針では「ランプがOFFの間」しか球切れを検出できません。
車を止めている時や、キーを挿して電源をONにしたけれどもランプ類のスイッチはまだOFFの状態などです。
「スイッチを入れてランプ点灯状態中(本当は切れて点灯して無くても…)」は球切れ検出はできません。
最近のほとんどの車では、ランプ点灯中も検出できる回路が採用されています。
たとえばスモールランプ(車幅灯)などでも夜間点灯中に球切れした場合でも検出できます。
但し、回路が複雑になるので「簡単な方法で」というご希望に反するのでここでは説明も回路図の提示もしないことにします。
予めご了承ください。
余談ですが、昔の車には今とは逆に「ランプスイッチONで点灯させる間だけ検出できる装置」というのもありましたね。
電子部品を使わずにほとんど物理装置で実現されていた、とてもアイデアものでしたけど・・・。
本題に戻って、「ランプOFF中に球切れを検出する」には、電球に検査用のバイアス電圧をかけて導通をチェックする回路がとても簡単で確実に動作します。
右図のように、抵抗で微弱な電流を電球に流す回路を作り…
● 正常なら検出点の電圧は電球でアース(GND)に落とされて約0Vになる
● 球切れなら電球に電流が流れないので検出点の電圧は約12Vになる
という現象を検知すればよいことになります。
この時に電球に流す検査用の電流は数mA程度ととても少なく、電球が光ることはありません。
しかしながらこの検出方法ではスイッチを入れると検査はできなくなります。
右図のとおりに、スイッチをONにすると検出点にスイッチから12Vを与えることになるので、正常な場合も球切れの場合でもどちらでも検出点電圧は12Vとなり、これはスイッチOFF時の「12V=球切れ」状態と同じです。
ですから、ランプスイッチON時には間違って球切れ表示を出さないように、検査を中止するような回路のしくみが必要です。
トランジスタで作ると、電球一個の検査のためにトランジスタ2個と抵抗が数個、あとダイオードやLEDが必要になります。
これを電球の数だけ並べれば車で使えるわけですが、それだと部品数が結構多くなるので、「簡単な方法で」というご希望に沿うようにICか何かで部品数を削減して簡単になる方法を探ります。
(1) 検査点の電圧が「0V(L)=正常」「12V(H)=球切れ」と判定
(2) スイッチOFFで給電0V(L)の時には検査する、スイッチがONされていて給電12V(H)の時には検査を禁止する
という2つの条件を満たす回路が必要なので・・・
素直に考えるとこういう感じになり、ロジックゲートがNOTゲートとANDゲートの2つ必要です。
NANDゲートを使えばNOTにもANDにも使えますからICの種類はNANDゲートIC一種類ですみますが、複数のゲートを使用するのであまり部品数の削減にはなりません。
と、ここで判定条件を見直すと・・・
ランプの点灯回路はこの図のような4つの状態をとりうることがわかります。
2つ目の電源ONでも検出点の電圧が0Vというのは、配線が正しく接続されていれば起こりえないので考えなくてもいいのですが、一応後々のためにも入れておきます。
この図を見ると入力と検出点(電球)の電圧が「同じであれば正常に消灯、または正常に点灯中」「違えば異常(球切)」と判断することで球切れを検出できるということがわかります。
「2つの入力信号が違うことを検出する回路」を作ればよいという事で、細かな電圧の差を検出するのではなく「0Vか12Vか」をロジック信号として取り扱える今回の場合では、そういう働きのロジックゲートがあればそのまま使えるという事です。
で・・・そういう「都合の良い部品」があるかと言うと・・・、ズバリその通りに働くロジックがあります。
今までも何度か使いましたが、EX-OR(エクスクルーシブ・オア)ゲート、日本語では「排他的ORゲート」と呼ぶロジック回路です。
普通のORゲートのように「A・Bいずれかの入力がHの場合は出力YはH」という条件のほか、普通のORゲートなら「A・B両方の入力がHの場合は(いがれかという条件には合致するので)出力YはH」という働きをしますがEX-ORは「排他的」なので「A・B両方の入力がHの場合は出力YはL」という特殊条件が働きます。
これで「2つの入力信号が違うこと」を検出すると出力YはHになるので「違いを検出する」用途に使用できます。
EX-ORゲートを使って回路図を書き直すと・・・
こんな感じでゲートが一個になってとてもシンプルです。
C-MOS EX-ORゲートIC 4030Bまたは4070BではIC一個に4回路のEX-ORゲートが入っていますから、一個のICで球切れ検出回路は4回路までいちどに作ることができます。
でも・・・車って電球は一個ではなくて沢山付いていますよね?
車に付いている電球の数だけ球切れ検出回路を並べるとものすごいことになります。
実際の車でもそんなことはしていません。
車の灯火類では「ブレーキランプは左右用の2つが同時に点灯する」とか「ウインカーは片側で前用・後ろ用の2個ペア」とかほとんどの灯火が「2球セット」になっています。
そしてその2球セットが直列繋ぎであれば球切れ検出回路は一個で済むのですが、残念なことに直列では電球が一個切れただけで直列に繋がっている全部が消えてしまうので安全上問題があり、それぞれの電球は並列で接続されています。
並列接続されたままでは片方が切れてももう片方は点灯するので、安全上はたいへん良いのですが今回の検出回路はそのまま使えません。
たいていの車ではちゃんと球切れ検出ができるよう、スイッチボックスのところまでは各電球個別の配線を引っ張っていて、電球一個一個に球切れ検出回路を入れることができるような設計になっているはずです。(よほどの旧式や変な物を除いて…)
それで、車の灯火類を2球セットで球切れ検出を行って、たとえば「ポジション灯切れ」みたいな警告ランプを一個点灯させるには、上記の1球用の球切れ検出回路を2つ作って出力を合成するという方法でも構いませんが、ここでも「簡単な方法で」というご希望に沿ってもっと知恵を働かせてなんとかできないか考えてみます。
2球セットの場合、電源状態と球切れかそうでないかの状態(検出点の電圧)はこの図のような4種類の状態が考えられます。
じーっとよく見ても、そんなに穴が空くほど見なくても、この表は上の1球だけの場合の電源と検出点の相関表と同じく「2つの入力信号が違うこと」を検出するとそれは「球切れ」だと判定することができるわけです。
注意する点は、もし両方の電球が同時に球切れを起こした場合、両方共に同じ状態になるので正しくは球切れが検出できない点です。
しかしながら、本物の車に積まれている結構高級な検出回路でも、片側の球切れは検出するが両方同時の場合無判断となる回路が積まれている!ということもわかっていますので、その点は質問者様の「車用の」という条件には合致しているという事で今回は問題視はしません。
単純には「球切れ検出ロジック回路を2つ用意して、その出力を合成するための何かゲートをもう一個用意して…」という3つくらいはロジックゲートが必要な回路が・・・
なんと1球用と変わらずEX-ORゲートは一個で、ダイオードが一個増えただけの回路で収まってしまいました(^^;
これで「ランプスイッチがOFFの間、どちらか片方の電球が切れたら警告灯を点灯させる」という機能の車用の球切れ回路の理論は完成です。
「簡単な方法で」というご希望に、これ以上簡単にはできないくらいまで部品数を削減できました。
さても後はこの理論で実際の回路図を書き上げるだけです。
▼クリックすると拡大表示
一見するとごちゃごちゃしていて複雑に見えるかもしれませんが、同じものが4回路並んでいるだけなので作るのはそれほど難しくはありません。
4回路必要でなければ不要な部分は作らなくても良いので、その場合はゲートの入力は図のようにGNDに落としておいてくだい。何も繋がずに開放したままだと静電気などでC-MOS ICを破損する原因となります。
4回路では足りない場合は、ICを足して同じように必要な回路数だけ組み立てれば良いです。
電源はバッテリーから(ヒューズは経由)の常時電源が望ましいですが、ACC電源のようにキーONの時だけ電源が来る電源でも結構です。
但し、ACCのような所から電源を取った場合、回路の電源はOFFでもスモールランプやブレーキ灯などスイッチさえ入れればランプは点灯する回路と接続されていますので、「IC電源はOFFなのに入力端子に電圧がかかる」ような状態になることが考えられ、そうなるとICが破壊されてしまうのでそうならないよう各入力端子から電源に向けてダイオードで入力電圧を流して回路の電源にもなるようにしています。
この回路で検査できるランプは「電球・21V/25W」までです。
(ランプ電源を通すSDを大容量のものに変えればもっと大きなW数も可)
LED灯は検出できません。
ヘッドライトのような大電流を流すランプの場合は、点灯用電流は回路内のダイオード経由ではなく、かわりに別途リレーなどを介して配線する必要があります。
お返事 2012/2/13
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投稿 2/15 |
2/15 この度はご面倒なことお願い致しました。
電子回路は未熟なもので簡単な回路をお願いしました。
詳細な説明は大変参考になりました、早速パーツを揃え作成したいと思っています。
誠に有り難うございました。
(匿名希望) 様
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このサーモスタットはAC100Vで使えますか?
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いつも楽しく拝見させていただいてます。
20〜30度を検知してファンを12Vで回す回路などを参照していたのですが、同じような目的・理屈で、基板で回路を組まなくても、110V/13Wファンと温度30度でONする110V/1A定格のバイメタル式サーモスタットで代用可能でしょうか?これらは秋葉でみつけた部品たちです。定格などから使えるかな?と思ったものを適当に記載しています。
素人ながらに思い浮かぶ接続方法としては、壁コンセントからプラグに接続したコードに、サーモスタットと100Vファンを直列に繋ぐ感じなのですが。
いささか直接100Vを扱うのに抵抗はありますが、アダプターを使わない/回路を作らないでかなりスッキリしそうなので思いつきました。
用途としては、妻がよく電子レンジ兼オーブンで料理をするため、特にオーブン使用時に周辺が結構熱くなっており、隣にある冷蔵庫にもダメージがあるんじゃないか、という不安に対する対処をしたいのですが。
なんか生活臭漂う内容ですみません、助言いただければ幸いです。
どら 様
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お返事 |
サーモスタットというものは、元々そういう使い方用に発明された温度スイッチですから、お使いになられるサーモスタットの定格が負荷をじゅうぶん安全にON/OFFできる製品なら大丈夫です。
この写真のような、かなりの大電力対応で、温度設定もダイヤルを回すだけで自由に可変できるうよなサーモスタットだと安心です。
パワートランジスタと同じ形のTO-220型で、温度が50℃以上で各種固定値の安くて使いやすい小型サーモスタットなども売られています。
(このシリーズには30℃など低い温度の物はありません)
買ったことは無いですが、秋葉原の坂口電熱で30℃固定のサーモスタット (110V/1A)が売られていて、秋葉原で買うなら結構定番のようですね。
検索してみると「F-1サーモスタット(BF130L)」を買って使っている方のHPがあり、写真つきで加工例が紹介されています。
http://kura3.web.fc2.com/thermo2.html
かなりの素人の方でも改造できそうなコンセント延長ケーブルに入れるだけの解説なので、ファンのケーブルのほうを特に改造しなくても、こういう「サーモスタット付き延長ケーブル」を作れば必要に応じてこれを挟むだけですみますね。
あくまで、設定温度は固定で自由に変更はできませんけど。
お返事 2012/2/7
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投稿 |
早速の回答ありがとうございます!
まさにリンクを貼っていただいた先で紹介されている延長ケーブル式ができそうです。
ただ、乾電池などDC数ボルトの回路工作と違って、AC100Vを扱うことで多少ビビっております。それだったらACアダプタで回路を組めば、となりますが、今回はシンプルに行きたいので。
リンク先ではカプラを使用しておりますが、やはりこういった圧着端子がベストなんでしょうか?ACのそれぞれの線同士の絶縁さえしっかりしてれば問題ないように思えますが、もちろん全て自己責任なのは承知の上ですが、接続部から火花が散って火事に・・・は避けたく。。。
すみません、ご教授いただけますでしょうか。
どら 様
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お返事 |
多分、つけたり外したりしたいからギボシ端子をつけただけだと思います。
別に・・・絶対にコネクタを付けなければならないという法律もありませんから、コードを切って先をあわせてねじってハンダづけして、絶縁テープ(ビニルテープ等)をぐるぐる巻いて絶縁さえしてやれば普通の家庭内での使用なら問題は無いはずです。
心配であれば、絶縁テープを巻く厚さをちょっと厚い目に、ぐるぐるの回数を増やしておけばいいのではないでしょうか。
ギボシ端子やコネクタをつけて、外装もそのコネクタ用のものを使えば見た目はスマートですね。
お返事 2012/2/7
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秋月電子のトライアック調光器についてサポートしてください!
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秋月のトライアック調光器で75%ぐらいしか調光出来ないのですが原因は何処にあるのでしょうか
くまさん 様
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お返事 |
「トライアック万能調光器キット」であれば、説明書が変わっていない限り、説明書の「トライアック調光器回路の説明」のCの項目のところに「コントロールしにくい場合には…」と、解決方法が書いてあります。
回路・部品の問題であれば、それに従って解決できるはずです。
部品を交換しても改善されない場合、発売元の秋月電子にお問い合わせください。
もしその原因で無い場合は、キット説明書冒頭に書かれているような使用方法(対応する機器)では無い、正しくない使用方法をされているとか・・・。
お返事 2012/1/27
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車・バイクの燃料警告灯を作りたい
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ただいまバイクの改造中です。
標準で付いているアナログタイプの燃料計を取り外して、燃料が減ってきたらランプが点灯する「警告灯」に変更したいと考えています。
燃料タンクについているセンサーを調べてみたところ、燃料が一杯のときには10Ω、燃料タンクが空になると100Ωになることが分かりました。
通常は消灯していて、抵抗値が90Ω以上になったら点灯する回路を作りたいと思います。
なお電源は12ボルトで使用するインジケーターも12ボルトで点灯するタイプのものです。
どのような回路を作ればよいか教えていただけないでしょうか?宜しくお願いします。
田中一郎 様
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お返事 |
その情報ですと、使われている燃料量センサーは一般的な「100Ωタイプ」のようですね。
燃料量センサーがそのような抵抗式の場合、少しの電流を流して抵抗両端に現れる電圧を測れば抵抗値の大小を知ることができます。
▼クリックすると拡大表示
そこで、センサーに弱い電流を流す回路と、もう1つ構成は全く同じでセンサーのかわりに半固定抵抗を繋いで手動で電圧を設定できる回路を作り、それぞれの出力電圧を比較してやることでセンサーの出力電圧が設定電圧より高いか低いかを判別することができます。
2つの電圧の比較・判定にはオペアンプIC LM358を使用します。
電圧比較回路にはR6でフィードバックをかけ、判定値にヒステリシスを持たせることで残量値で数%程度の範囲では残量警告ランプがバタつかないようにしています。
後は、LM358の中のオペアンプが1つ余るのでボルテージフォロワにしてLED点灯やランプドライバを駆動する為に使用します。
燃料量が半固定抵抗VR1で設定した量より少なくなるとLED1が点灯します。
ランプドライバ回路を作っていれば、DC12Vの電球などLEDよりも消費電流の大きなランプを点灯させることができます。
※ ご使用のランプが何か情報がありませんでしたので、ランプドライバの部分は不要なら作らなくてもよいです
警告灯を点灯させる設定値はVR1で調節できますが、回路図通りに作れば左いっぱいに回すと100Ωでセンサーの100Ω「空」に対応、右いっぱいに回すと0Ω(あなたの車種では10Ωですがここでは端の0Ωまで対応)でセンサーの0Ω「満タン」に対応しますので、90Ωくらいの残量で警告灯を点灯させるには左から10%程度回したところに調節してください。
便宜上(ほかの方が作られて別の用途で使用する場合のことを考えて)、VR1で残量0から満タンまでの間でお好きなところに調節できるようにしています。
もし「可変にしなくても、90Ωのところ固定で良い」というのであれば、VR1は半固定抵抗ではなく普通の固定抵抗で90Ω(但し90Ωという物は売っていないので30Ωを3本直列など)に変えても良いです。
お返事 2012/1/25
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投稿 1/26 |
回路図及び明確なご説明、どうもありがとうございます。
抵抗が2、3個の回路で実現できるのかな?と、漠然と考えていましたが、実際にはこの様なものが必要なのかと驚いています。
これほどのものをあっという間にご提示いただいたことに、もっと驚いていますが。
とはいえ、なんとか自作できそうな気がしますので、何年か振りに半田ごてを握ってみたいと思います。
本当にありがとうございました。
田中一郎 様
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レースに勝つ為のモーター制御回路を設計して下さい
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初めまして。センサータイプのブラシレスモータの駆動回路を教えて頂けませんでしょうか?(車のアクセルのようにボリュームで無回転から最高回転まで連続的に変速出来る物)
使用用途はエコデンと言う手作り電気自動車競技です。
エコデンの内容は12V3Ahの鉛蓄電池一個を使い40分の間に
体重60kgのドライバーが運転する電気自動車がどの位走行できるかを競う内容です。(大体15km位走行できます)
使用ブラシレスモータは12V50W ローター位置検出用ホールICは出力5Vでした。(一般的なセンサータイプのRCカーのブラシレスモーターと同じです)
駆動回路にお願いしたい条件が5個あります。
@駆動回路の動作電圧は6V〜20Vでお願いします。
A定格電流は連続20Aまでの対応をお願いします。
B出来るだけ低消費電力でお願いします。(モータを回さない状態で30mAぐらい)
C120度通電でお願いします。
D少ない電力を最大限に使うために同期整流と可変キャリア制御を取り入れて頂きたい。
人が乗る物の回路と言う事で躊躇されるかもしれませんが、エコデンカーは最高時速22km位の低速ですので安全です。
その他に強力なディスクブレーキを2基、機械的にモータの軸をロックする機構、非常停止スイッチの3重セーフティーを備えています。
ご多忙の中、不躾なお願いで申し訳御座いません。今まで使用していたコントローラは消費電力が多く成績が良くありませんでしたので、どうにか現状を打破できないものかと思いましてご相談させて貰いました。
以上、よろしくお願い致します。
ハステロイ 様
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お返事 |
ハステロイ様はじめまして。
たいへん詳しいご説明で、必要なものがすぐに想像がつきますが、私の手元にはブラシレスモーターがありません。
今すぐにテストができないので、ささっと回路図を書いて、テストして、掲載するということが手軽にできませんので、そのご依頼にはお答えすることができません。
申し訳ございません。
また、そのご依頼内容だとディスクリート部品を組み合わせるだけでは不可能、またはたいへん部品数が多くなり、小型マイコンのような制御装置を使って組み立てるのが一般的です。
PICマイコン等のプログラムはこちらのコーナーでは受付範囲外とさせていただいていますので、残念ながらこちらでお受けできる内容ではございません。
そして、「同期整流と可変キャリア制御を取り入れて頂きたい」などと高度なプログラム制御(まさか走行中に何個もある調節用ボリュームを回すわけでは無いでしょう…)も必要な内容となっていますので、そういう内容でしたら回路設計からプログラムまで、実装置での実験をあわせて仕様を煮詰めてゆくお仕事として受注させていただくような内容ですね。
動力制御系の一からの設計・テスト及び開発となりますと、数十万円〜(内容によっては数百万円)の開発費を頂戴するようなお仕事となりますので、それだけの予算と開発時間をご用意頂けるなら受注させていただくかもしれません。
ただ、去年から続いている仕事の関係で今年も結構忙しく、そういう大掛かりなお仕事を別系統で受注できるかというと・・・かなりスケジュール的にも難しいのですが。
お返事 2012/1/21
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投稿 1/21 |
こんにちは。
素早い返答、有難うございます。
私の求める性能のコントローラを製作するのにどの位の労力と時間と資金が必要か理解できました。
コントローラの問題は別のアプローチで解決していきます。
その他に改善すべき問題もたくさん在るのでそれらを一つ一つ潰していき、表彰台の上を目指します。
また何か困ったことがある時は相談させて頂きます。
その時はよろしくお願い致します。
ハステロイ 様
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ビデオデッキのUVチューナーを安価に手に入れたい
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ビクタービデオデッキ(HR-F9)のUVチューナー「QAU0086-002」が不良なので、出来るだけ安価な方法にて入手したい。
勿論、我が家はデジアナ変換にてアナログTVで見ております。
メーカーは、4,725円で在庫はあるらしいのですが…。
よろしくお願いします。
すなちゃん 様
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お返事 |
10年ほど昔はビデオデッキ/TV用のチューナーユニットなら秋葉原や日本橋のジャンク屋で100〜500円程度で買えたものですが、もうここ数年は部品として売られているのを見た事がありません。
メーカーでもそろそろ補修部品の保存期間(製造終了から8〜10年程度)が次々と終わっているので、サービスがまだ持っているならそれを買うのがいちばんでしょう。メーカーでも無くなる前に!
その他、入手方法としてはネットオークション等でメカ部が壊れた同型ビデオデッキが100〜500円くらいで出品された時に買って、生きているチューナーを抜いて移植するとか?
(うちは一部のビデオデッキとか、CSチューナーが壊れた時にはオークションで部品取り用にジャンクを買って修理しています)
最初に書いたような部品レベルで販売されていたチューナーだと、もし今秋葉原か日本橋でホコリを被ったチューナーユニットを掘り出して買えたとしても、同型番の全く同じ品が手に入る事はまず無いでしょうから、似た物を買って形も端子形状も違うものを自分で解析して配線する必要もありますし、チャンネルを選ぶ制御電圧もたぶん違うでしょうからそこを変換する回路なんかも設計しないと、単純に差し替えるだけで使えるようないいものは手に入るとは思えませんし。
お返事 2012/1/20
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無線リモコンでRCサーボを動かす回路
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無線でRCサーボを90度動かすコンパクトで、出来れば簡単で、さらにできれば安い回路を教えてください。
仕様としては、サーボ側回路の電源を入れて、リモコンのAのスイッチ押すと90度回転。Bのスイッチを押すと90度逆回転して元に戻る。
無線の部分は、10Mくらい飛んでくれて、混線しにくいものが希望です。
サイズはリモコンがキャラメル箱程度(電池含む)、サーボ側がトイレットペーパーの芯程度(電池除く)。
コストはできれば材料費5000円以内(サーボ代除く)。
用途:遠隔操作のできるロック機構
多忙中、初投書の者ですがどうかよろしくお願いします
えんげる 様
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お返事 |
以前もご希望が出ていた「無線式のリモコン」と同じく、315MHz帯用の無線モジュールを使用すれば、無線部は非常にコンパクトになります。
送信部はたったこれだけです。
主な部品は無線モジュール(NVT100)しかありません。
それにスイッチと送信中を表すLED(と抵抗)をつけるだけです。
電池込みでもキャラメル箱に余裕で収まります。
で、受信部も「コンパクトで、出来れば簡単で、さらにできれば安い回路」にするとなるとPICマイコンを使い・・・
たったこれだけの部品で作ることができます。
PICのプログラムは『ラジコンサーボ「2位置」コントローラ』で公開しているものを少し書き換えて使ってください。
1キー入力のプログラムを、2キー入力で状態保持するように書き換えるだけなので、PICプログラムを作れる方ならカンタンな変更です。(こちらでは変更方法などはお教えいたしません)
PICのプログラムなどができない方なら、ディスクリート部品を組み合わせて電子回路で目的の回路を製作することになります。
PIC使用のような部品数の少なさとはゆきませんが、比較的少ない部品で作ることができます。
トイレットペーパーの芯くらいの大きさには余裕で入ります。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
● 受信モジュール
315MHz帯無線リモコンモジュール MVR100を使用して送信機からの電波を受信し、出力信号を得ます。
専用モジュールを使用しますので、調整箇所などはありません。
● 選択ラッチ回路
無線で操作された信号を元に、「A位置」「B位置」のどちらの位置を指示するかの選択を記憶するメモリー回路です。
NANDゲートIC 74HC00を使用したRSフリップフロップです。
電源投入時には状態が不定(どちらを選択されるか決まっていない)なので、パワーオンリセット回路で電源投入時にはB側(こちらを定位とする)を選択します。
どちらが選ばれているかはLED2・LED3で確認できます。
● 位置パルス作成回路
サーボの位置を指定するサーボ信号を生成する回路です。
サーボ信号は20mSecごとに位置情報を発信するパルス信号なので、まずはタイマーIC 555で約50Hz(20mSec毎)のタイミングパルスを生成します。
その20mSecタイミングごとに、C-MOSワンショットIC 74HC221でサーボ位置信号を生成します。
サーボの位置決めには1.5mSec幅を中心とした±1mSec(180度の場合)のパルス信号、すなわち0.5mSec〜2.5mSecのパルスを生成すればいいので、抵抗・コンデンサの定数はその範囲の信号を作れる値とし、今回は少し幅を広い目に約0.35mSec〜3mSecの間の信号を発生できます。
(サーボは機械的な限界以上には回りませんので注意してください)
A側・B側それぞれVR2・VR1で位置を調節できます。
この74HC221のワンショット回路は選択ラッチ回路の出力によりA側またはB側のいずれか一方のみ作動し、反対側はリセットされた状態で動作しません。
2つのタイミングパルス出力はSD1・SD2でダイオードORされ、実際にパルス出力されているほうの信号がサーボに出力されます。
● 電源回路
特に電源の指定(電池を使うとか)が無かったため、サーボと74HC系のICが動作する電圧4.5〜6Vの直流電源を接続してください。
全体としては部品数も少なく、「トイレットペーパーの芯」くらいのサイズには余裕で収まるはずです。
お返事 2012/1/12
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投稿 1/13 |
ご多忙の中、
回路図アップしていただき、誠に有り難うございます。<(_ _)>
頂いた回路図を最大限生かせるようがんばります。
えんげる 様
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追加 注意 |
無線モジュールNVT100・NVR100は既に生産終了品(会社自体存在しない)のため現在は入手できません。
代替として最近のロボット・マイコン・計測用無線通信技術などでよく使われる超小型ZigBee無線モジュール TWE-Lite(トワイライト)などはいかがでしょうか?
条件にもよりますが最大1Km!?も電波が飛びますし、上級者なら無線モジュール自体にプログラムを書き込むことで周辺にマイコン基板などを接続せずに単独で様々な用途に展開することも可能です。
電子工作用途であれば、DIPサイズ基板に必要なものが実装されていてカンタンに扱えるTWE-Lite DIPはごく普通の電子部品感覚で使えて便利です。
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ELEKITのキットのサポートをしてください!
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この度、初めて電子工作をしました。
EK-Japan のPS-3242を複数台(10以上)設置しすべての通過者の合計を、同PS-3245で表示させたいのです。
PS-3242のすべてのオープンコレクター出力からPS-3245のCY-INに接続すると、進入方向をカウントしているようで特定の2台のみのカウントしかできません。
1台での接続では、きちんとカウントが取れていました。
2台をつないでの進入方向を感知するものが説明書に記載がありましたが、記載された配線はしておりません。
単純にすべてのオープンコレクター出力からPS-3245のCY-INとGに接続しました。
各PS-3242には、リレー出力もあり、リレーはすべてのもので正常に作動しているようで、カチカチと反応しています。
解決策はありますか?
yamaturi 様
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お返事 |
私はELEKITの設計者でも販売者でも無いので、それらのキットの入力・出力の回路がどうなっているのか知りません。
回路図も示さずに「どうでしょう?」的な質問をする人には、どこがどうで、何をどうすればいいのかの回答はできません。
普通は、オープンコレクタの出力ならたくさん並列に繋いでも平気ですよね?
そう思われて並列に繋がれているのだと思います。
それで2個以上接続した場合に正常にカウントしないのであれば、どちらかのキットが異常なのでしょう。
でも、回路図も無い、現物も無いのに私には「●●の部品を××に変えて、回路図はこうで・・・」なんて示しようもありません。
それでは、カウンタの入力部の電圧は、正しくロジック値としてHかLを判別できる電圧範囲になっているのでしょうか?
そのあたりをテスターで測って調べてみてください。
光センサー基板を1台から何台も繋いだそれぞれの状態のとき、また正常にカウントする時としない時とか、それらの電圧値が正常化どうか調べたら、そこから何か見えてきませんか?
何か見えたら、それを改善する方向を考えてみてください。
てっとり早く、オープンコレクタ出力を並列にするのではなく、せっかくリレーが付いているのですからリレー接点を並列にしてカウンタのスイッチ入力につないでしまうのでもいいのでは?
リレーがカチカチ鳴ってるのなら光には反応しているはず、そしてその接点を並列に繋ぐなら何100個繋いでも、どれかが反応すればカウンタは計数するはず、・・・全ては「はずはず」ですが、それで異常が起きる原因は想像できません。
それこそ、カウンターキットの入力部が何か特殊な入力で、そういうふうに接点を沢山つなぐと何か不具合が起きるような回路図になっているとかでもなければ。
お返事 2012/1/10
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HT7750Aの出力電圧変更
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HT7750Aの出力電圧変更について。
ネットで検索していたら、HT77xxの出力電圧を変更する方法がいくつか紹介されているのに目が留まります。
2つの方法が見つかりますが、一方は若干問題のある方法でしたので、それを解決する方法を考え、回路を組み特性を測定してみました。
まだ満足な特性が得られていませんが、ご参考になれば幸いです。
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo.php?p=log&lid=263510
jr7cwk 様
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お返事 |
HT77xxは便利ですね。
LEDランプの改造用に組み込んでいる人も多いようですし、もしその改造の発展で2〜3灯直列使用用の定電流ドライブ回路なんかも作れると面白いかもしれませんね(^^;
お返事 2012/1/9
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電圧計を抵抗計にする?
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電圧計を抵抗計にするにはどうしたらよいですか?精度はそんなに要らないです。安価にするために100円ショップの電池チェッカーの電圧計を利用しようと考えています。
とっしー 様
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お返事 |
抵抗計などに使用するメーターは電圧計ではありません。電流計を使用します。
100円ショップの電池チェッカーからメーターを取り出して使う場合は注意してください。
今回は特に精度を求めず、「xxxΩという抵抗値を知りたい」という使い方ではなく、抵抗が有るか無いかや、抵抗が大きいか小さいか程度しか見れなくても良さそうなご依頼ですから、厳密に数値を測れるような抵抗計で無くてもいいですね。
これで「抵抗計」は作れます。
※ 各半固定抵抗は抵抗値0に回して測定端子をショートすると焼けます。そういうところの保護回路はなしの回路図です。
お使いになられるメーターが果たして何μAフルスケールの品か、また内部抵抗が何Ωの品かなど、情報が全くありませんので詳しく抵抗値をお教えすることはできません。
お手元のメーターにあわせて、適当に数百Ω〜数十KΩ程度の半固定抵抗を組み合わせて、ご自分の測りたい抵抗値の範囲でご自分のお好みでメーターの針が振るように、ご自分でカットアンドトライしてください。
尚、100円ショップの電池チェッカーに使われているメーターには、ある程度の電流までは全然針が動かず、ある点で急にビュンと大きく振れて、またその少し先からはあまり動かないという、電圧・電流・抵抗のどれかでも測定する用途にはほとんど使い物にならないメーターが入っている商品もありましたから、100円ショップで手に入るメーターはあまり信用しないほうがいいですよ。
お返事 2012/1/5
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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鉄道模型で、VVVF風の音が出るパワーパックの製作方法(その2)
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Nゲージ(鉄道模型)の駆動用モーターから本物の鉄道などに使われているVVVFインバーターっぽい音を出す回路を教えてください
出来れば小田急電鉄の1000系のような音が出るような回路を教えてください
(匿名希望) 様
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お返事 |
過去に全く同じ内容の投稿が来ていますので、「鉄道模型で、VVVF風の音が出るパワーパックの製作方法」をご覧ください。
お返事 2012/1/5
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模型電車を両端のA−B駅で自動で止め、再出発させる回路
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電車模型を再出発させるのに悩んでいます。
単一電源12Vで切替スイッチは日本開閉器WT−28AT(<ON>OFF<ON>)2極双投6端子タイプ)を使用し、電源のプラスマイナスを切替えることでモータを正転(前進)/逆転(後進)させ動かしています。ここで2つの駅の間を行き来させたいのですが、駅にはそれぞれ到着検出スイッチ(オムロンSHL−W255)を設置し、電源を遮断し電車を止めたのですが最初の到着では電車が止まりますが、その後スイッチを切替えても動きません。電源が遮断されたままになっているので再出発できません。ラッチングリレーなど使えば電源復帰できそうですが、自分の頭も電車も立往生になってしまいました。アドバイスをお願いします。
林 様
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お返事 |
もしかして・・・駅に設置したリミットスイッチ(SHL-W255)で12Vの電源または列車への供給経路自体を切ってしまっているのですよね。
それだと一旦どちらかの駅で列車の到着でスイッチが切れたら、列車がその位置に止まっている限りは電源が永久に切れたままで微動だにしないですよね。
※ 配線によっては、図とは左右が逆(電源側と線路側が逆)の場合があります
これでは走行方向のスイッチを反対向きに出発させようと切り替えてもピクリとも動きません。
それと・・・まぁ余談ですが「ラッチングリレー」とかいう単語が出てきますが、もしかしたら似た回路や用途でどこかでそういう部品を使う例とかが出ていて、それを参考にしてみたけれどもうまくゆかなかったとか?
● 線路は単線で、両端のA−B駅間を往復運転させたい
(円形のレールをぐるぐる回るのでは無い ← ここ重要)
● 終端駅に着いたら(スイッチの位置で)自動で止まる
● 列車の走行方向スイッチを反対にしたら、発車できる
という機能を実現できればいいので、今お持ちのスイッチ3個だけで、配線を変えるだけでできます。
実は、走行方向を切り替えるスイッチが日開のWT-28ATみたいなオルタネート(倒すとロックする)タイプではなく、手を離すと中央に戻ってしまうようなモメンタリータイプだと何らかのラッチ機構でも作らないと、スイッチを手で倒している間しか列車は走らないので面倒ですが、今回使われているスイッチは普通に「片側に倒したら、手で中央に戻すまでは倒れたまま」のようなので操作も回路もカンタンですね。
目的を達成するのに使う原理は、進行方向を切り替えるスイッチの所で、進行方向ごとに違う電気の経路をリミットスイッチで必要方向だけ切るという方法です。
右図のように、方向スイッチによって選択される回路の中で、正転のときだけ切り替えられる側と反転のときだけ切り替えられる側の各配線にだけ、その方向への列車の走行を止めるリミットスイッチをとりつけます。
※ 配線によっては、図とは左右が逆(電源側と線路側が逆)の場合があります
これで、正転の時には正転方向の駅にとりつけたリミットスイッチで自動停止・反対向きに逆転発車する時には電流は流れる、逆転の時には逆転方向の駅にとりつけたリミットスイッチで自動停止・反対向きに正転発車する時には電流は流れるようになります。
このようなスイッチ回路は、列車の往復だけではなく、モーターとギアーで動かす踏み切りのバーとかみたいに、スイッチで動く方向を変えてある地点でモーターを自動停止させるような機械によく使います。
まぁ、踏み切りの場合は日開WT-28ATみたいなスイッチではなく「列車の接近で働くリレー」で動作方向を切り替えるのですが。
よく似た装置の話では「リミッターつき、モーター制御回路」でも取り扱っていますが、あちらでは質問者の方から細かな説明は無かったですがトグルスイッチでも「モメンタリースイッチ」であろうという事で、デジタル回路でラッチ回路を作って対応しています。
ICを何個か使って回路も複雑ですが、今回のご説明のような「オルタネートタイプ」のスイッチだとほかに電子回路も必要なくてとてもカンタンでいいですね(^^;
お返事 2012/1/2
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投稿 |
あけましておめでとうございます。
動かない原因はご指摘の通りでした。
早々に変更してみます。
また何かありましたら相談に乗って下さい。
ありがとうございました。
林 様
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お返事 |
あけましておめでとうございます。
部品の追加や、回路の製作の必要が無いので、楽に変更はできると思います。
お返事 2012/1/6
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整流器を探しています
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整流器とゆう電装部品で困っています。
ネットで情報を探していてコチラのサイトにたどりつきました。
お知恵をお貸しいただければと思い投稿いたしました。
25年程度経過した除雪機でハーネスに使われていた整流器とゆう部品がパンクしてしまいました。
メーカーは三菱農機(OEMでフジイコーポレーション製造)でMSR701とゆう機種です。
販売店に補給部品を問い合わせたちころ「その頃のモノの部品は、すでに供給していません。」との回答でした。
この整流器がないとエンジンで発電された交流電流を直流に変換してバッテリーに充電できないので放電を繰り返すだけでバッテリーが上がってしまいます。
バッテリーは、12Vです。パンクした整流器は「ED 0010」とあり、
○の中にMのマーク(会社のロゴ?)が書かれていて別に「661」と書かれています。
同じ部品の入手は、不可かもしれないですが、同等品など現在でも入手は可能でしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、お知恵を拝借できればと思います。
お願いいたします。
kuroken 様
※ 入力されたメールアドレスではエラーとなりメールをお届けできませんでしたので、無メールの名前色とさせていただきました。
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お返事 |
ちょっとその型番らしい数字等の情報では、該当する部品がみつかりません。
一般的な整流器なら今手に入るのは「整流用シリコンダイオード」や「ダイオードブリッジ」です。
その整流器の端子が2本なら普通に整流用ダイオードで代替できますし、4本ならダイオードが複数中に入って組み合わさった部品のダイオードブリッジを使用します。
小型の農耕用エンジンからバッテリーの充電用ならそれほど大電流用のものでなくても構わないと思うので、余裕をもって大きめのものでもこういう部品(300V[max1000V]/50A)やこういう部品(400V/25A)で対応できるのではないでしょうか。
もっと小電流用でもいいなら安くてこういう部品(600V/4A)やこういう部品(600V/2A)もありますが、元の部品がどういう規格のものかや、その除雪機に使われている発電用コイルの定格・回路図なども無いので具体的にどの部品に交換すれば絶対に大丈夫とはネットで言葉(文章)だけで伝えられた情報からは特定できません。
もしかしたら、もっと小さな部品でもよかったかもしれませんが、まぁ大は小を兼ねるという事で。
エンジン部品の場合「レクチファイヤー」を日本語で「整流器」と表記する場合があるそうです。
レクチファイヤーは確かにエンジン発電機で発電した交流を直流に整流する部品で、中にダイオードが6本入っています。(3相コイル用なら)
もし必要な部品がレクチファイヤーなら、他の農耕機械エンジン用のレクチファイヤーが使えるかもしれません。
定格などが不明ですが、似た大きさのエンジンのものを探すのも手かもしれません。
お返事 2012/1/2
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投稿 1/4 |
お忙しいのにすばやいレスありがとうございます。
教えていただいたパーツ、早速試してみます。
ありがとうございました。
kuroken
kuroken 様
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